四獣神
第3話 教える立場って難しい
先日、俺が担当するクラスが決まった事を報告にレヴィアが来た。
軍特進とか言ってたがまぁ、白なら大丈夫だろ。スキルもそうだし、レベルもだしであのモヤシ共に負けるはずがない、ということで前もって準備していたので荷物を持って出かける
余談だが、しっかり鍵をかけたか忘れたので確認しに戻ったことにより馬車に遅れそうなった。いやぁー家出るときってよくあるよね。
ガタッガタッ
「相変わらず馬車の移動で尻がいたくなるな、街道で揺れも少ないがそれでも痛くなるとは...技術革命でもおこそうか?いやでもな...」
「相変わらずぶつぶつうるさいわね、もうすぐ着くんだから我慢しなさいよ。確かに、痛くはなるけどさ...」
レヴィアが言ったと同時に御者台から
「旦那方見えてきましたぜ、王都《グランアルト》が。」
「ほいっありがとさん、お礼として金貨5枚あげるよ。」
「だっ旦那!いくらなんでももらえねぇです。こんな大金!」
「大丈夫だ、それで奥さんや子供に服でも食事でもつれてってやれ。」
「旦那...ありがとうございます。またのご使用をお待ちしております!」
いやーいいことはするもんだね。白金貨1枚分の金はあるからあれくらいどうとでもない。しかし...金持ってきすぎたか?値段を見る限り銀貨30枚とかそこらなんだけど...
「そういやレヴィア、王都に来たはいいが学校の講師になるとしても明日だろ?何かいい宿屋ないか?」
「はぁ?何言ってんのよ。白ちゃんをここいらの宿屋に泊まらせる気?確かにお城付近は良いのあるけど、あなた私がどこに住んでるかお忘れで?」
「...王都から少し離れた湖の家です。」
そうこの女は景色が良いところじゃないと嫌!と不動産にいい、《ルーン湖》のそばに特別に建ててもらったというのを仕事仲間から聞いた。ちなみにルーン湖と普通の湖っぽい名前だが、実は魚が大量にいることから野生の動物や魔物たちの餌になるので危険地帯として有名だ。
「ん?おーい!レヴィアー!」
「げっ...」
「呼ばれてるが行かないのか?」
「いいのよ、あんな変態は。」
「変態とは失礼...」ツルッ
《《あ》》
ムニュ
「きゃーー!憲兵さん!変態です!胸を揉んできました!」
「待ってくれ!誤解だ転んだ拍子に触っただ...」
「署まで来てもらおうか。」
「不可抗力だ~!」ズルズル
「ねっ?」
「あぁあれとは関わりたくない、下手したら俺たちもつれてかれるかもしれん。」
どこぞのラッキースケベ野郎と同じだが、実際に会うと関わりたくないという気持ちがでてくる。無関係を装わなければこちらに災難がふりかかる。そう思った朱雀だった。
「よしついたわよ、まぁ何もないからお茶くらいしかだせないけどね。」
「いやそれはありがたいんだけどさ、やっぱりこれ少しという距離じゃなくね?」
身体能力上昇のバフをかけて20分でついた、しかし身体能力上昇と生身では結構違うのだ、先ほどは20分と言ったが、普通に行くとなると3時間かかる。しかもだ、魔物との戦闘を考慮すると4時間かかる。
...絶対遠い。
「そんなことはどうでもいいのよ、ついでに魔力が上がるからいいじゃない。それより、釣りしてきてくれない?ここの魚美味しいから。」
「...まぁ確かにそろそろ昼飯時だからな、白ついてくるか?」
「...行きます!」
 
絶対尻尾あったらぶんぶん回してる。そのうち獣化の魔法覚えさせてみようかな?けどな~あれ失敗すると全身獣化するから、魔力制御から始めるか。
と考えながらルーン湖へ向かう。
「餌をつけて...っとさてとノルマは15匹辺りにしますかね、白も釣りするか?」
「やってみたいけど...」
「けど?」
「餌がダメです...」
あ~大体女ってウネウネしてるの苦手らしいからな、
...あいつは例外だけど。
「あら?誰かに噂されたような感じがするわね。」
まぁあいつは置いといてだ。
「つけてあげるから、ほらおいで。」
「ありがとう、お兄ちゃん♪」
可愛いすぎて倒れそう、って危ない!針が刺さりそうになった、あぶなかったわ。
「って俺の釣竿がすごい逆U字になってるんだけど!?なんで折れないの!耐久度高くない!?」
「朱雀さん!早く引っ張らなきゃ今日のお昼ご飯が無くなっちゃうよ!」
「ハッ!そうだったな、ここはいっちょこうしますかね。」
釣竿を引きながら魔力を練る、何気にすごいことをしてるがそれに気づかずに今度は形を決めていく。
(高度に高めた魔力は触れるようになると青龍に聞いたことがある。だから網目状にして、魚の下に轢く感じにすると...)
