ふわっとした異世界の作り方

パクリ田盗作@カクヨムコン3参戦中

第24話:都市・街。村を設定しよう



都市・街・村を設定する時念頭に置いて欲しいのはなぜその場所に建設されたかという理由です。
人々はその理由があって集まり、定住し、定住した人を相手に仕事や商売が生まれ、家庭ができて人が増えていく。これが集落が村に、村が街に、果ては都市になるのです。


設定が思いつかないなら以下の項目を考えて設定してみてください。

1:最初にいつく人は誰で、なんの理由でそうなった?
2:人が集まって来たのは何故で何処に接続している?
3:100年毎に何処が拡張された?
4:貧富の差は何処に反映される?
5:政治はどこで?
6:水はどうか。
7:不便は開発が遅い。


都市は基本的に消費過多世界で食料の自給自足はほぼ不可能に近いので、近隣に広大な畑があるか、食料提供する近隣集落があると思われます。
都市は大量物流の出入りがあるので水運や城門近くには厩舎や馬車修理等のお店ができやすいと思われます。


都市には行政施設、軍事施設、宗教施設、定期的に市が開かれる広場、ギルド、商館が必要です、時代によっては学校がそんざいしました。


中世ヨーロッパ時代、都市の人口は最大で数千~4万前後だったそうです。作品世界の総人口(人間、エルフなど異種族)をまとめれば10万、100万人都市があってもおかしくないかもしれません。


これは友人の放送作家さんがいっていた言葉ですが、ファンタジー作品などで町や都市を描写するときは城壁にこだわれと言っていました。
旅人が年を目指して最初に目に付くのは城壁であり、城壁は危険な荒野と平穏な人の営みの境界線である。その城壁を描写すれば「異世界にトリップしたぞ」と書くよりもっと世界を描ける。
例えば、継ぎ目のない白亜の大理石の城壁に囲まれた都市、炎や氷の壁で覆われた都市。これらを描写するだけで異世界に来たと思えないでしょうか?


町や村規模になると城壁は石壁ではなく木の柵で野生動物がはいれないように覆ったり、イスラム圏では家の壁をつなげて一種の城壁とする建築方法がありました。
城壁を構成する家屋は壁面部分を分厚くし、窓も設けませんでしたが、天井に梯子を設けて防衛時は屋根に上って矢をいかけたそうです。


村などは外部の情報を求めて旅人を歓迎しましたが、自給自足が基本の世界だと長期滞在を嫌いました。
町や村規模で起こる事件や危機は全住民が同じ問題意識を持つ可能性が高く、冒険者への依頼や解決にやってきた冒険者を好意的に受け入れやすい。

          

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