黒衣の虹姫
Ep31
  テストが(´Д`)
「ふう、終わった終わった」
  盗賊を全て倒したティアは武器に付着した血を水魔法で洗い流していた。すると、商人の護衛をしていたパーティーのリーダーらしき男が話し掛けてきた。
「危ない所を助けてくれてありがとう。僕はクリフ・リーグレット、Cランクだ。よかったら名前を教えてくれるかい?」
「ティアレス・アークラインです、ランクはDです」
「嘘……あの強さでまだDランクなの 」
  クリフの後ろにいる魔法使いの格好の女性が驚いている。
「ああ、名前も名乗らずごめんなさい。私はマリア・ルーン、Cランクの魔法使いよ。ところで貴女、Dランクって本当?一応ここにいる6人全員Cランクなんだけどあの盗賊達はかなり手強かったわよ」
「Dランクなのは本当ですよ、ほら」
  そう言って冒険者カードを見せる。
「…………本当ね、冒険者カードは偽造不可だのも」
「あの~、少しいいですか?」
  クリフ達が護衛していた商人が声を掛けてくる。
「私、商人のベネスと申します。いきなりで悪いんですが貴女にも王都までの護衛を頼んでも宜しいですか?」
「いいですよ、盗賊退治の依頼は後は報告するだけなので。ところでこの盗賊達はどうしましょう?ギルドに持ってった方がいいですかね?」
「その方がいいのでしょうけど……馬車に死体を乗せるのは…………」
「あ、持ってくかどうかだけでいいです。自分で持っていくので」
  そう言って盗賊全員の遺体を『空間収納』で回収する。
「荷物が見当たらないと思ったら空間魔法持ちだったのか、羨ましいな」
  そう言ってきたのは大盾と剣を持ったガッシュと言う男だった。
「そうなんですか?」
「そうだよ~。空間魔法が使える人はとても少なくてアールス王国でも数えられる位の人数しかいないらしいよ~。あっ、因みに僕はレリスっていうんだ~」
  ゆったりした感じで話し掛けてきたレリスは軽装に短剣といった装備で斥候や不意討ちが得意だそうだ。人は見掛けによらないとはこの事を言うのかと思った。
  クリフのパーティーは剣士、魔法使い、重戦士、斥候の他に回復役のサーシャと格闘家のラッシュの6人で活動しているそうだ。
「それじゃあ、王都までの間宜しくね」
「はい、宜しくお願いします」
表紙が変わりました。
前の表紙の虹色の髪は物語が進んだら出てきます。
「ふう、終わった終わった」
  盗賊を全て倒したティアは武器に付着した血を水魔法で洗い流していた。すると、商人の護衛をしていたパーティーのリーダーらしき男が話し掛けてきた。
「危ない所を助けてくれてありがとう。僕はクリフ・リーグレット、Cランクだ。よかったら名前を教えてくれるかい?」
「ティアレス・アークラインです、ランクはDです」
「嘘……あの強さでまだDランクなの 」
  クリフの後ろにいる魔法使いの格好の女性が驚いている。
「ああ、名前も名乗らずごめんなさい。私はマリア・ルーン、Cランクの魔法使いよ。ところで貴女、Dランクって本当?一応ここにいる6人全員Cランクなんだけどあの盗賊達はかなり手強かったわよ」
「Dランクなのは本当ですよ、ほら」
  そう言って冒険者カードを見せる。
「…………本当ね、冒険者カードは偽造不可だのも」
「あの~、少しいいですか?」
  クリフ達が護衛していた商人が声を掛けてくる。
「私、商人のベネスと申します。いきなりで悪いんですが貴女にも王都までの護衛を頼んでも宜しいですか?」
「いいですよ、盗賊退治の依頼は後は報告するだけなので。ところでこの盗賊達はどうしましょう?ギルドに持ってった方がいいですかね?」
「その方がいいのでしょうけど……馬車に死体を乗せるのは…………」
「あ、持ってくかどうかだけでいいです。自分で持っていくので」
  そう言って盗賊全員の遺体を『空間収納』で回収する。
「荷物が見当たらないと思ったら空間魔法持ちだったのか、羨ましいな」
  そう言ってきたのは大盾と剣を持ったガッシュと言う男だった。
「そうなんですか?」
「そうだよ~。空間魔法が使える人はとても少なくてアールス王国でも数えられる位の人数しかいないらしいよ~。あっ、因みに僕はレリスっていうんだ~」
  ゆったりした感じで話し掛けてきたレリスは軽装に短剣といった装備で斥候や不意討ちが得意だそうだ。人は見掛けによらないとはこの事を言うのかと思った。
  クリフのパーティーは剣士、魔法使い、重戦士、斥候の他に回復役のサーシャと格闘家のラッシュの6人で活動しているそうだ。
「それじゃあ、王都までの間宜しくね」
「はい、宜しくお願いします」
表紙が変わりました。
前の表紙の虹色の髪は物語が進んだら出てきます。
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