「よし!白この糸を引くぞ!これで魚が大量に手にはいるぞ!」
「わかりました!引きましょう!」
どこぞの昔話みたいな絵面に鳴ったがどうでもいいのだ飯が手にはいればそれでいいのだ。
ザッバーン!
大量にいると思ったら体長20m位の魚が釣れました。
「貴方たちねぇ...湖の主がなぜ釣れたのか教えてちょうだい。」
「いや普通に餌垂らして待ってたら釣れた。」
「はぁ、まぁいいわ。今日は海鮮丼にしますからね、晩にもでるから飽きたなんて言わないわよね?」
「言わね「言いません!」...」
「そう?じゃあ刺身にしましょうか、余りは氷室にでもいれときましょうか。」
さすがに氷室に入らなかったので、孤児院の子供たちに海鮮丼を食べさせた。
「さぁて昨日は色々とあったが、何はともあれ今日は初めての講師と生徒だ、クラスに印象を残すために頑張りますかね。」
「はい!」
「虐められたりしたら言えよ?」
「わかりました!」ビシッ
「よろしい、校長に挨拶したらクラスに行くか。」
そう言いながら校長室につくと、扉をノックして
「軍特進クラスに配属される担任、朱雀です。」
「お、同じく軍特進クラスに配属される白です!」
「入りたまえ。」
そう言われ中に入る。
ガチャ
「いやぁ~今日は来てくださりありがとうございます。軍特進のクラスは、俺たちは特別なんだ!ということを聞かなくて生徒指導の先生に任せましたが、あれは無理ですと半日もせずに帰って来ましたので、なので出来る限りのことはするつもりですのでよろしくお願いいたします。四獣神朱雀殿。」
「それはいいんだが、どこで四獣神とわかった?」
「レヴィアが酒を飲みながら〔スーちゃんに任せれば安心よ、なんたって四獣神だからね~〕と。」
あいつしばくか、できるだけ知られたくないと言っておいたにもかかわらずにか。
「まぁ分かりました、では軍特進クラスに行ってきます。」
「くれぐれも騒ぎを起こさないでくれ。そこのシロちゃんもしっかり止めさせてね。」
「はい!」
「元気がいいね。元気があることは良いことだよ。」 
ガチャ    バタン
「ふぅーやっとおかえりになられたか、死ぬかと思ったよ。」
「まぁまぁ、彼に任せればたいていは良いことに終わると彼女から聞いていますし、ここは彼に任せましょう。」
「そうだな、では私はちょっと見回って「...」っていうのは冗談で、書類確認等をしときます。」
彼女を怒らせたら私が延々と説教されるからな。
さてと、校長に挨拶は終わったから教室に向かっているけど、隣で白が小刻みに震えている。...緊張してるのか?
