東方少年が幻想入り

ソラ

太陽の畑

夏祭りから数日後、幻想郷にも
秋が訪れていた。
妖怪の山なんかは、辺り一面紅葉していた
そんなある日、博霊神社で休憩していると

少年(・・・秋姉妹あきしまい?)

魔理沙(あぁ、そうだぜ!秋になると
出てくる神様だぜ!)

少年(てことは、今ぐらいの時季に出てくる
ってことですか?)

魔理沙(あぁ、そうだぜ。妖怪の山が
紅葉してるのも、その秋姉妹の
仕業なんだぜ)

少年(そうなんですか。・・・ん?
そう言えば春にはリリーホワイトが出て
秋には秋姉妹が出てくるって事は
夏とか冬にも何か出てくるんですか?)

霊夢(えぇ、出てくるわよ。夏には
風見 幽香かざみゆうかて言う妖怪が見れて、冬にはレティ・ホワイトロック
て言う妖怪が出てくるわよ)

少年(そうですか、だったら夏休みに
風見幽香さんに会っておけば良かったな)

魔理沙(幽香なら、太陽の畑に行けば
会えると思うぜ)

少年(太陽の畑ですか?)

霊夢(えぇ、そうよ。行き方は、迷いの
竹林があるでしょ)

少年(ありますね)

霊夢(その、近くに川があるのだけれど
その先に行くと太陽の畑があるわよ)

少年(わかりました。んじゃちょっと
行ってきますね)

そう言い少年は飛んで行った
 
魔理沙(・・・あいつには能力が
あるからその事を言えば良かったんじゃ
ないのかぜ?)

霊夢(・・・・・)

霊夢は目を反らしながらお茶を飲んだ
一方その頃少年は・・・

少年(・・・ここが、太陽の畑みたいだな)

太陽の畑は秋になっても向日葵ひまわりの花が咲き乱れていた

少年(・・・何か、でかくないか?
この向日葵)

向日葵は大体二・三メートルはあった

少年(まぁ、幽香さんを探してみるかな)

そう言い少年は太陽の畑に入っていった
しかし・・・

数分後

少年(・・・何処だここ?)

太陽の畑の中は迷路のようになっており
直ぐに迷子になってしまった

少年(能力を使っても良いけど、何か自力で
見つけたいな)

そう思い進んでいると・・・

???(あら、こんな所で何してるのかしら?)

少年(うん?)

声のした方向を見ると、ピンク色に近い傘
を持ち、髪色が濃い緑色をした人が
立っていた

少年(あぁ、え〜と風見幽香って妖怪を
探しているんですけど、知りませんか?)

???(その妖怪と会って何をするつもり
なのかしら?)

少年(何をするか?う〜ん・・挨拶ですかね?)

???(私に聞いてもわからないわよ。
まぁ、あなたの探してる妖怪は目の前に
いるのだけれどね)

少年(てことは、あなたが・・・)

幽香(えぇ、私が風見 幽香よ)

少年(それを、速く言ってくださいよ)

幽香(面白そうだったから
少しからかって見たのよ)

少年(そうですか)
   
幽香(所で、1つお願いがあるのだけれど)

少年(何ですか?)  

ザッザッザ

幽香(あなた、消えてもらっても
良いかしら?)

幽香は少年に近づきそう言った

少年(!?)
 
ドゴ!

少年(ウグ!)
 
幽香は少年の腹に拳を入れた
その威力は少年の体が浮き
腹にめり込む程だった

少年(ウッ)

ドサッ!

少年は体に能力を着けておらず幽香の
攻撃をもろにくらってしまった
その結果少年は、膝をついてしまった

幽香(ふ〜ん、珍しいわね。大抵の奴なら
今ので死んでいるのだけれどね)

少年(・・・とゆうか、何でこんなことを?)

少年は何とか立ち上がりながら言った

幽香(それは、勿論あなたが私の花畑に
入ったからよ)

少年(・・・そんな理由で、殺そうとするん
ですか?)

幽香(当たり前でしょ、ここは私の大事な畑
だから荒らされたくないのよ。
でも、私が向日葵を育て始めてからバカな
人間や妖怪がイタズラをしに来るように
なったのよ。だから殺す事にしたのよ。
それに幻想郷は弱肉強食なのよ。
弱いものが死に強いものが
生き残る。それが幻想郷でしょ?)


少年(・・・・・)

少年はその言葉を聞き、そんな事は無い
とは言えなかった。確かに幻想郷は
弱ければ直ぐに死んでしまう。
そんな世界だったため言えなかった

少年(・・・確かに殺すも生かすも、
人や妖怪それぞれでしょけど、
やっぱり殺すのは良くないと思いますよ)

幽香(じゃあ何?私の大事な向日葵が
けがされても黙って見てろと言うの?)

幽香は、殺気を出しながら言った

少年(そんな事はないですよ。ただ僕が
言いたいのは殺すのは良くないというだけ
だから、それを無くそうと思って。)

幽香(結局何が言いたいのよ)

少年(まぁ、見てて下さい)

パチン!

少年が指を鳴らすと太陽の畑全体に
薄青い結界が貼られた

幽香(・・・何をしたのよ?)

少年(結界を貼りました)

幽香(・・・何の結界よ)

幽香は少し呆れた様子で聞いてきた

少年(簡単に言うと、太陽の畑に悪さを
しようとしてる人間や妖怪など
入れないようにする結界を貼りました)

幽香(・・・証拠はあるの?)

少年(う〜ん、今直ぐ見せろと言われても
難しいからな〜・・・うん?)

考えていると、少し遠い所から騒ぎ声が 
してきた

幽香(・・・・・)

ザッザッザ

幽香はその騒ぎのする方法に行き少年も
ついていく事にした

少年少女移動中

少年(・・・あ)

そこには妖怪が入ろうとしており
暴れていた

幽香(・・・・・)

チャキ!

幽香(消えなさい)

幽香が閉じた傘を妖怪に向けると

ピキュンピキューーーン!

ドサドサッ!
 
傘の先端からビーム?のような物が出て
妖怪を貫いた
 
バサッ!

妖怪が死んだのを確認すると幽香は傘を
開いた
  
幽香(・・・本当みたいね)

幽香は振り向きながら言った

少年(それじゃ、信用してくれますか?)

幽香(えぇ、良いわよ)

少年(なら良かったです。んじゃ改めて
ジャックですよろしくです)

そう言い少年が手を出すと

幽香(幽香よ)

そう言い手を握った


ミシミシメシ

少年(・・・あの、手を離しても
良いですよ)
 
幽香の手を少年が握ると幽香は
手に力を入れ始めた

少年(ちょっ!?痛い痛い痛い!)

少年は引っ張って離そうとすると幽香は
更に力を入れ始めた

幽香(言っておくけど、あなたがこの畑を
荒らしたら結界をはった妖怪だとしても
容赦しないわよ)

幽香は微笑みながら言った


少年(わかってます!わかってますから
離してください!)

幽香(よろしい)

そう言うと幽香は手を離してくれた

少年(うぅ〜やっと離してくれた)

少年は手を抑えながら言った

幽香(・・・怖がらないのね)

少年(・・・何かなれました)

幽香(そう)

少年(まぁ、今回は挨拶が出来れば良かった
のでそろそろ失礼しますね)

幽香(えぇ、そうしてちょうだい)

少年(それじゃ、失礼します)

そう言い少年は飛んで行った

幽香(・・・フフ、面白い妖狐だったわね)

そう言い幽香は、向日葵の世話をし始めた










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