学校一の美少女がある日俺の妹になりました
それから一週間経ちました
あの始業の日兼入学式から一週間が過ぎた。
あの日以降、雫とは会っていない。だが雫の話はよく耳にする。何故だと思う?それは...
「お〜ぃ、お前も入ろーぜ?玲二だって入りたいんだろ?」
駆が俺に毎日のようにこの様に言い寄ってくるからだ。
「いや、そういうの遠慮しとくよ」
断るのも苦労している。
雫のことで、この一週間の内に色々な事が起こった様だ。まずファンクラブが出来たことだ。因みに駆が俺を誘ってるのがそのファンクラブだ。
駆の話によるとファンクラブは現在総勢50人だが絶賛人数増えちゅうとの事だ。
その他は、よく告白されるそうだ。この情報は駆が俺に話して来た事だ。もう10人は振ったそうだ。
ここの高校の男子は行動力ありすぎではないだろうか?
「まったく駆もその辺にしときなさいよ?」
はいれーはいれーと言い寄ってくる駆にそう言ったのは同じクラスになった駆の幼馴染の篠木 彩菜だった。彩菜に言われてやっと駆が俺から離れていく。まったく...
「助かったよ、篠木」
「べ、別に...大したことじゃないわよ」
お礼を言うと彩菜は後ろを向いてそう言った。
それを見て駆はため息を吐いていた。うん、分からん。
とりあえず帰り支度する為に自分の席に戻り荷物を仕舞っていると先に帰りの支度を終えた駆が話しかけてきた。
「あ、そうだ!ゲーセン寄って帰ろうぜ」
突然、そんなことを言われ少しびっくりしたけど、今日は特に用事も無かったかな...って
「お前、部活はいいのか?」
「今日は部活休みなんだよね!彩菜は週一の部活だろ?」
「うん。部活は土曜にあるから暇ね」
「なら決まりな!」
そう言って駆は教室から飛び出していった。なんだか変にはしゃいでいる駆を見て俺と彩菜は少し笑ってから後を追った。
靴を履き替えて、外に出ると先に行っていた駆が立ちどまって居た。待っていたではなくて、立ち止まっていた。とりあえず声掛けとくか。
「そんな所に立ち止まって何かあったのか?」
「いや、あそこに...」
そう言って駆は指を指す。その指差す方を見ると...そこには校門の近くに雫が立っていた。ってよく見るとあそこだけ謎に誰も近寄ってないんですけど!
そんな感じで俺も見ていると遅れて靴を履いてきた彩菜も合流したのでゲーセンに行く為に歩きだしたのだが...。
その時雫が俺たちの存在に気が付いたようで、雫が此方に駆け寄ってきた。
「先輩!お久しぶりです!」
「あ、あぁ。久しぶり。えーっと何か用とか?」
雫がこれに話しかけて来てくれたのだが、隣に居る駆と他の雫のファンと思われる生徒から威圧の篭った視線をもらい、ぎこちなくなってしまった。
そこは気にならなかったようで雫は要件を話し出す。
「はい。その、お礼をしたくて...」
「お礼?俺、お礼されるようなことしたっけ?」
考えてみたけど思い当たる節がないんだけど...
「あ、それは入学式の日に案内して貰ったことです」
あー、なるほどね納得した。だけど別にお礼して欲しくてしたんじゃないんだけどな。それに今から2人とゲーセン行く所だしな...。
「別にお礼とか大丈夫だよ」
「そう...ですか...」
俺がそう言うと雫は肩を落としてしまった。なんか罪悪感あるな。などと思っていると肩をツンツンと突かれて
「行ってあげたら?」
彩菜に耳打ちされた。
「え、いいのか?」
「いいのいいの。遊ぶのはまた今度ね」
「それじゃあ、お言葉に甘えるよ。と言うわけだからその、いいかな?」
「はい!」
雫は嬉しそうに答えてくれた。
「それじゃあ、行きましょうか先輩」
そう言って歩き始める雫。
「分かった。それじゃあな2人とも」
「また明日ね」
「明日覚えてろよ!」
2人に声を掛けて俺は雫の後を追って歩きだした。
あの日以降、雫とは会っていない。だが雫の話はよく耳にする。何故だと思う?それは...