「...白、お前は誰にでも優しく接してるからすぐに友達なんかできるさ、だからそんな緊張するな。」
「朱雀さん...ありがとう。」
「良いってことよ、可愛い俺の妹だからな。」ナデナデ
「お兄ちゃん///」
「はいそこー、もう教室前だからイチャイチャしないの。」
「はいよ、それじゃいっちょやりますか。」
「はい!」
ガラッ
「いようお前ら、初めまして俺が新しく配属された担任朱雀だ、よろしくな!」
「あんた、なんでそんなにテンションが高いのよ。」
「朱雀さんの妹白です。皆さんと友達になれたらいいなと思ってます。よろしくお願いします。」ペコ
「軍特進のまとめ役、レイシス・フォン・クロードです。よろしくお願いします。」
「魔法特進のまとめ役、クロエ・フォン・クロードです。よろしくお願いします。」
「二人って兄妹?」
「はい、私レイシスが兄で。」
「私が妹です。」
以外!それは、兄妹!というより、
「身長のせいで逆に見えるんだけど...」
「それは遺伝的な問題なので何も言えませんが、貴方クロエを怒らせましたよ?妹は身長が高いのがコンプレックスなので。」
「...先生、次の授業が実践なのでそこでお話をしましょ?」
白とレヴィア以外が思う。あいつ死んだなと...なぜなら軍特進ではレイシスが1番強いが妹のクロエの方が強いということを皆知っているからだ。
そんな事を露知らず、朱雀は
「おっ!早速実践か~ありがとなレヴィア。」
「はぁ~、訓練場壊さないでよ?ほら白ちゃんからも。」
「気をつけてね?」
「は~いよ。」
「さてと移動してきたはいいが、妹だけでやるの?」
「何か問題でも?」
「いんや、特になにも。...では10%位でいいかな。」
「その余裕っぷりを破壊してあげますわ。」
「は~い、皆魔力障壁と物理障壁を貼ってね~?死にたいならそれでいいけど。白ちゃんは私が守るから好きなだけ見てていいわよ?」
「ありがとうレヴィアさん!」
あいつら魔力障壁と物理障壁貼って無いけど流れ弾当たっても知らんぞ?(レヴィアを除く)
レヴィアが息を吸い込み言う
試合開始!
えっ?ちょっと待ってそういえばで思い出したけど、お話するんじゃ?
とか考えてる内に相手の魔法が放たれる。
「火炎大魔球!」
「霧散せり」
「水爆陣!」
「おいおい、そんな遅いのじゃあたらんぞ?」
「かかったわね!融合魔法エクスプロア!」
避けたところに爆裂魔法系統を放つとわやるな、だがしかしだ、お前は死刑だ。レヴィアによって守られているとはいえ、妹のいるところに誘導し、爆裂魔法系統を放つとわ
「あっ、待ってスーちゃん!」
「見せてやろうこれが融合魔法の本当の使い方だ。」
パンッ
と手を合わせた瞬間30を越える爆裂魔法を展開し、さらにこれまた30を越える暗黒魔法と思われるものを展開、そしてそれらを一瞬にして混ぜ合わせ圧縮する。
「久々に魔法名を言うか...神力怒粉砕因みにかすりでもしたら存在そのものが消えるから。」
そんな事をさらっと言う。エクスプロアなどなかったかのように飲み込み、クロエへと向かう。誰もが死んだと確信した時、白は気づく。
「あれ?朱雀さんは?」
「あ~あいつは多分クロエの方にいるよ、だってあれ受け止めれるの四獣神だけだから。」
《えっ?!》
(あぁ、確かに狙ってやったとはいえ軽い気持ちで考えてたのが馬鹿みたい、だって確定で死ぬんだもん、逃げ場など無い、破壊のエネルギーが私に向かってくる。)
「はい!反省したなでは、これから気をつけて接しろよ?白に傷でもつけたらこれをまたくらわすから。」
白い閃光が辺りを照らし出す、...クラスの皆は彼女が死んだことを確信していたが、閃光が止むと朱雀に抱きついて泣いている姿が見られた。
白は、抱きついている姿を見ると走りだし、抱きつくと
「お兄ちゃんは、私の!」
傍から見ると微笑ましいが、疑問が残る。
「貴方どうやったら無傷でいられるのですか?」
「スキル確率操作の力でただの閃光になるように操作しただけだ。」
「まぁでも10%って言ったけど、18%出しちゃったからな~まぁ怖い思いさせて悪かったな今度、友達が経営してるスイーツ・トラストに連れてってあげるからそれでチャラにならないか?」
「えっ?あれで18「えっ!?スイーツ・トラストってあの王都の有名店のスイーツ・トラストですか?!」か...」
「そうそう毎年10白金貨渡してるからその分無料。」
「分かりました!シロちゃんも行く?」
「行きます!」ブンブン
とうとう尻尾の幻覚が見えてきました...
