異世界転移とヒキニート
第4話「冒険者登録」
今回は3人以上での会話になっています。少し紛らわしいかもしれないので話し相手が変わると一行空けるようにしています。
冒険者ギルドの方までやってきた。途中何度も寄り道したせいで遅れてしまった...。
ギルドは多分この町で一番大きい建物だろうな。盾と剣を模ったシンボルみたいなのも付いてて実に冒険者ギルドっぽい感じである。
---
 「着いたね!ここが冒険者ギルドだよ!」
 「おぉ……近くで見ると迫力が違うな...」
 「そうだね…とりあえず入ってみよっか!」
とノエルは扉へ向かっていく。俺もそれに追い付き扉を開けた瞬間、久しく聞いていなかった喧騒に思わず耳を塞ぐ。
掲示板の前でクエストを探す人、昼間から酒のようなものを飲んでいる人、自分の装備を見せびらかして自慢している人、等々。
ゲームではよくある光景だが実際に目にするとなかなか圧巻である。
 「…ここっていつもこんななのか?」
 「そうだよ!いやぁ私も一緒に騒げたらいいんだけどねぇ……また今度にしといてあげるよっ!」
 「そ、そうか…そりゃどうも...」
 「どういたしまして!」
そんなやり取りをしつつカウンターへ向かう。
 「ようこそいらっしゃいました冒険者ギルドへ…ってノエルちゃんじゃない!今日はどうしたの?」
 「こんにちは!ちょっとこの子の冒険者登録をして欲しいんだけど...」
 「えぇっと…君ね。じゃあとりあえずこの紙に生年月日と名前、あとどんな武器を使うかを書いてくれる?」
 「どんな武器を使うか…なんてのも書かないといけないんですか?」
 「ええ、そうしてくれればギルドからその人に合った支給品が送られるのよ」
 「なるほど...」
 生年月日はまぁいいとして…名前はどうしようか。…取り敢えずヒビキでいいか。フルネームだとノエルにも不思議がられたし。武器は…剣と。
 「……これでいいですか?」
 「どれどれ~……ヒビキさんね…お?剣使うんだ、変わってるねぇ君」
なんだこの人すごい言いにくいようなことズバズバ言ってくるなぁ...。というかそんなに剣を使う人は少ないのか。
 「よし、じゃあ登録するからちょっとまってね~」
と言いながらカウンターの人は石のようなものにさっきの紙をかざした。
すると、石がゆっくりと淡い光で点滅し始めた。
 「ノエル…あれって何…?」
 「ん?あー、あれは『魔法具』って言って魔力を入れると動くんだ。
ちなみに『魔石』って言う魔力が多く含まれた石を使えば魔力がない人でも使えるよ!」
良いことを聞いた。あれさえあればおれも魔法が使えるかもしれない…!
 「はい!できたわよ!今のあなたのランクはDね。ランクをあげたいならクエストをやるといいわ」
 「ありがとうございます!」
 「よし、せっかくだし軽いクエストでも受けていこう!」
 「お、おぉ…さ、さっそくいくのか!」
 「はやくはやくっ!」
ノエルは俺の手を取り足早に掲示板へ向かう。女の子と手をつなぐなんて小学校の遠足依頼だ...。
 「んーどれにしよっかねぇ...」
 「初めてだし簡単なのがいいな、俺は」
 「それもそうだね……じゃあこれ、"ゴブリンの討伐"!」
おぉ、ゴブリンいるのか!というかスライムじゃないのな。てっきりド○クエかと思ってたけどエフ○フか?