「お〜ぃ、お前も入ろーぜ?玲二だって入りたいんだろ?」
駆が俺に毎日のようにこの様に言い寄ってくるからだ。
「いや、そういうの遠慮しとくよ」
断るのも苦労している。
雫のことで、この一週間の内に色々な事が起こった様だ。まずファンクラブが出来たことだ。因みに駆が俺を誘ってるのがそのファンクラブだ。
駆の話によるとファンクラブは現在総勢50人だが絶賛人数増えちゅうとの事だ。
その他は、よく告白されるそうだ。この情報は駆が俺に話して来た事だ。もう10人は振ったそうだ。
ここの高校の男子は行動力ありすぎではないだろうか?
「まったく駆もその辺にしときなさいよ?」
はいれーはいれーと言い寄ってくる駆にそう言ったのは同じクラスになった駆の幼馴染の篠木 彩菜だった。彩菜に言われてやっと駆が俺から離れていく。まったく...
「助かったよ、篠木」
「べ、別に...大したことじゃないわよ」
お礼を言うと彩菜は後ろを向いてそう言った。
それを見て駆はため息を吐いていた。うん、分からん。
とりあえず帰り支度する為に自分の席に戻り荷物を仕舞っていると先に帰りの支度を終えた駆が話しかけてきた。
「あ、そうだ!ゲーセン寄って帰ろうぜ」
突然、そんなことを言われ少しびっくりしたけど、今日は特に用事も無かったかな...って
「お前、部活はいいのか?」
「今日は部活休みなんだよね!彩菜は週一の部活だろ?」
「うん。部活は土曜にあるから暇ね」
「なら決まりな!」
そう言って駆は教室から飛び出していった。なんだか変にはしゃいでいる駆を見て俺と彩菜は少し笑ってから後を追った。
靴を履き替えて、外に出ると先に行っていた駆が立ちどまって居た。待っていたではなくて、立ち止まっていた。とりあえず声掛けとくか。
「そんな所に立ち止まって何かあったのか?」
「いや、あそこに...」
そう言って駆は指を指す。その指差す方を見ると...そこには校門の近くに雫が立っていた。ってよく見るとあそこだけ謎に誰も近寄ってないんですけど!
そんな感じで俺も見ていると遅れて靴を履いてきた彩菜も合流したのでゲーセンに行く為に歩きだしたのだが...。
その時雫が俺たちの存在に気が付いたようで、雫が此方に駆け寄ってきた。
「先輩!お久しぶりです!」
「あ、あぁ。久しぶり。えーっと何か用とか?」
雫がこれに話しかけて来てくれたのだが、隣に居る駆と他の雫のファンと思われる生徒から威圧の篭った視線をもらい、ぎこちなくなってしまった。
そこは気にならなかったようで雫は要件を話し出す。
「はい。その、お礼をしたくて...」
「お礼?俺、お礼されるようなことしたっけ?」
考えてみたけど思い当たる節がないんだけど...
「あ、それは入学式の日に案内して貰ったことです」
あー、なるほどね納得した。だけど別にお礼して欲しくてしたんじゃないんだけどな。それに今から2人とゲーセン行く所だしな...。
「別にお礼とか大丈夫だよ」
「そう...ですか...」
俺がそう言うと雫は肩を落としてしまった。なんか罪悪感あるな。などと思っていると肩をツンツンと突かれて
「行ってあげたら?」
彩菜に耳打ちされた。
「え、いいのか?」
「いいのいいの。遊ぶのはまた今度ね」
「それじゃあ、お言葉に甘えるよ。と言うわけだからその、いいかな?」
「はい!」
雫は嬉しそうに答えてくれた。
「それじゃあ、行きましょうか先輩」
そう言って歩き始める雫。
「分かった。それじゃあな2人とも」
「また明日ね」
「明日覚えてろよ!」
2人に声を掛けて俺は雫の後を追って歩きだした。
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コメント
Salp
これは俺が好きなタイプの奴かもしれない!
頑張れよ。応援してるぜ!