奴隷商人

ミロ

風俗王に俺はなる!


ごめんくださーい。

奴隷商人
ほほほほほ!!!ようこそおいで下さいました。


風俗店で使うやつを探している。
何かいるか?

奴隷商人
これはこれは!素晴らしいビジネスでございますね!


いや、それほどでもないゾ!
もっとヤンチャ☆してたこともあるからな。
聞きたいか?

奴隷商人
・・・いえ。


それより早く見せろ。

奴隷商人
ははっ!
こちらでございます。


どれどれ?
ホホホホーーーー!
なかなかの上玉が揃ってるなぁ!
特にあの男とそこの女がいい!

こいつらに子供を産ませて使ってみよう。
我ながら天才的な発想だ。


おい、成長の早い種族はいるか?

奴隷商人
?獣人の中にいるそうですが、ここにはおりません。


そうか。
ふむ、おいお前達!聞くがいい!
僕は北の大陸ロール地方の貴族、ミロだ。
風俗で働くものを雇いたい。
・・・そこのお嬢さん如何かなぁ?ジロリ!

少女
!!!!


ブヒヒヒ!
まぁ、客を選ぶ権利があり、人として暮らす自由があり、食べたいものを食べ住みたい場所に住み、期待服を着る程度の自由はあるぞ。  ボソッ・・・逃げたら魔物のオモチャにして壊すがな。


どうする?このまま、ここで待つか?それとも可能性に賭けてみるか?


・・・本当に客を自由に選んでもいいの?


あぁ、いいぞ!
そこのイケメンくん!貴族のご令嬢と遊んでみたくたくないかい?


ゴクリ!
そんな夢のような話があるわけ・・


あるんだよ!お前達をたくさん集めればいい。お前が拒否した奴でも、他の奴なら受けるかも知れんだろ?

奴隷達
!!!!


恐れるな。今後ブサイク専門の奴隷も雇うつもりだ。
どうする?ここで、気味の悪い変質者に買われるか、魔物の盾にされるか?野人の洞窟に置き去りにされるかも知れない。

奴隷達
これ以上の話があるだろうか?
でも!



1時間だけ待つ。
お前達の人生だ。
剣は託した。あとは自分で切り開け。
おい、戻るぞ。

奴隷商人
ははっ!


ふぅ。

奴隷商人
はてさて、どうなりますことやら。


まぁ、なるようになるさ。

少なくとも、こいつは奴隷の扱いを知っている。
だとすると、奴隷が断らないよう、また、僕のところに行きたがるよう、僕のことを話しているとみていいだろう。


ところで、お前の他に奴隷商人はいるのか?

奴隷商人
えぇ、おりますです。


ほう!どこだ?
それとお前、こいつらをどうやって仕入れている?

奴隷商人
主に借金のカタでございます。
あとは、他の奴隷商人から流れてきます。


そうか、僕に見せてない奴隷も暇つぶしに見てみたいな。連れてこい。

しばらくして、手足のない子供達や病人が運ばれてきた。


その壊れた連中はいくらだ?

奴隷商人
全員で金貨2000枚でございます。


ほれ。

奴隷商人
ありがとうございます。


・・・そろそろ時間か?

奴隷商人
はい。


連れてこい。

程なくして、奴隷達が連れてこられた。


では答えを聞こう。

奴隷達
私はついて行きます。
私も
俺も!

奴隷達全員が付いてくることになった。
そりゃそうだろ。僕を断ったら即死刑だろうからな。
奴隷商人に脅されてる可能性も考えられる。
全員の答えが一致するのもおかしいだろう。


いくらだ?

奴隷商人
15人で金貨15000枚です。


2万枚払う。
そのかわり、次も僕の欲しがりそうなやつを揃えておけ。魔力、美貌、頭脳、幸運これらがキーポイントだ。

奴隷商人
かしこまりました。


さて、食いもんと酒を持って馬車に乗るぞ!
ついてこい。

それから僕達は領地に戻った。
ちなみに子供達は適当に孤児院に入れるつもりだ。
まともな服を着せ、うまい飯を食わせたら、奴隷達の警戒も少しは和らいだようだ。


ただいま〜!

サーニャ
・・・


どうした?話は聞いてるだろう?

サーニャ
サイテー!


わからん奴だな。
ほれ、プニ!

サーニャ
触らないで!


どう思う?お前達?
この間違った認識を変えるのは君たちに掛かっているんだ。期待しているぞ。


それから、こいつらを孤児院に連れて行け。

サーニャ
そんなことしても騙されませんからね!


そうか、じゃお前達今すぐ僕の領地から出て行け!

子供達
!!!!!


仕方ないよねぇ?孤児院に入れるのはマズイらしいから。ニヤニヤ。

サーニャ
そんなつもりじゃ・・・


じゃあ、なんだ!ドン!

全員
ビクっ!!!

金でレベルを上げているので、その力で威圧されれば大抵の者は恐怖で怯えることになる。


ふん!

サーニャ
・・・・・


さぁ、出て行くんだ!

子供達
うわ〜ん!

サーニャ
ひどい!


今度は何だ?
お前はどうして、相手の行動を理解しようとしない?
お前の小さな物差しで僕の行動は測れんよ。
で、どうするんだこいつら?ニヤニヤ。

サーニャ
私が孤児院に連れて行きます!


その言い方だとまるでお前が助けたみたいだな?
まぁいい。
さて、お前達ついてこい。

そして、僕は奴隷達を応接室へ連れてきた。


掛けてくれ。

奴隷
どうしてあの子達を助けたのですか?


子供達を利用するだけだったかも知れんぞ?

奴隷
・・・・


それを聞いて何になる?言葉は嘘をつくが、行いは嘘をつかない。お前達は僕を信じたんじゃないのか?
だったら信じろ。貴族の名にかけて誓う。

奴隷達
はい。


さて、売春宿ができるまで、この屋敷で暮らせ。
逃げるなよ?僕も酷い真似はしたくないからな。

奴隷達
はい。


何か必要なものはあるか?

奴隷達
妹が・・・弟が・・・母が・・・父が・・・


おーい!誰かー!

メイド
お呼びでしょうか?


・・・カクカクシカジカというわけだ。
金貨1万枚持たせるので、かたをつけて来い。

メイド
かしこまりました。



現在のステータス

名前 ミロ
年齢  13歳
性別 男
種族 人間
レベル58
HP 1900
MP 1400.
体力 1500
知力450
精神力450
回復魔法 ヒール中 アンチカーズ中 増幅 中
空間魔法 収納 中
キュエルの祝福 中

装備品 殺戮の剣、破滅の盾、自殺の鎧、黒の秘宝、死の兜、反逆の靴
所持金 金貨15万枚
負債    金貨142万5000枚

資産 賃貸住宅 250人収容 1棟
        賃貸6件件
        ロール地方 

        大規模農地 
        魔物牧場
        貸店舗50件
       公衆浴場20件
       ロール学園 1校
       
        奴隷  73人

ペット ダークドラゴンのミケ

奴隷達
よろしいのですか!


別に僕にとっては端金だから。寝てても入ってくる金だしな。ゴロゴロしてクソしてるだけで金は湧いてくるぞ。

奴隷達
・・・・

そして、僕はカジノと醸造所と風俗店の建築を指示したのだった。

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