世界を渡る私のストーリー

鬼怒川 ますず

カードの館の人形姫3



私はついに大魔導師との勝負に勝った。


勝った遊戯はチェス。
12458手で決まった


それは私が神の与えた幸運を超えた存在になったという証明だった。
正直、その時の私は嬉しくって舞い上がっていた。
逆に大魔導師は私の勝利に心から喜び、拍手をしつつ涙も流してくれた。
喜ぶ大魔導師に喜び、大いに感謝した。



「ご主人様!私は神を超える存在になりました!」

「あぁ、すごいなヴィヴィーラ。まさか本当に成し遂げてくれるとは…」

「これも全てご主人様のおかげです!私を作ってそれ以上の存在へと昇華させてもらえた…!ご主人様が望んだ通り『幸運』という絶対ルールに勝ったのです!」


大魔導師はニコリと笑って私の手を握ってくれた。
その手は、何故か少しだけ冷たかった。

気のせいだろうとその時の私は気にしなかった。

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