経験値を探して

僕
ふぃ〜！
さて、経験値が稼げそうな魔物でも見つけるとするかねぇ！

キール
あぁ。最近物騒だからな。なんの恨みがあるのか知らねぇが俺たちを殺そうとする連中が
うじゃうじゃいやがる。

僕
というわけで、これからプラチナゼリーの巣を探しに行こう！
では、頼んだぞラックよ！

ラック
え！出来るかなぁ？
なんとなく、東の方に行って見ましょう。

僕
ミケ、東に飛んでくれ。

ミケ
グルルル！

バサバサ！

・・・・５時間後

ラック
・・・あれは？

僕
ん？どうした？

キール
何かいそうな気配がするぜ。

僕
ミケ、下に降りてくれ。

それから、僕たちは地上に降りて辺りを探索した。
すると、明かりが見えてきて何やら声が聞こえてきた。

ガヤガヤ！

声
ゴガァ！

声
キィーーー！

僕
なんかハズレっぽいな。

キール
いや、なんだかやばい気配がする。

その時僕は、単なる気狂いか変な魔物がいるくらいにしか考えていなかった。

僕
！！！！！！

キール
ヤベェ・・・

僕
だが殺せば、経験値は凄そうだぞ！

そこには、大きな赤いドラゴンが巣を作ってひなの世話をしていた。

僕
どうしたものか・・・
とりあえず、フックとラック、お前たちはミケの近くで隠れていろ。
１時間経っても僕たちが戻らない時には、ミケに話をつけて領地に戻れ。
キールが前に出て、僕が後方支援に回る。一番勝率が高い戦法はこれしかなかろう。
あるいは、僕も戦闘に加わりながら回復するかだな。