練習?が終わり戻るとレヴィアにこっぴどく説教されました...お前も連れてってあげるからと説得という名の誘惑を言うと笑顔になり
「たらふく食べてやるんだからね。」
と言ってきたが、ばくばく食べると太るぞと心の中で言ったら久しぶりに般若を見た。
そのあとレイシスたちの魔法状況を見たり、精神修行の様子を聞いたりと平和に過ごした...ほんとだぞ!?
さてさて、次はレヴィアのターンという事で、黒板にすらすらと魔術式を書いていく。魔術の説明と白は、キラキラしてたが眠いとしか言えないんだが良く眠くならなねぇな~。
「さてと、今日の授業はここまで、明日を楽しみに待ちなさい。」
「...」スヤァ
「あんたは起きなさい、全魔法が使えるとしても担任だから寝るな。」ベシッ
「...」スヤァ
「...白ちゃんがスカートを降ろしてるわよ。」
「はい!目が覚めました。大丈夫か!」
「はい職員室行きましょうね。」
「うわぁ~、は~な~せ~!」ズルズル
(威厳ないな~。)
白以外の全員が思った。
「あっ私、先生に魔力伝達の説明聞きそびれたから聞いてくるね。」
「気をつけてね~。」
クロエが追いかけると何故かレヴィア先生をお姫様抱っこしてる朱雀をみつける。
(えっ!?なんでお姫様抱っこされてるの?羨まs...っていうのは冗談で本当になんで?)
そう考えてると保健室に入る。足音をたてずに近づき聞き耳をたてると...
『お前、いい年こいて無茶するから足首捻るんだよ自業自得だ。』
『だからってお姫様抱っこはないでしょ!』
『なんだ?じゃあおんぶの方が『もっと嫌よ!』...どうしろと?』
どうやら健全のようだとほっとする。去ろうとすると
『入ってこいよクロエ。』
『えっ!?』
 「えっ!?」
なんでばれた?それよりもなぜ自分だと気づいたのかと思ってると、
ガラッ
「ほらっ当たった。」
「「...マジですか?」」
「そういやクロエ、家にくるか?今日は鍋パしようと思ってたから人数欲しくてな。」
「えっ?あっはい行きます。」
「じゃあレイシスも呼んどいてね~。」
何事もなく職員室で書類整理をして帰る。何故かレヴィアのやつを手伝わされた。
職員玄関を出ると白とレイシス、クロエが話し合っていた。内容は鍋の具材についだと後から本人に聞いたが、それはおいといて
「は~い集まってるみたいなので俺に触れてくださいそうしないと置いてかれますから。」
ペタッ
「さてといっちょいってみよう。」
エクスプローラ
ティウンティウンという効果音と共に家につく。
「さてと今日は、フグ鍋、キムさん鍋、等の鍋がでるから楽しみにしとけよ?因みにクロード家には連絡入れといたから泊まって言ってもいいぞ?転移魔法があるしな。」
トントンっとリズミカルに音がなる。白は皿を出し、レヴィアは水を出す。(純魔法産)レイシスとクロエは野菜を切ったり、鱗を取ったりした。
午後18時43分
計4つの鍋が並ぶ。
「さてとできたから食べますか。」
《いただきます。》
途中辛くて悶えてた者がいたが久しぶりの大勢での食事は楽しかったと思う朱雀だった。
食べ終わった後、レイシスと台所で鍋を洗ってると女性陣の声がたまに聞こえてくる。内容はよくわからなかったが、凄く色気のある声が聞こえてきてレイシスがもんもんしてると気づき、耳栓をそっと渡す。
レイシスはそれに気づき、俺たちは握手をした。
どうも皆さんこんにちは、最近寒くなり仕事等以外は家にこもってる作者の狗井 ケモケモです。
書き終わった後に気づいたのですが、あのラッキースケベ野郎の名前を出し忘れました。ちゃ、ちゃうねん!気づいたらホントにあれだけの登場だったんや!
とボケはここまでにして、次回予告でも挑戦します。
魔法学校に入り、そうそうに色々とやった朱雀。
白の制服姿+笑顔で出血多量で死にかける人が続出?!皆が倒れていくなか空から人が!次回
親方!空から人が!
