奴隷商人

ミロ

経験値買い取ります

私兵
失礼します!


戦うのめんどくさいからさ、経験値を買うことにしたわ。

私兵
キール様の時のように、ポーションや回復魔法使いを贅沢に使うのですか?


いや、それさえめんどくさいからさ、半殺しにして縛り上げて屋敷の庭に持って来てよ。

私兵
!!!!!!!!!!!!!!!
そんなこと可能なのでしょうか?
いや、確かに。かしこまりました。
同時に、市民たちやギルドの冒険者にもおふれを出してよいでしょうか?


うん。経験値1につき銅貨10枚 100で銀貨10枚 10000で金貨10枚だね。

私兵
かしこまりました。


やっぱり、自分が動くのは性に合わん!

それから、とてつもない事が起こり始めた。
まず、魔物を売る連中が増えた事だ。捕獲は殺害よりも難しいため事故が増えた。
その為、保険や治療所が儲かることとなった。


ふぅ!今日の経験値は500000か。
ぼちぼちだな。

最近では、経験値がいつでも把握できるように住み込みのシスターを雇っている。
日毎に持ち込まれる魔物の数は増えていった。
金貨1万枚で経験値が1000万買える計算だ。
金貨100万枚で経験値が10億買えることになる。

ちなみに金貨三十枚前後で平民は暮らすので金貨1万枚で大体300人くらいが1年間暮らせるくらいの金額になる。現在の僕のレベルを上げるだけで金貨1200枚が支払われることになる。
実に平民の暮らし40年分の金額だ。通常であれば冒険者が1レベル上げるだけでここまで費用をかけることは常識的に考えてあり得ないことだし不可能である。

そんなわけで、魔物は飛ぶように売れた。
毎日大勢の冒険者たちが魔物を縛り上げ、各地に保管し、定期的にミケに乗って経験値を吸収して、死体を返却していった。何千という冒険者が一人当たり何万という経験値を持って来たおかげで、急速にレベルは上がっていった。


今日までの買取経験値の総量は?

シスター
ちょうど1億です。


ふむ。レベルも30上がったしいい感じだな。
これから先は、レベルを上げるだけで買取を続けていたら破産してしまう。
キールのようにまともに上げるか、ズルをするしかないな。
とりあえず、これでひとまずは安心して旅行に出れそうだな。

ルロイ
旦那様。


どうした?

ルロイ
以前ご注文にされておりましたドラゴンの防具が完成したそうです。


ほう!早速見に行こう!

職人
こちらです。


ほほーーー!!!まるで美術品の如く美しく。
そして・・・・ガキィン!!!
固い!この剣でも傷がつかないとは大したものだ!
で、いくらかかった?

職人
金貨80万枚です。高価な素材をふんだんに使用しました。


うむ。結構、結構!
係りの者に伝えておくゆえ、帰りに銀行で金を受け取って帰るが良い。

職人
ありがとうございます。


いや〜!いい買い物したなぁ!

サーニャ
・・・はぁ。どんな買い物ですか。


このお古は屋敷に飾っておいてくれ。

サーニャ
はいはい。


さ〜て!飯でも食うか!
サーニャも食うか?

サーニャ
そうですね。
そろそろお昼ですし。


他の連中も誘うか?

サーニャ
エルフも連れて行きますか?


そうだな。奴の様子も気になるしな。

それから僕たちは、飯を食いに街に出かけた。

ガヤガヤ

ラック
いや〜!ちょうどお腹が空いてたとこだったんですよ!


そりゃ、昼だからだよ。

フック
ハハハ!


おい、そこの耳の尖った女!お前は何を食べたい?

ソフィ
なんでもいいです。


ん〜〜〜〜?

サーニャ
こら!脅さないの!


えいっ!

ソフィ
あっ!やめてください!


い〜やダメだ!お前が食べたいものをいうまで耳を触ってやる!

