奴隷商人

ミロ

コレクター


ふんふん♩

アリス
ご機嫌ですね?

久しぶりに出てきたが、こいつは以前名前を聞いた奴隷だ。


うん、金も溜まったし美術品や珍品を集めてみようかなと思って。あと、屋敷を改造しよう。

アリス
それはいいですね!


僕使用人達を集めてきてくれ。

アリス
はい

程なくして、使用人達が100人ほど集まった。


宝物や美術品、城や屋敷の調査をしてもらいたい!

使用人達
次は誰を殺すので?

使用人
いや、盗みかもしれん。

使用人
今度は放火だ!

使用人
人攫いに決まってる!


ははは!僕がそんなことするわけないだろ?(今は)
とりあえず、コレクションでも集めてみようかと思ってね。

使用人
なるほど、で貴族が持ってた場合は?


不幸な事故が起きないといいな。

使用人
ほら!


それから屋敷を改造するので住みやすい豪華な屋敷や城について調査してこい。また、住みやすい場所があったら知らせろ。ビジネスマン(暗殺者)を向かわせる。

使用人達
はーい。

そして、一週間が過ぎ、使用人達から報告が上がった。

使用人
西のキュロス公爵の土地が綺麗で豊かでした。
海と山に面しているので食べ物も豊富です。

使用人
今度オークションでドラゴンの卵が出るそうです。

使用人
死霊の洞窟に財宝があるとか。
ですが、とんでもない化け物が出るそうです!


ほう!して、その化け物とやらは国を滅ぼすのか?

使用人
いいえ


じゃあ大したことないな。
袋叩きにして火をつけよう。
体を溶かす薬をかけてやるか。

使用人
幽霊のようなものなので効かないそうです。


聖職者を連れて行く。
洞窟ごと浄化する。
キュロスとドラゴンの卵は任せたぞ。

使用人
いくらほど使いましょう?


ドラゴンの卵は金貨100万枚まで出せ。
番犬として買う。
キュロスはビジネスマンを向かわせろ。
僕は洞窟に行く。

そして、僕は聖職者を連れて洞窟に向かった。


本日は危険を顧みずお越しいただきありがとうございます。私としましても国内にこうした危険な洞窟があることに大変心を痛めておりました!(いくら儲かるかな)

神官
なんと・・・自ら指揮をとられるとは!


こうしている今も国民が危険に晒されているかも知れません!(他の奴に宝とられたらどうすんだよ)
では行きましょう。行くぞお前達!

戦士(殺し屋)
はっ!

そして、僕たちは洞窟を進み、攻撃できる化け物は数に物を言わせて袋叩きにしてすり潰していった。
時折出てくる幽霊は聖水や塩をまいたり、大声で賛美歌を歌ってみたりと可能な限り嫌がらせをしつつ、神父に浄化させた。
そして、最深部にたどり着いた。

死神のような化け物
ここまで来たか。宝物は渡さぬ!
魂を食ってやる!

神父
なんとおぞましい!


おい、話は通じるのか?

化け物
ん?なんだお主は!人間か?
とんでもない闇を感じる。


化け物が世迷いごとを言っている。言い掛かりはよしてもらおう。
僕には何のことかわからんが、国民の為にお前を討つ!
塩を撒け、聖水を掛けろ、女神の像を置け、松明を灯せ!では、神父様お願いします。

神父
はい!

化け物
やめろ!ガァァァ!!!!動けん!

ジューーーー!!!

そして、化け物は消えた。


よし、隠し部屋と宝を探せ!

使用人達
はっ!

そして、程なくして宝物が集まった。
神父に浄化させて、屋敷に持って帰った。
神父には金貨10万枚ほど渡した。
私ではなく、神様がしてくださったことですよと、伝えたところ感動していた。こいつはエセ神父だわ。僕のヤバさに気づいないないw
今回、財宝が金貨100万枚ほどと、綺麗な剣が1本、変な本が1冊、不気味な像が1個手に入った。
神父からは不気味な像は危険だと言われた。
新しい屋敷に結界を張って保管する予定だ。
拷問部屋に利用しよう!
変な本は何かわからないらしい。
今度は、その方面に明るい使用人に調べさせよう。


キュロスと卵はどうなった?

使用人
卵は金貨80万枚で落札しました。
ご主人様の使いだと申したところ誰も入札しなくなりました。


普段の行いだな。神は見ている。

使用人
そうですね・・・


して、キュロスはやったか?

ビジネスマン
申し訳ございません。手こずっております。


なにがあった?

ビジネスマン
奴が最近、私兵を準備しておりまして、なかなかに厄介なのです。粗探しをして、裏取引や人身売買の証拠を見つけておりますので、ご主人さまの指示を仰ごうかと。


うむ、そこまでやっていれば問題はない。
今夜、奴を討つ。秘密裏に王に知らせておけ。

ビジネスマン
御意。


さて、キュロスの私兵達を殺すぞ。
女達を馬車に入れて、私兵達やの前を猛スピードで通りぬけろ。その先に伏兵を置いて殺せ。
女達は魔術師を置いておけ。

そして、キュロスの私兵達は殺され、僕は残った私兵を蹴散らし、キュロスとその家族を捕まえた。

キュロス
貴様!なにをしてるかわかっているのか!
ついに本性を現したな!


それはこっちのセリフだ!
お前を王城に連行する!

王城にやって来た。


して、どうなった?


はっ!捕らえてまいりました。

キュロス
王よ!これは一体?


お主の悪事をネロ伯爵が暴いたのじゃ。

キュロス
何のことで?


とぼけるでない!人身売買に薬の裏取引、怪しい魔術にも手を出しておったことがわかっておる!

キュロス
そんな!何かの誤解です!


証拠は出ておる!
後日処刑じゃ!

キュロス
どうか子供達だけは!


王よ、子供達は奴隷でも構いませんので、命ばかりは哀れんで頂けないでしょうか?


ふむ、そうじゃな。子供らに罪はあるまい。
では、奴隷とする。処分は、伯爵、そちに任せる。


寛大なお心遣い感謝します。お主も王の慈悲に感謝するのだな。

キュロス
くっ!


ボソッ・・・何か言いたいことでもあるのかね?
殺してもいいのだぞ?

キュロス
!感謝いたします。


牢に入れよ!

兵士
はっ!


王よ、キュロスから回収した財産目録です。
お納め下さい。


うむ、此度の働き大義であった。
褒美になにを望む?


富は王が国民の為にお使い頂けると理解しております。
ですので、キュロスの領地を管理し働かせていただければと存じます。私が管理した場合、税収率は50%向上する見込みでございます。その地域の国民を豊かにしたく存じます。


うむ、任せたぞ。


はっ!

ちなみにキュロスは、マジで悪さをしていた。
貴族はそんなもんだ。キュロスの家族は使用人達に福利厚生として与えた。風俗で働いてもらう事とした。

ステータス
お金  国一番の富豪
使用人 街一つ分
評判  聖人
目標  世界征服

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