怒られそうな雰囲気ですが大丈夫だ問題ない。嘘も含まれてますので注意。7000字程度を目指してるので長いわ!と思っても許してください!なんでもはしないけど!それでは、次回もお楽しみに!さて次回もお仕事、お仕事♪
軍特進とか言ってたがまぁ、白なら大丈夫だろ。スキルもそうだし、レベルもだしであのモヤシ共に負けるはずがない、ということで前もって準備していたので荷物を持って出かける
余談だが、しっかり鍵をかけたか忘れたので確認しに戻ったことにより馬車に遅れそうなった。いやぁー家出るときってよくあるよね。
ガタッガタッ
「相変わらず馬車の移動で尻がいたくなるな、街道で揺れも少ないがそれでも痛くなるとは...技術革命でもおこそうか?いやでもな...」
「相変わらずぶつぶつうるさいわね、もうすぐ着くんだから我慢しなさいよ。確かに、痛くはなるけどさ...」
レヴィアが言ったと同時に御者台から
「旦那方見えてきましたぜ、王都《グランアルト》が。」
「ほいっありがとさん、お礼として金貨5枚あげるよ。」
「だっ旦那!いくらなんでももらえねぇです。こんな大金!」
「大丈夫だ、それで奥さんや子供に服でも食事でもつれてってやれ。」
「旦那...ありがとうございます。またのご使用をお待ちしております!」
いやーいいことはするもんだね。白金貨1枚分の金はあるからあれくらいどうとでもない。しかし...金持ってきすぎたか?値段を見る限り銀貨30枚とかそこらなんだけど...
「そういやレヴィア、王都に来たはいいが学校の講師になるとしても明日だろ?何かいい宿屋ないか?」
「はぁ?何言ってんのよ。白ちゃんをここいらの宿屋に泊まらせる気?確かにお城付近は良いのあるけど、あなた私がどこに住んでるかお忘れで?」
「...王都から少し離れた湖の家です。」
そうこの女は景色が良いところじゃないと嫌!と不動産にいい、《ルーン湖》のそばに特別に建ててもらったというのを仕事仲間から聞いた。ちなみにルーン湖と普通の湖っぽい名前だが、実は魚が大量にいることから野生の動物や魔物たちの餌になるので危険地帯として有名だ。
「ん?おーい!レヴィアー!」
「げっ...」
「呼ばれてるが行かないのか?」
「いいのよ、あんな変態は。」
「変態とは失礼...」ツルッ
《《あ》》
ムニュ
「きゃーー!憲兵さん!変態です!胸を揉んできました!」
「待ってくれ!誤解だ転んだ拍子に触っただ...」
「署まで来てもらおうか。」
「不可抗力だ~!」ズルズル
「ねっ?」
「あぁあれとは関わりたくない、下手したら俺たちもつれてかれるかもしれん。」
どこぞのラッキースケベ野郎と同じだが、実際に会うと関わりたくないという気持ちがでてくる。無関係を装わなければこちらに災難がふりかかる。そう思った朱雀だった。
「よしついたわよ、まぁ何もないからお茶くらいしかだせないけどね。」
「いやそれはありがたいんだけどさ、やっぱりこれ少しという距離じゃなくね?」
身体能力上昇のバフをかけて20分でついた、しかし身体能力上昇と生身では結構違うのだ、先ほどは20分と言ったが、普通に行くとなると3時間かかる。しかもだ、魔物との戦闘を考慮すると4時間かかる。
...絶対遠い。
「そんなことはどうでもいいのよ、ついでに魔力が上がるからいいじゃない。それより、釣りしてきてくれない?ここの魚美味しいから。」
「...まぁ確かにそろそろ昼飯時だからな、白ついてくるか?」
「...行きます!」
 
絶対尻尾あったらぶんぶん回してる。そのうち獣化の魔法覚えさせてみようかな?けどな~あれ失敗すると全身獣化するから、魔力制御から始めるか。
と考えながらルーン湖へ向かう。
「餌をつけて...っとさてとノルマは15匹辺りにしますかね、白も釣りするか?」
「やってみたいけど...」
「けど?」
「餌がダメです...」
あ~大体女ってウネウネしてるの苦手らしいからな、
...あいつは例外だけど。
「あら?誰かに噂されたような感じがするわね。」
まぁあいつは置いといてだ。
「つけてあげるから、ほらおいで。」
「ありがとう、お兄ちゃん♪」
可愛いすぎて倒れそう、って危ない!針が刺さりそうになった、あぶなかったわ。
「って俺の釣竿がすごい逆U字になってるんだけど!?なんで折れないの!耐久度高くない!?」
「朱雀さん!早く引っ張らなきゃ今日のお昼ご飯が無くなっちゃうよ!」
「ハッ!そうだったな、ここはいっちょこうしますかね。」
釣竿を引きながら魔力を練る、何気にすごいことをしてるがそれに気づかずに今度は形を決めていく。
(高度に高めた魔力は触れるようになると青龍に聞いたことがある。だから網目状にして、魚の下に轢く感じにすると...)