キール
ご主人に死なれたら、そもそも勝てなくなるから後方支援に徹してくれ。

僕
効果のほどは、不明だが先日買ったツボに入ってた妖精も連れてきてあるので回復力は若干向上していると思う。では、始めよう。

タッタッタ！

僕たちは、慎重にドラゴンに近づき、奴の注意がそれたタイミングで翼をめがけて切りかかった。

キール
死ねぇえぇ！！！

僕
経験値に変えてやる。お前の子供も一緒になぁ！

ドラゴン
！！！！！

ザシュ！・・・・ボト。

ドラゴン
ギャーーーーーーース！！！！！！！！！！

奴は怒り狂っている。

僕
・・・楽しいゲームの始まりだ。
キール！頼んだぞ！

キール
あいよ！

ドラゴンはすごい勢いでキールに突進していった。

キール
くそっ！止まりやがれ。

なんて奴だ！レベル１２０の化け物と恐れられるキールでさえ押されるとは！

僕
無理はするんじゃない！じっくりいたぶればいい。お前には回復がついているのだから勝機を焦るな！

キール
へへへ！

ドラゴン
ガァアアアアアアア！！！！！！

キール
グアアああああああああああ！！！！！！

僕
大丈夫か！今戻してやる！ヒール！

キール
はぁはぁはぁ！畜生！

フェル
私も回復を飛ばしましょうか？

僕
そうだな。その方が効率良さそうだ。

それから、ドラゴンに少しずつ傷が増えていき遂に、息をするのもやっとになってきた。

キール
ふぅ！疲れた！

僕
ご苦労。おい！その傷はどうした！誰にやられたんだ！

キール
うぅ！あそこにいる赤い魔物にやられました！

僕
何？それは大変だ！殺すしかない！

キール
待ってました！

僕
おやおや？そんなに弱って心配しなくてもいいぞお前の子供も殺してやるからなぁ！
死ねぇ！！！！！！！！！

ドラゴン
ガァああああああああアアア！！！！！！

僕
・・・・ふぅ。忌々しい奴だった。
塵も残らぬよう切り刻んでやる。

キール
ご主人待った！

僕
どうした？

キール
そいつの体はすごく価値がある。剥製にしても見世物になるし、防具を作ってもいい。
無駄にできるところがないんだ。

僕
この子供は？

キール
さぁ？でも、何かに使えると思うぜ。

僕
よし！捕まえておこう！

雛
ガァ！ガァ！

僕
こっちにおいデェ！いい子だから！さぁ！早く！
キール、縛り上げておけ！

キール
あいよ。

僕
ラックーーーーーー！フックーーーーーーーーー！ミケを連れてきてくれーーーーーーー！
家に帰るぞーーーーーーーーーーーーー！

しばらくして２人がやってきた。

フック
うわ！死んでる！

ラック
まぁ、ある意味希少性はありましたね・・・

僕
うん。装備は強くなるし、レベルも多少は上がってると思う。
この死んだ奴はフックが収納して、そこに縛り上げているくたばりぞこないを持って
一度、屋敷に帰るぞ！

フック
はーい

それから僕たちは、ミケに乗って屋敷を目指した。

キール
いやぁ、今回はヒヤヒヤしたなぁ。

僕
あぁ。野盗など比較にならん相手だった。冗談じゃない。

キール
俺なんか腕を５回も食いちぎられたぜ。

僕
とんでもない奴だ。こんなやばい奴がいるから強くなる必要があるんだよ。
まったく、近頃のモンスターといい、野盗といい物騒な世の中だ！

キール
まったくだ！

・・・５時間後

僕
見えたな。

バサバサ

僕
ミケ、いつも通り屋敷の前におろしてくれ。

ミケ
ガァ！

バサバサバサバサ！

領民
ありゃなんだ？

なんか珍しい魔物をお持ちだぞ！

ガヤガヤ！

領主様、その赤い魔物は何ですか？

僕
ドラゴンだ。親は殺した。

領民
！！！！！！！！！！！

はえぇーーーーー！！！！

僕
ドラゴンで防具を作るか剥製にするか悩んでいるところだ。

領民
でしたら、防具の方がいいと思います！
箔がつきますよ！

そうだな！

ドラゴンを倒すだけの力をもつ証拠にもなるし！

僕
ふむ、とりあえず作ってみるとするか！
職人を呼んで来てくれ！

ほどなくして職人がやってきた。

防具職人
ドラゴンはどちらに？

僕
フック！出してやれ。

フック
はい。

ドサ！

防具職人
おおおお！！！レッドドラゴンですな！素晴らしい！最上級の防具が作れますぞ！

僕
どうすればこの素材を、より効果的に使える？

防具職人
複数の職人を集めて、大量の金貨を使えばより性能を強化できます。

僕
では、そうしてくれ。

防具職人
かしこまりました。

キール
ご主人、このチビはどうしましょう？

僕
見世物にでもするか。牢屋に入れておけ。

キール
へい。

僕
さて、久しぶりに教会にでも行ってみるか。

僕
神父はいるか？

子供
奥のお部屋にいます。

僕
呼んで来てくれて。

子供
はーい！

神父
これはこれは！領主様！どうなさいました？

僕
いや、レベルを見てもらおうと思ってな。

神父
かしこまりました。
・・・・・・・こちらに記しておきました。

僕
ご苦労。少ないがこれを取っておけ。

神父
！！！！！

こんなによろしいのですか？

僕
構わん。


神父に金貨二十枚ほど渡して、屋敷に戻った。

僕
どれどれ？ふ〜む、ここ最近の治安維持活動と今日のドラゴンでレベルが１１上がったぞ！
なんかレベル上げるのも面倒だなー。
おーい！

メイド
お呼びでしょうか？

僕
私兵を呼んで来てよ。

メイド
かしこまりました。

ほどなくして、私兵が到着した。

僕
さて、どうお願いしようかな？

現在のステータス

名前 ミロ
年齢 1４歳
性別 男
種族 人間
レベル70
HP 2500
MP 1700
体力 1800
知力550
精神力550
回復魔法 ヒール中 アンチカーズ中 増幅 中
空間魔法 収納 中
キュエルの祝福 中

装備品 殺戮の剣、破滅の盾、自殺の鎧、黒の秘宝、死の兜、反逆の靴
所持金 金貨526万枚
負債 金貨0万枚

資産 賃貸住宅 250人収容 1棟
賃貸6件
ロール地方 収益金貨41万枚/月 住人156000人
私兵 1500人
大規模農地 
魔物牧場
貸店舗50件
公衆浴場20件
ロール学園 1校
ロール銀行
カジノ
クジ
治療所
風俗
銀行
大規模収容施設
大規模集合住宅地
図書館

注文品
魔法石　金貨１０万枚分

奴隷 約220人
ペット ダークドラゴンのミケ
            妖精のフェル
　　　見世物：芋虫の化け物、腐乱死体の化け物、ドラゴンの幼生