Endless・Magic〜終焉に近づく魔法はやがて永遠に終わらない悲劇の幕開けなのかもしれない

水定ユウ

P. TotheFuturethaninthePast

 
初めまして。ミズドリで書き始めていましたが小説家になろう様での作者名水定祐に変更させていただきました。こちらの手違いで別名で書かせていただいた事深く反省いたします。この作品を読んでくださった方々これからも末長く、運営の皆様もご迷惑をかけたことを謝罪いたします。
 それでは改めまして、心機一転この作品を書き続けていきまいと思います。それではプロローグをどうぞ






少し昔の事を話そう。


 これはそう遠くない出来事。かつてこの世界には「魔法」と呼ばれる未知なる力がひしめいていたと言う。この力には謎が多く現在も解明されてはいない。私もそれを解く者だ。

 この「魔法」と呼ばれる力には正しい力を使う者、正しくない力を使う者達が存在していたそうだが、そのどちらもが自らが正しい者だと思い日々力を高めたそうだ。しかし戦争にはなっていない。

 この「魔法」と呼ばれる力には謎があると言ったがその事実はある一つのことがきっかけだ。それは「終焉」と世間では呼ばれる「魔法」による大災害。このことにより今現在の地球にはかつて一般的に存在していたものは珍しく新たなものがひしめいている。

 「終焉」について話そう。これはかつて一人の魔法使いの引き起こした「魔法」により起きたこと。この魔法により世界は乱れ混乱し人々の希望は一瞬にして潰えたと言う。この出来事により、当時の地球は根本的なことから全てが終わり、そして新たなものへと変わってしまった。よって今は、かつてのことが何ひとつ役には立たないゼロの状態へと陥ったのだ。

そしてこの「終焉」により引き起こされた最大の絶望、今ではその呼び名を知らぬ者はいないと言われている。その名は「終焉の星々メテオレイン」と呼ばれている。

 しかし今の世界この時の惨劇は起こっていない。具体的には「終焉の星々メテオ・レイン」についてだけだが。その理由は一つ「魔法使い」の存在だ。その面立ちは誰も知らないとされているが、彼らはたみの希望となるため叡智を結集させ「魔法」により、自らの命と引き換えに世界を救ったとされている。実に良い話だ。

 しかし私はその希望を憎む。「魔法」と呼ばれる特別な存在はこのことにより再び良いものと認知されたが、今「魔法」を操る者は失われてしまい、人々の記憶から抹消されつつあるのは承知な事実だ。希望を求めすぎるあまり失ったものだとも私は思う。

 私は後世にこの意思を託す。私の手記を手にした者、同じ思想を抱く者よ。私の意思を受け継ぎ新たな世界を再びこの世界に「終焉」を。

 私は今ここにその第一歩を残す。再び起こるその時まで。私の名を後世に伝える。いつしかまた出会う時まで。

 マクギリス・エンド

 

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