ソフィ
わかりましたよ!魚!魚です。


そうか!そうか!じゃあ、あの店だな。

僕たちは、行きつけの高級レストランに向かった。

ソフィ
・・・すごい。


そうか?微妙にショボくないか?

ソフィ
どこが?

ガラッ!


・・・空いているか?

ボーイ
!!!

支配人
これはこれは!領主様、ようこそおいでくださいました!


楽にしてくれ。適当な席頼む。

ボーイ
ご案内いたします。

店内は、昼の暖かな光の満ちており、温もりのある木で造られていた。
調度品も高級で品が良く、温もりとうまく調和していた。

ラック
いやー!何を食べようかな!


なんでも好きなものを好きなだけ食べるがいい。
僕もそのようにする。

ボーイ
こちらが本日のおすすめメニューでございます。

白身魚のワイン蒸しと季節の野菜を使ったサラダとパン

最高級 岩石竜のステーキとパン

そのほかのメニューはこちらをご覧ください。


ありがとう。
ほかの客の支払いは全て僕につけておけ。

ボーイ
よろしいのですか?


無論だ。君も食べたいものがあるなら注文しておくといいぞ。

ボーイ
かしこまりました。ありがとうございます。

サーニャ
・・・はぁ。


どうした?

サーニャ
普段も今くらいまともにしてくれたらなと。


僕はいつでもまともで、領民のことを第一に考えているぞ。

サーニャ
魔物の合成、カジノ荒らし、盗賊、戦争行為・・・


・・・・さて、何を食うかな!

それぞれ、メニューを頼んで、料理が運ばれてきた。

ジュワーーーーー!!!!

パチパチパチ!!!

ソフィ
いい音!


さて、食うとするか!

それから僕たちは大いに食べた!


お!この肉うまいな!
ボーイを呼んでくれ。

サーニャ
すみません。

ボーイ
お伺いいたします。


このワインと肉、あとこの一番高いやつを5人前
デザートを10人前追加だ。

ボーイ
かしこまりました。

フェル
私も食べたいよ!


シッ!隠れているんだ。
持ち帰りにして後から、腹一杯食わせてやるから。

フェル
はーい。


さて、次は何をするかな〜?

サーニャ
は〜紅茶が美味しい。


そうだ!この耳が長い奴みたいに珍しいやつを捕まえよう。

ソフィ
・・・・・・

サーニャ
また人攫いですか?何かあっても知りませんからね?


失礼な!僕は、迫害を受ける希少な種族を保護しているだけなんだ。
おい、そこのお前。そうだったよな?

ソフィ
・・・ソウデスネ。


ほれ見たことか!
何か珍しいやつの情報はないか?

ラック
う〜ん、なんでも海の中に住む亜人みたいなのがいるらしいですよ。


ほう!つか・・保護して水槽に入れよう。

サーニャ
水槽に入れる意味は?


魔物に食われないように保護しているんだ。

サーニャ
どうだか。

そうこうしながら、僕たちは屋敷に戻ったのだった。

現在のステータス

名前 ミロ
年齢 14歳
性別 男
種族 人間
レベル100  経験値  124435/66600000
HP 4000
MP 2500
体力 2400
知力800
精神力800
回復魔法 ヒール大 アンチカーズ大 増幅 大
空間魔法 収納 大
キュエルの祝福 中

装備品 殺戮の剣、竜の盾、竜の鎧、黒の秘宝、竜の兜、竜の靴
所持金 金貨366万枚
負債 金貨0万枚

資産 賃貸住宅 250人収容 1棟
賃貸6件
ロール地方 収益金貨41万枚/月 住人156000人
私兵 1500人
大規模農地 
魔物牧場
貸店舗50件
公衆浴場20件
ロール学園 1校
ロール銀行
カジノ
クジ
治療所
風俗
銀行
大規模収容施設
大規模集合住宅地
図書館

注文品
魔法石 金貨10万枚分

奴隷 約220人
ペット ダークドラゴンのミケ
            妖精のフェル
   見世物:芋虫の化け物、腐乱死体の化け物、ドラゴンの幼生

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