奴隷商人

ミロ

ハローワーク&資金繰り

朝・・・

僕達はギルドに向かった

受付嬢
お待ちしておりました。今回の求人に集まって下さったのは全部で25名です。


ほう、なかなかの数だな。

うむ、金貨の力は偉大だな。
先日の金貨2枚も僕の評判を大いにあげてくれるだろう。

受付嬢
こちらの部屋をお使い下さい。


承知した。

まず、金勘定を任せられるのは信用でき、仕事のできる人物で料理と家の方は信用できて、かつ腕のいい人物だ。


料理希望のものはそこの台所を使って何か作って来てくれ。家希望のものは今まで作った家の場所と金額を紙に書いてくれ。不動産管理希望のものはこの紙に住人を集めるアイデアを書いてくれ。


では、始めてくれ。

結果的に料理の方は、まともなのが2名いたので採用した。そして、不動産の方は特定のターゲットに絞ったアイデアで悪くなかった。冒険者向きや家族向き、何もかもを集めようとせずにきちんと考えていた。
家の方は、センスのいい家を普通の値段で作っていたので、3名ほど採用した。

今回、計6名を採用し、給料は月に金貨6枚に設定した。
普通の倍である。

それから不動産に行き、町の空いている一区画の土地を買い占めた。家が10件ほど建つスペースだ。金貨3万枚だそうだ。とりあえず、ローンで買うこととして、毎月金貨1000枚を返す契約で買った。別に自分が働くわけじゃあない。ここで物件を作って、その収益で払うんだから、むしろ金になる借金だ。
計画として、土地の中心部分に集合住宅を作り、その周囲を囲むように、食料品店と飲食店、日用雑貨店を置く。大概の生活には困らないはずだ。


では、計画した通りに、建物を作ってくれ。
まずは建物ができないことには話にならないので、みんなで話し合って、作ってくれ。


とりあえず、金貨3000枚ほど準備しておかないとな。

大工
ぼっちゃん、人手が足りません。


ここに金貨500枚ある。こいつでお前の知ってる腕の立つやつを多く雇って仕事を進めろ。

大工
はい。


金貨1枚で一週間働く契約にしても500人で仕事することになるんだぞ?

大工
なるぼど


説明に1日使って、それから仕事にかからせろ。


僕は金貨を3000枚ほど稼いでくる。

秘書
3000・・・


では、行ってくる。


さて、どうしたものか。

ステータス
名前 ミロ
レベル18
HP 90
MP 800
体力 590
知力180
精神力180
回復魔法 ヒール小 アンチカーズ小
空間魔法 収納 小
キュエルの祝福 中

装備品 死神の鎌、妖精の瞳
所持金 金貨1800枚


うーむ、まぁ普通に魔物を狩るしかないかな。

僕はギルドで高く売れる魔物の情報を聞いた。
なんでも、東の山にある新しい迷宮の魔物は高く売れるそうだ。時々、宝物もあるらしい。


危ないので僕一人で行ってくるからな。

サーニャ
でも!

エリス
わかった・・・

そして、僕は迷宮に向かった。


不動産を担保に銀行から金を借りても良かったんだけど、まぁ、最初だけだから自分で準備するか!

迷宮に入ると、得体の知れない化け物がウヨウヨしていた。僕は魔物達を殺しながら素材を収納していき、迷宮の奥まで進んでいった。


!!!あれは!

そこには金色のゼリーがいたのだ。


ふヒヒ!高く売れると聞いた魔物の一つだ。
死ねぇ!

金色のゼリー
ブルブル!

ゼリーは簡単に死んだ。
僕はゼリーを回収してさらに進んだ。
時折腕が折れたり足が反対方向に曲がることもあった。
その度にヒールで治して、休みながら進んだ。

途中で怪しげな場所を見つけた。
デカイ化け物に守られている。


リスクは犯せない。
通り過ぎよう。

僕はスルーした。

それからどんどん進み、行き止まりになった。


あの化け物をどうにかするしかないのか。


あの化け物が眠ったら、殺すとしよう。


・・・あいつ全然うごかねぇぞ!
マジでヤベェ!

化け物
・・・・

結局、化け物は身じろぎ一つせず、じっと扉の前に居たのだ。

化け物の前に小さなモンスターを放り投げてみた。
あっという間にひき肉にされてしまった。


そりゃそうか。
仕方ない、戦うか。

収納で石を運び、化け物の部屋を石でいっぱいにした。

化け物
!!!グルルル!!!ガァァ!!!


こうするしかなかったんだ。

そして、10時間くらい石を貯め続けたら化け物は潰れて死んだ。まずはじめにでかい石で入り口に栓をして、隙間から化け物の部屋を見て、この中に石を貯め続けた。

化け物が死んだ後は、石を回収して違う部屋に移した。
そして、扉をくぐった。


ふむ、危険度が増すのかな?

あたりを見ていると、でかい筋肉ダルマに、得体の知れない魔物がうじゃうじゃして居た。


こいつらはやばそうだ。
仕方ない。僕は通路の死角に隠れて、気づかれないように反対側に収納で小石を出し、後ろ側からモンスターを串刺しにしていった。


思ったほどバケモンでもないな。
金をかけて装備を揃えてよかった。
連中は普通の剣では、絶対切れないくらい硬いしな。

しばらく進んでいると、宝箱を見つけた。


お!いいもんめっけ!

宝箱の中には盾と宝石と金貨が入っていた。


盾は僕が装備して、宝石と金貨はそのまま資産にするかな。この辺りが潮時だな。引き上げよう。

そして、僕は町に戻った。

ステータス
名前 ミロ
レベル28
HP 200
MP 900
体力 650
知力240
精神力240
回復魔法 ヒール小 アンチカーズ小
空間魔法 収納 小
キュエルの祝福 中

装備品 死神の鎌、妖精の瞳、変な盾?
所持金 金貨2300枚

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