「よし!白この糸を引くぞ!これで魚が大量に手にはいるぞ!」
「わかりました!引きましょう!」
どこぞの昔話みたいな絵面に鳴ったがどうでもいいのだ飯が手にはいればそれでいいのだ。
ザッバーン!
大量にいると思ったら体長20m位の魚が釣れました。
「貴方たちねぇ...湖の主がなぜ釣れたのか教えてちょうだい。」
「いや普通に餌垂らして待ってたら釣れた。」
「はぁ、まぁいいわ。今日は海鮮丼にしますからね、晩にもでるから飽きたなんて言わないわよね?」
「言わね「言いません!」...」
「そう?じゃあ刺身にしましょうか、余りは氷室にでもいれときましょうか。」
さすがに氷室に入らなかったので、孤児院の子供たちに海鮮丼を食べさせた。
「さぁて昨日は色々とあったが、何はともあれ今日は初めての講師と生徒だ、クラスに印象を残すために頑張りますかね。」
「はい!」
「虐められたりしたら言えよ?」
「わかりました!」ビシッ
「よろしい、校長に挨拶したらクラスに行くか。」
そう言いながら校長室につくと、扉をノックして
「軍特進クラスに配属される担任、朱雀です。」
「お、同じく軍特進クラスに配属される白です!」
「入りたまえ。」
そう言われ中に入る。
ガチャ
「いやぁ~今日は来てくださりありがとうございます。軍特進のクラスは、俺たちは特別なんだ!ということを聞かなくて生徒指導の先生に任せましたが、あれは無理ですと半日もせずに帰って来ましたので、なので出来る限りのことはするつもりですのでよろしくお願いいたします。四獣神朱雀殿。」
「それはいいんだが、どこで四獣神とわかった?」
「レヴィアが酒を飲みながら〔スーちゃんに任せれば安心よ、なんたって四獣神だからね~〕と。」
あいつしばくか、できるだけ知られたくないと言っておいたにもかかわらずにか。
「まぁ分かりました、では軍特進クラスに行ってきます。」
「くれぐれも騒ぎを起こさないでくれ。そこのシロちゃんもしっかり止めさせてね。」
「はい!」
「元気がいいね。元気があることは良いことだよ。」 
ガチャ    バタン
「ふぅーやっとおかえりになられたか、死ぬかと思ったよ。」
「まぁまぁ、彼に任せればたいていは良いことに終わると彼女から聞いていますし、ここは彼に任せましょう。」
「そうだな、では私はちょっと見回って「...」っていうのは冗談で、書類確認等をしときます。」
彼女を怒らせたら私が延々と説教されるからな。
さてと、校長に挨拶は終わったから教室に向かっているけど、隣で白が小刻みに震えている。...緊張してるのか?
