世界を渡る私のストーリー

鬼怒川 ますず

無力な万能を持つ支配者1

転生者の人生が決して晴れやかなものではないのは誰でも知っているはずだ。

それでも苦難上等、乗り越えて高みを超えるのが主人公だ。
誰もがそうなんだろう。
誰でもそうなんだろう。


その誰でもという括りに俺は入らないがな。






この俺がクソみたいに下らない私怨で殺された後に転生した世界。

そこは何千年も種族間で戦争を起こしている不毛の世界だった。

俺は中坊の頃に読んだ小説で転生チートなんてものを思い出し、それがあまりにもバカバカしくて幻想抱きすぎの大馬鹿野郎が書いたものだと罵ったが、こうも現実で体験してしまうとそれを訂正しなけばならない。



あの著者達の想像力はすごい、それを形にするなんてとてもすごい、と。

ただの人として転生した俺は、転生してすぐにそんな夢を抱かせた彼らを恨むが。

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