つまりは、壊れかけた僕の思うこと

ただのねこ

p4

僕は考えた。
ただ、許されるのを待つだけじゃ。
きっと。
いつまで経っても、許されることはない。
誰にも。
何にも。
なら、僕は。
時間を、皆に挙げることにした。
この時間はもう、きっと僕の所有物じゃないから。
自分のために使ってきた、そんな時間。
これからは、人のために。
使っていこう。
少しずつでも。
そう思った。


いつか。
許されることがあったら。
その時は。
死ぬことだけが。
幸せじゃない。
そう言いたい。
死に損ないでも。
生きていいんだって。
死ななくてもいいんだって。
いや。
死んだらだめなんだって。
生きることを。
幸せを。
願ってもいいんだって。
そう言いたい。

コメント

  • ただのねこ

    加月ムラマサさん、読んでいただきありがとうございます。実体験を少し混ぜた話です。すべてが、実体験ではありません。機会が、あればぜひ執筆してください。

    1
  • 加月  ムラマサ

    全部読んでの感想ですが、共感出来る所がありました。

    それは、「自分の為ではなく誰かの為」と言う部分です。

    死と言うテーマは、日頃から考えることですが、深いテーマである為、作品として訴えかけるのは、難しいと感じています。

    これは、あなたの実体験ですか?

    俺も、機会があれば、死をテーマに何か執筆してみようと思います。

    1
  • ただのねこ

    いえいえ。
    素晴らしいなんて、猫にはもったいないお言葉です。

    1
  • 鱗の雨

    こんばんは、

    フォローさせていただいたものです。

    そして一言、素晴らしい!!

    1
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