「...白、お前は誰にでも優しく接してるからすぐに友達なんかできるさ、だからそんな緊張するな。」
「朱雀さん...ありがとう。」
「良いってことよ、可愛い俺の妹だからな。」ナデナデ
「お兄ちゃん///」
「はいそこー、もう教室前だからイチャイチャしないの。」
「はいよ、それじゃいっちょやりますか。」
「はい!」
ガラッ
「いようお前ら、初めまして俺が新しく配属された担任朱雀だ、よろしくな!」
「あんた、なんでそんなにテンションが高いのよ。」
「朱雀さんの妹白です。皆さんと友達になれたらいいなと思ってます。よろしくお願いします。」ペコ
「軍特進のまとめ役、レイシス・フォン・クロードです。よろしくお願いします。」
「魔法特進のまとめ役、クロエ・フォン・クロードです。よろしくお願いします。」
「二人って兄妹?」
「はい、私レイシスが兄で。」
「私が妹です。」
以外!それは、兄妹!というより、
「身長のせいで逆に見えるんだけど...」
「それは遺伝的な問題なので何も言えませんが、貴方クロエを怒らせましたよ?妹は身長が高いのがコンプレックスなので。」
「...先生、次の授業が実践なのでそこでお話をしましょ?」
白とレヴィア以外が思う。あいつ死んだなと...なぜなら軍特進ではレイシスが1番強いが妹のクロエの方が強いということを皆知っているからだ。
そんな事を露知らず、朱雀は
「おっ!早速実践か~ありがとなレヴィア。」
「はぁ~、訓練場壊さないでよ?ほら白ちゃんからも。」
「気をつけてね?」
「は~いよ。」
「さてと移動してきたはいいが、妹だけでやるの?」
「何か問題でも?」
「いんや、特になにも。...では10%位でいいかな。」
「その余裕っぷりを破壊してあげますわ。」
「は~い、皆魔力障壁と物理障壁を貼ってね~?死にたいならそれでいいけど。白ちゃんは私が守るから好きなだけ見てていいわよ?」
「ありがとうレヴィアさん!」
あいつら魔力障壁と物理障壁貼って無いけど流れ弾当たっても知らんぞ?(レヴィアを除く)
レヴィアが息を吸い込み言う
試合開始!
えっ?ちょっと待ってそういえばで思い出したけど、お話するんじゃ?
とか考えてる内に相手の魔法が放たれる。
「火炎大魔球!」
「霧散せり」
「水爆陣!」
「おいおい、そんな遅いのじゃあたらんぞ?」
「かかったわね!融合魔法エクスプロア!」
避けたところに爆裂魔法系統を放つとわやるな、だがしかしだ、お前は死刑だ。レヴィアによって守られているとはいえ、妹のいるところに誘導し、爆裂魔法系統を放つとわ
「あっ、待ってスーちゃん!」
「見せてやろうこれが融合魔法の本当の使い方だ。」
パンッ
と手を合わせた瞬間30を越える爆裂魔法を展開し、さらにこれまた30を越える暗黒魔法と思われるものを展開、そしてそれらを一瞬にして混ぜ合わせ圧縮する。
「久々に魔法名を言うか...神力怒粉砕因みにかすりでもしたら存在そのものが消えるから。」
そんな事をさらっと言う。エクスプロアなどなかったかのように飲み込み、クロエへと向かう。誰もが死んだと確信した時、白は気づく。
「あれ?朱雀さんは?」
「あ~あいつは多分クロエの方にいるよ、だってあれ受け止めれるの四獣神だけだから。」
《えっ?!》
(あぁ、確かに狙ってやったとはいえ軽い気持ちで考えてたのが馬鹿みたい、だって確定で死ぬんだもん、逃げ場など無い、破壊のエネルギーが私に向かってくる。)
「はい!反省したなでは、これから気をつけて接しろよ?白に傷でもつけたらこれをまたくらわすから。」
白い閃光が辺りを照らし出す、...クラスの皆は彼女が死んだことを確信していたが、閃光が止むと朱雀に抱きついて泣いている姿が見られた。
白は、抱きついている姿を見ると走りだし、抱きつくと
「お兄ちゃんは、私の!」
傍から見ると微笑ましいが、疑問が残る。
「貴方どうやったら無傷でいられるのですか?」
「スキル確率操作の力でただの閃光になるように操作しただけだ。」
「まぁでも10%って言ったけど、18%出しちゃったからな~まぁ怖い思いさせて悪かったな今度、友達が経営してるスイーツ・トラストに連れてってあげるからそれでチャラにならないか?」
「えっ?あれで18「えっ!?スイーツ・トラストってあの王都の有名店のスイーツ・トラストですか?!」か...」
「そうそう毎年10白金貨渡してるからその分無料。」
「分かりました!シロちゃんも行く?」
「行きます!」ブンブン
とうとう尻尾の幻覚が見えてきました...
練習?が終わり戻るとレヴィアにこっぴどく説教されました...お前も連れてってあげるからと説得という名の誘惑を言うと笑顔になり
「たらふく食べてやるんだからね。」
と言ってきたが、ばくばく食べると太るぞと心の中で言ったら久しぶりに般若を見た。
そのあとレイシスたちの魔法状況を見たり、精神修行の様子を聞いたりと平和に過ごした...ほんとだぞ!?