 「そうと決まれば次は受注だね!…まぁ張り紙をカウンターに持っていくだけなんだけどね…!」
 「なるほど...」
ノエルに言われた通り掲示板の張り紙をカウンターまで持っていく。さっきの女の人とは違う人のとこだな。
 「これお願いしまーす」
 「はい、少々お待ちください...」
またさっきの石のような魔法具に張り紙をかざす。便利なもんだな...。
 「お待たせしました。受注完了いたしました。お気をつけて、いってらっしゃいませ」
 「ありがとうございましたーっ!」
クエストを受けた俺たちは冒険者ギルドを出た。
 「よし!初めてのクエスト受注完了だね!あとは任務を遂行するのみ……気合い入れていくぞーっ!」
 「お、おー...」
 「気合いが足りない!いくぞーっ!」
 「お、おぉーー!」
 「よろしい、そんじゃいっちょ頑張りますかっ!」
冒険者ギルドの方までやってきた。途中何度も寄り道したせいで遅れてしまった...。
ギルドは多分この町で一番大きい建物だろうな。盾と剣を模ったシンボルみたいなのも付いてて実に冒険者ギルドっぽい感じである。
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 「着いたね!ここが冒険者ギルドだよ!」
 「おぉ……近くで見ると迫力が違うな...」
 「そうだね…とりあえず入ってみよっか!」
とノエルは扉へ向かっていく。俺もそれに追い付き扉を開けた瞬間、久しく聞いていなかった喧騒に思わず耳を塞ぐ。
掲示板の前でクエストを探す人、昼間から酒のようなものを飲んでいる人、自分の装備を見せびらかして自慢している人、等々。
ゲームではよくある光景だが実際に目にするとなかなか圧巻である。
 「…ここっていつもこんななのか?」
 「そうだよ!いやぁ私も一緒に騒げたらいいんだけどねぇ……また今度にしといてあげるよっ!」
 「そ、そうか…そりゃどうも...」
 「どういたしまして!」
そんなやり取りをしつつカウンターへ向かう。
 「ようこそいらっしゃいました冒険者ギルドへ…ってノエルちゃんじゃない!今日はどうしたの?」
 「こんにちは!ちょっとこの子の冒険者登録をして欲しいんだけど...」
 「えぇっと…君ね。じゃあとりあえずこの紙に生年月日と名前、あとどんな武器を使うかを書いてくれる?」
 「どんな武器を使うか…なんてのも書かないといけないんですか?」
 「ええ、そうしてくれればギルドからその人に合った支給品が送られるのよ」
 「なるほど...」
 生年月日はまぁいいとして…名前はどうしようか。…取り敢えずヒビキでいいか。フルネームだとノエルにも不思議がられたし。武器は…剣と。
 「……これでいいですか?」
 「どれどれ~……ヒビキさんね…お?剣使うんだ、変わってるねぇ君」
なんだこの人すごい言いにくいようなことズバズバ言ってくるなぁ...。というかそんなに剣を使う人は少ないのか。
 「よし、じゃあ登録するからちょっとまってね~」
と言いながらカウンターの人は石のようなものにさっきの紙をかざした。
すると、石がゆっくりと淡い光で点滅し始めた。
 「ノエル…あれって何…?」
 「ん?あー、あれは『魔法具』って言って魔力を入れると動くんだ。
ちなみに『魔石』って言う魔力が多く含まれた石を使えば魔力がない人でも使えるよ!」
良いことを聞いた。あれさえあればおれも魔法が使えるかもしれない…!
 「はい!できたわよ!今のあなたのランクはDね。ランクをあげたいならクエストをやるといいわ」
 「ありがとうございます!」
 「よし、せっかくだし軽いクエストでも受けていこう!」
 「お、おぉ…さ、さっそくいくのか!」
 「はやくはやくっ!」
ノエルは俺の手を取り足早に掲示板へ向かう。女の子と手をつなぐなんて小学校の遠足依頼だ...。
 「んーどれにしよっかねぇ...」
 「初めてだし簡単なのがいいな、俺は」
 「それもそうだね……じゃあこれ、"ゴブリンの討伐"!」
おぉ、ゴブリンいるのか!というかスライムじゃないのな。てっきりド○クエかと思ってたけどエフ○フか?
 「そうと決まれば次は受注だね!…まぁ張り紙をカウンターに持っていくだけなんだけどね…!」
 「なるほど...」
ノエルに言われた通り掲示板の張り紙をカウンターまで持っていく。さっきの女の人とは違う人のとこだな。
 「これお願いしまーす」
 「はい、少々お待ちください...」
またさっきの石のような魔法具に張り紙をかざす。便利なもんだな...。
 「お待たせしました。受注完了いたしました。お気をつけて、いってらっしゃいませ」
 「ありがとうございましたーっ!」
クエストを受けた俺たちは冒険者ギルドを出た。
 「よし!初めてのクエスト受注完了だね!あとは任務を遂行するのみ……気合い入れていくぞーっ!」
 「お、おー...」
 「気合いが足りない!いくぞーっ!」
 「お、おぉーー!」
 「よろしい、そんじゃいっちょ頑張りますかっ!」
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