奴隷商人

ミロ

勉強


うーむ、今の時点では社会的信用力がないので人を雇うのも難しい。とすると、自分に投資するかな。
まずは、魔法を覚えて魔物を狩るとしよう。
図書館は素晴らしい。タダで自分の価値を高めることができる。

そして、僕は図書館にやって来た。


なになに?回復魔法を行う場合、対象に込める魔力とイメージが大事になると、ふむ、それは分かっている。
だったら体の構造を知ることが回復魔法では重要だと言えるな。併せて細部が不明な場合は力を込めて自然治癒力を高めるのも効果的だと言えるな。
空間魔法は、本人の魔力に依存するか・・・
魔力?なんだそれは?そんな能力あったか?
うーん?なになに?魔力は体内をめぐる魔法の力でレベルが上がると増加し、装備品で強化することもできるか。ふむ、本日もそれなりの収穫が得られたな。


魔物をどうやって殺すかな。
もっとも弱い魔物の強さと生息地について調べるとするかな。

調べによると、最も弱い魔物はゼリーと呼ばれる魔物で緑色の身体をしており、匂いでこちらを感知し、体当たりをして来るらしい。油断すれば生身の大人でも骨を折ることがあるそうだ。
大きさに個体差があることも判明しており、この町の西の草原に出るらしい。


武器と防具を揃えて奴を狩りに行こう。

魔物を狩る為に3年近くも待ったのだ。
本当に長かった。

武器屋
いらっしゃい!
ん?ボウズ?どうした?


僕でも使えそうな小さな武器が欲しいです。
お金ならあります。

武器屋
危ないことをするんじゃないぞ!
そうだなぁ、この鋼のナイフなんかどうだ?


使えると思います。

武器屋
じゃあ、銀貨2枚だな。


ありがとうございます。

次に防具屋に行って小さな盾を買って来た。
収納にしまって、草原に向かった。


奴はどこにいるんだ?
お!いたいた!

ゼリー
プルプル!

・・・バッ!


来た!そのまま串刺しだ!

ゼリーはあっけなく串刺しにされてしまった。
しかし、衝撃を受けて腕が動かなくなってしまった。


ヒール!


ふぅ!危ない危ない!
油断ならん相手だな。

そうして、小さなゼリーを一日中探して狩ってレベルが1つ上がった。

名前 ミロ
レベル 2
HP8
MP20
体力 8
知力100
精神力100

所持金 銀貨12枚

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