さてさて、次はレヴィアのターンという事で、黒板にすらすらと魔術式を書いていく。魔術の説明と白は、キラキラしてたが眠いとしか言えないんだが良く眠くならなねぇな~。
「さてと、今日の授業はここまで、明日を楽しみに待ちなさい。」
「...」スヤァ
「あんたは起きなさい、全魔法が使えるとしても担任だから寝るな。」ベシッ
「...」スヤァ
「...白ちゃんがスカートを降ろしてるわよ。」
「はい!目が覚めました。大丈夫か!」
「はい職員室行きましょうね。」
「うわぁ~、は~な~せ~!」ズルズル
(威厳ないな~。)
白以外の全員が思った。
「あっ私、先生に魔力伝達の説明聞きそびれたから聞いてくるね。」
「気をつけてね~。」
クロエが追いかけると何故かレヴィア先生をお姫様抱っこしてる朱雀をみつける。
(えっ!?なんでお姫様抱っこされてるの?羨まs...っていうのは冗談で本当になんで?)
そう考えてると保健室に入る。足音をたてずに近づき聞き耳をたてると...
『お前、いい年こいて無茶するから足首捻るんだよ自業自得だ。』
『だからってお姫様抱っこはないでしょ!』
『なんだ?じゃあおんぶの方が『もっと嫌よ!』...どうしろと?』
どうやら健全のようだとほっとする。去ろうとすると
『入ってこいよクロエ。』
『えっ!?』
 「えっ!?」
なんでばれた?それよりもなぜ自分だと気づいたのかと思ってると、
ガラッ
「ほらっ当たった。」
「「...マジですか?」」
「そういやクロエ、家にくるか?今日は鍋パしようと思ってたから人数欲しくてな。」
「えっ?あっはい行きます。」
「じゃあレイシスも呼んどいてね~。」
何事もなく職員室で書類整理をして帰る。何故かレヴィアのやつを手伝わされた。
職員玄関を出ると白とレイシス、クロエが話し合っていた。内容は鍋の具材についだと後から本人に聞いたが、それはおいといて
「は~い集まってるみたいなので俺に触れてくださいそうしないと置いてかれますから。」
ペタッ
「さてといっちょいってみよう。」
エクスプローラ
ティウンティウンという効果音と共に家につく。
「さてと今日は、フグ鍋、キムさん鍋、等の鍋がでるから楽しみにしとけよ?因みにクロード家には連絡入れといたから泊まって言ってもいいぞ?転移魔法があるしな。」
トントンっとリズミカルに音がなる。白は皿を出し、レヴィアは水を出す。(純魔法産)レイシスとクロエは野菜を切ったり、鱗を取ったりした。
午後18時43分
計4つの鍋が並ぶ。
「さてとできたから食べますか。」
《いただきます。》
途中辛くて悶えてた者がいたが久しぶりの大勢での食事は楽しかったと思う朱雀だった。
食べ終わった後、レイシスと台所で鍋を洗ってると女性陣の声がたまに聞こえてくる。内容はよくわからなかったが、凄く色気のある声が聞こえてきてレイシスがもんもんしてると気づき、耳栓をそっと渡す。
レイシスはそれに気づき、俺たちは握手をした。
どうも皆さんこんにちは、最近寒くなり仕事等以外は家にこもってる作者の狗井 ケモケモです。
書き終わった後に気づいたのですが、あのラッキースケベ野郎の名前を出し忘れました。ちゃ、ちゃうねん!気づいたらホントにあれだけの登場だったんや!
とボケはここまでにして、次回予告でも挑戦します。
魔法学校に入り、そうそうに色々とやった朱雀。
白の制服姿+笑顔で出血多量で死にかける人が続出?!皆が倒れていくなか空から人が!次回
親方!空から人が!
怒られそうな雰囲気ですが大丈夫だ問題ない。嘘も含まれてますので注意。7000字程度を目指してるので長いわ!と思っても許してください!なんでもはしないけど!それでは、次回もお楽しみに!さて次回もお仕事、お仕事♪
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