東方少年が幻想入り

ソラ

証明

少年(・・・え〜と、どうしました?)

慧音(1つ聞くけど記憶を消すついでに
人里の皆に何かをしたりしないわよね?)

少年(・・・やっぱり怖いですか?)

慧音(・・・あぁ、正直に言うと怖い)

少年(そうですか、まぁ普通そうなり
ますよね)

少年(じゃ、何をしたら信用して
くれますか?)

慧音(そうだな、じゃ私の願い事を
1つ聞き入れてくれるかい?)

少年(わかりました、それで僕は何をしたら
良いんですか?) 

慧音(人里に悪い妖怪が入らないように
してほしいんだ、勿論ルーミアや私の
知ってる妖怪を除いてな)

少年(わかりました、それじゃあ
結界を貼りますね)

慧音(あぁ、よろしく頼む)

少年作業中

少年(貼りましたよ)

慧音(そうか、ちょっと見に行っても
良いかい?)

少年(はい、良いですよ一応分かりやすく
しておいたんで)

慧音(そうか、わざわざありがとうな)

少年(いいですよ別に、それより速く見に
行きましょう)

慧音(あぁそうだな)

少年少女移動中

慧音(もしかして薄い青色が君の貼った
結界かい?)

少年(はいそうですよ)

少年(でも妖怪が入ってこないって
どうやって証明するかな〜)

慧音(う〜んそれが問題なんだよな〜)

ガサガサ!

少年(うん?、なんかガサガサいってる)

そう言うと森の奥から黒っぽい色をした
妖怪の集団が出てきた

慧音(やっぱり来たか)

少年(やっぱりって何がですか?)

慧音(実は最近人間を襲う妖怪が
増えてきて困ってたんだ)

少年(そうなんですか)

グガーーーー!

慧音と話していると妖怪が集団で走ってきた

ガキーーーン!

グガ!?

慧音(!?本当に結界が弾いた)

グガ グガ!

グガガーー!

人里に入れずイライラしてるのか妖怪の
集団は一斉に結界を壊そうと殴っている

慧音(そういえばこの結果はどれぐらいの
強度があるんだ?)

少年(え〜と多分僕が解かない限り大丈夫
だと思いますけど)

慧音(そうか、なら良かった)

少年(それでこの妖怪はどうするんですか?)

慧音(勿論始末する)

少年(じゃ僕が殺って良いですか)

慧音(あぁ、別に構わないが)

少年(そうですか、じゃお言葉に甘えて)

パチン!

グガ!?

グガーーー!?

慧音(!?これは一体何が起きてるんだ?)

少年が指を鳴らすと黒い妖怪は叫びながら
消滅していった

少年(簡単に言うと僕の能力で
倒してるんです)

大ちゃん(ちなみに今回はなんの
能力を作ったんですか?)

少年(う〜んそれはちょっと教えられない
かな、所で慧音さんこれで僕を
信用してくれますか?)

慧音(あぁ、別に構わないが最後に
もう1つ聞いても良いかい?)

少年(はい、構いませんよ)

慧音(君はその能力をこれから
何に使うんだい?)

少年(う〜んそこまで特に考えてなかったな)

慧音(考えてなかったのかい?)

少年(はい、だって特に
思い付かなかったので)

慧音(そ、そうなのか)

少年(まぁ、強いて言うなら自分のためや
困ってる人のために使うって感じですかね)

慧音(そうか、それを聞いて安心した)

少年(・・・信じるんですか?)

慧音(今のところは信じるぞ)

少年(え〜となんで信じられるんですか)

慧音(普通そんな凄い能力を持ってて
自分の為に使うのは分かるが
困ってる人のために使う人は
早々いないからな)

少年(そう、ですか・・・)
 
慧音(まぁ、取り敢えず一度寺子屋に戻ろう
話は戻ってからしよう)

少年(わかりました)

慧音に信用され少し安心した少年だった



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