黒衣の虹姫
プロローグ
「それじゃあ、これで最後だね。ありがとねぇ黒七ちゃん」
「いえいえ、それじゃあ私はこれで」
「はぁ、まさか夜まで付き合わされるとは。一通りゴミを集めて捨てる人を決めようとした瞬間に逃げるように帰る輩がいるとは」
  ため息をつきながら八色黒七は夜道を歩いていた。参加していたゴミ拾いの後処理に付き合わされた結果、夜までかかったため、帰るのが遅くなっていた。
  黒七はこれといった特徴はあまり無い。身長体重共に平均的、学力も可不可なくといった感じだ。唯一あるとすれば古武術の家系のため、運動神経が良いのと、目の色が黒より灰色に近い位だろうか。
「まぁ、特にする事は無かったから別にいいk…やばっ!夕飯の支度今日私が当番じゃん」
八色家の夕飯は基本的に当番制であり、今日は黒七が当番の日だったのだ。
「今日は何にするかな~。昨日は魚だったから肉料理かな?…家に何の肉が残ってたっけ?」   ブロロロロロロ
  夕飯を考えながら歩いていたためか、横から近づいて来る車に黒七は気付けなかった。
「…となると今日は肉団子かn『ブロロロロロロ』…え?」
  黒七の意識はそこで途切れた。
  
「ん?ここはどこd「やぁ、目が覚めたかい?」うわ!、びっくりした」
  気が付くと何も無い空間にいて目の前に一人の少年(少女?)が立っていた。
「僕はクロノーシス。時空を操る女神だよ。そして、ここは僕の作り出した空間だね」
(え?どういうこと?見た目すごい少年ぽいのに女なの、って言うかボクッ娘女神?女神様ってことは私より年上かな?)
「…なんかすごい失礼なこと考えてるね」
「あ、心読めるんですか。なら直接言「言わなくていいから」いま…分かりました」
「……」
「……」
  一度沈黙が訪れ、先に口を開いたのは黒七だった。
「それで、何故私はここに連れてこられたんですか?」
「君の魂が変わっているからね、面白そうだったから」
(魂が変わっている?そもそも魂に変わってるってあるの?)
  黒七がそう考えていると
「そういえば、君の名前は?」
「黒七、八色黒七です」
「じゃあ黒七、僕の世界に来る気はないかい?」
(断ったら多分完全に死ぬかもしれないし、特に断る理由もないし…)
「…分かりました。行かせて下さい」
「決まりだね。次に目が覚めたら僕の世界に生まれてるから、頑張って生きてね」
  その言葉を聞くと同時に黒七の意識は遠退いた。
「いえいえ、それじゃあ私はこれで」
「はぁ、まさか夜まで付き合わされるとは。一通りゴミを集めて捨てる人を決めようとした瞬間に逃げるように帰る輩がいるとは」
  ため息をつきながら八色黒七は夜道を歩いていた。参加していたゴミ拾いの後処理に付き合わされた結果、夜までかかったため、帰るのが遅くなっていた。
  黒七はこれといった特徴はあまり無い。身長体重共に平均的、学力も可不可なくといった感じだ。唯一あるとすれば古武術の家系のため、運動神経が良いのと、目の色が黒より灰色に近い位だろうか。
「まぁ、特にする事は無かったから別にいいk…やばっ!夕飯の支度今日私が当番じゃん」
八色家の夕飯は基本的に当番制であり、今日は黒七が当番の日だったのだ。
「今日は何にするかな~。昨日は魚だったから肉料理かな?…家に何の肉が残ってたっけ?」   ブロロロロロロ
  夕飯を考えながら歩いていたためか、横から近づいて来る車に黒七は気付けなかった。
「…となると今日は肉団子かn『ブロロロロロロ』…え?」
  黒七の意識はそこで途切れた。
  
「ん?ここはどこd「やぁ、目が覚めたかい?」うわ!、びっくりした」
  気が付くと何も無い空間にいて目の前に一人の少年(少女?)が立っていた。
「僕はクロノーシス。時空を操る女神だよ。そして、ここは僕の作り出した空間だね」
(え?どういうこと?見た目すごい少年ぽいのに女なの、って言うかボクッ娘女神?女神様ってことは私より年上かな?)
「…なんかすごい失礼なこと考えてるね」
「あ、心読めるんですか。なら直接言「言わなくていいから」いま…分かりました」
「……」
「……」
  一度沈黙が訪れ、先に口を開いたのは黒七だった。
「それで、何故私はここに連れてこられたんですか?」
「君の魂が変わっているからね、面白そうだったから」
(魂が変わっている?そもそも魂に変わってるってあるの?)
  黒七がそう考えていると
「そういえば、君の名前は?」
「黒七、八色黒七です」
「じゃあ黒七、僕の世界に来る気はないかい?」
(断ったら多分完全に死ぬかもしれないし、特に断る理由もないし…)
「…分かりました。行かせて下さい」
「決まりだね。次に目が覚めたら僕の世界に生まれてるから、頑張って生きてね」
  その言葉を聞くと同時に黒七の意識は遠退いた。
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