東方少年が幻想入り

ソラ

秋の山の中で

太陽の畑を移動してから数分後
少年は妖怪の山を歩いていた

少年(・・・そう言えば秋姉妹って
どこにいるんだ?)

この時少年は魔理沙に聞いておけば
良かったと思っていた
そして、歩いていると・・・

少年(・・・ん?誰かいるな。丁度良いし
あの人達に聞いてみるかな)

少年が、見つけたのは橋の上で
話をしている赤い服を着た人と
水色の服を着た人だった

少年(すいませ〜ん)

水色を着た者(!?に、人間!)

そう言うと水色を着た人は赤い服を着た
人の後ろに隠れた

赤い服を着た者(まったく、あなた人間が
好きなのに本当に人見知りなのね)

水色を着た者(うぅ〜〜しかないじゃん)

少年(え〜と、二人は何て名前ですか?
あ、ちなみに僕はジャックです)

雛(私は鍵山かぎやま ひなよ、それで私の後ろに
隠れているのが河城かわしろ にとりよ)

少年(そうですか、よろしくです)

雛(えぇ、こちらこそよろしくね)

少年(所で、にとりさんに1つ
聞きたいことが)

にとり(!?な、何?)

少年(さっき、僕の事人間って言いました
けど僕妖怪何ですが)

にとり(え、そうなの?でもだったら
何で・・・)

少年(どうかしましたか?)

にとり(私も1つ聞いても良いかい?)

少年(何ですか?)

にとり(ジャックはさっき、妖怪だって
言ったけど何で人間の気配が
出ているんだい?)

少年(・・・多分、少し前まで人間として
外の世界で暮らしてたのでそのせいかも
しれませんね)

にとり(成る程ね、だから人間の気配が
するんだね)

少年(まぁ、あくまで予想ですけどね。
そう言えば二人は何してたんですか?)

にとり(!?そ、それは・・・な、何でも
ないよ!)

雛(にとりちゃんが、人間とうまく接する
にはどうしたら良いか聞いてきたから
相談してたんだよ〜)

にとり(ちょっと雛!、何で言っちゃうの!?)

にとりは顔を赤くしながら言った

雛(だって、何してたか聞かれたから)

にとり(少しは、隠してよ!)

にとりは半泣きで言った

少年(・・・え〜と、手伝いましょうか?
人間と接する方法)

にとり(だ、大丈夫!少しは自分で
考えるから!)

じゃあ、何で相談して来たんだろ。
そう思う少年と雛だった

雛(そう言えば、あなたは何しているの?)

少年(あぁ、実はある神様を探していて)

にとり(もしかして、秋姉妹の事かい?)

少年(はい、そうですけど。もし良かったら
居場所を教えてほしいんですけど)

少年がそう言うと二人は少し困った
ような顔をした

少年(え〜と、どうかしましたか?)

にとり(今、秋姉妹には近づかない方が
良いよ)

少年(え!?何でですか?)

雛(少し前にね、秋姉妹の畑がひどく
荒らされていて二人は今凄く機嫌きげん
悪いから近づかない方が良いのよ)

少年(・・・ちなみに、もっと怒らせたら
どうなるんですか?)
 
にとり(多分、秋の食べ物が今年は
無くなってしまうかもしれないね)

少年(てことは、柿とか栗が無くなるかも
しれないって事か)

にとり(うん、そうだね。秋姉妹の作る
食べ物は本当に美味しいから無くなるのは
ちょっと悲しいね)

雛(確かに、それは残念だから何とか
機嫌を治してほしいわね〜)

少年(・・・秋姉妹の畑ってどこに
ありますか?)

にとり(!もしかして、行くのかい!?
今畑に近づいたら問答無用もんどうむようで殺されちゃうかもしれないよ!)

少年(大丈夫ですよ、僕には能力が
ありますから)

にとり(だとしても、危険だよ)

雛(・・・この先にの奥に、建物があるんの
だけれど、その建物が秋姉妹の家なのよ。
畑はその近くにあるよ)

にとり(ちょっと雛!?何で教えるの!)

雛(私は、彼の質問を素直に聞き入れた
だけよ。それに、彼なら大丈夫だから)

にとり(根拠はあるの?)

雛(勿論)

にとり(じゃあ、教えてよ!)

雛(また、今度ね〜)

にとり(ちょっと!?)

少年(じゃあ、ちょっと行ってきますね。
教えてくれてありがとう)

そう言い少年は森の奥に進んで行った

にとり(・・・大丈夫かな)

雛(・・・所でにとりちゃんの悩みを
解決する方法を思いついたよ)

にとり(本当!教えて!)

雛(さっきの、ジャックの能力を
使う事だよ〜)

にとり(ジャックの?でも、彼の能力って
何なの?)

雛(私も詳しくは知らないけど、
能力を作れるらしいよ〜)

にとり(能力を!?確かにそれなら
いけるもかも!・・・もしかしてそれを
知ってて教えたの?)

雛(うん?何の事かな〜?)

にとり(とぼけないでよ)

にとりは少し苦笑いして言った

にとり(・・・そう言えば、今日はあまり
厄介やっかいな事がおきないね。もしかして今日は厄が集まってなかったの?)

雛(う〜ん、今日は結構貯まってるはず
なんだけどな・・・!?も、もしかして)

にとり(うん、どうしたの・・・てまさか)

ふたりは、顔を見つめあい顔を青くして
いった

にとり(確か、雛に集まった厄って
回りの人に被害をもたらすんだよね?)

雛(うん、そうだけど)

にとり(てことは、やっぱり)

雛(うん、そう・・みたいだね・・・)

二人は暫く、少年の事や今後の事が
気になった























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