奴隷商人

ミロ

オーナー

金も溜まっていき、生産量を増やしたかったので、家を借りてそこを作業場にしていた。
 
現在のメニュー
タマゴのサンドイッチ 銅貨2枚
豚肉の燻製と野菜のサンドイッチ 銅貨3枚
クッキー 銅貨2枚
味付け肉の炒め物 銅貨4枚
ケプロスのモモ肉の揚げ物 銅貨4枚

賃貸物件
家賃金貨1枚
広くて明るい木の家。
キッチンがとても広い。

課題
人員不足
需要に追いついていない。
自分たちの家が欲しい


人が足りなくなってきたね。

サーニャの家は随分生活が楽なって、サーニャの身なりも良くなってきた。

サーニャ
うん。誰かに手伝ってもらおうよ。


じゃあ、友達を探しに行こう。

サーニャと同じような子を3人ほど見つけて雇った。
珍しいことに一人で獣人が混じっていた。
狼の獣人でエリスといるうらしい。

それからの日々は休みの日にゼリーを狩って、午前中は子供達と食べたり遊んだりして、昼から食べ物を売っていた。時折、金を奪おうとする馬鹿が湧いてきたが、ギルドの冒険者に捕まって半殺しにされていた。
熊のような大男で同性愛者のアースさんに捕まった奴は悲しい結末を迎えていた。
アースさんはよく言った。ボウズ、悪い奴を見つけたらすぐに俺に知らせるんだ!と、僕には掘ることを正当化できる奴を見つけたらとしかか聞こえなかった。女性に対しては紳士的なので、評判はいいらしい。男達からは尊敬と畏怖の目で見つめられている。
ちなみに僕の通報回数は30回を超えていた。
アースさんにはとても気に入られているらしい。
大人になった時のために強くなっておこうと心に決めた。

現在のステータス

名前 ミロ 
レベル5
HP 20
MP 30
体力25
知力115
精神力115
回復魔法 ヒール 小
空間魔法  収納 小

ヒール小は取れた指をくっつけるくらいの回復力はある。欠損部位の回復はできないようだ。弱い毒に対しても効果があるらしい。

収納小は子供一人分くらいの量なら収納できる。

僕の普段の役割はメニュー開発と人材発掘だ。
後の仕事は全てサーニャやエリス達に任せてある。
月の収入は金貨60枚ほどに達している。
彼女らの取り分は金貨5枚である。

不動産屋に行って土地付きの作業場を買った。
金貨50枚であった。
子供が大金を出すのでさぞがし驚かれた。
2階部分は住居スペースとなっており、主に一階で作業にあたることとなる。

そんな日々が続き、7歳になった。

ステータス
名前 ミロ
レベル12
HP 50
MP 80
体力 60
知力150
精神力150
回復魔法 ヒール小
空間魔法 収納 小

所持金 金貨6500枚

・・・そんなある日

コツコツコツ!

ガチャ


失礼します!

母親
あら?どなたかしら?


私、魔法学院から参ったものです。
こちらにミロという少年はいますか?

母親
はい、おりますが?


学院への入学案内をお待ちいたしました。
どうぞご検討ください。

母親
まぁ!

なんでも、学院というエリート養成学校があるらしい。ボンボンの巣窟だ。
あした、サーニャとエリスも誘ってみよう。
奴らも金だけは無駄に持ってるはずだ。
今では家に土地に家畜まで持ってる。

・・・次の日


というわけだ、面白そうなので行ってみるか?

サーニャ
うん!行きたい

エリス
でも、今の商売はどうしようか?


兄弟にやらせよう。

エリス
それだ!

そして、僕たちは兄弟に仕事を引き継ぎ、兄弟を一月金貨10枚で雇った。

僕達は、学院にやってきたのだ。

受付
ガヤガヤ!

サーニャ
すごく、人がいっぱい!
みんなお金持ちみたい。


奴らは親の金。僕らは自分の金。

エリス
たしかに

ボンボン
うわっ!見てみろよ獣人だそ!

小娘
キャー!

エリス
・・・


あなたのような高貴な方に失礼しました。
さぞ、有名な御貴族だとお見受けいたしますが・・・

ボンボン
そうだ!イシュタールの公爵家、ロレーヌ家の長男の
ロレーヌ・リュートだ!


なんと!かの有名なロレーヌの方でしたとは!
連れの無礼を何卒お許し頂けないでしょうか?

リュート
苦しゅうない、許す。


なんと心の広い方だ!これが貴族の品格なのか!

周囲
クスクス


では失礼します。


行くぞ。


奴はすでに評価を下げている。

そして、僕達は受付にやってきた。

受付嬢
参加費は金貨100枚です。
試験内容は筆記試験です。
何か質問はありますか?


ありません。

ちなみに例年の出題傾向から、歴史と計算、教養と商売に関することだ。それらを図書館で本を読み込み勉強しているので死角はない。


では、金貨300枚


よし、メシでも食うか!
今日はタマゴサンドと果物の蜜漬けだ。

サーニャ
やったぁ!

そして、試験が終わった。


な?簡単だっただろ?
学院の成り立ちと目的を考えれば、出題内容も絞れるし、例年の傾向もあるからな。

エリス
たしかに簡単だった。


こうした情報を調べることも試験の一つだったのだよ。

エリス
なるほど!

そして、1月が過ぎた頃、僕達3人に合格の通知が届いた。


         

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