異世界で美少女吸血鬼になったので”魅了”で女の子を堕とし、国を滅ぼします ~洗脳と吸血に変えられていく乙女たち~
20 幸せ家族計画
その翌日、同じように私とリリーナが触れ合っていると、内太ももに印が浮かびました。
しかし私はあえてそれを見て見ぬふりして、しばらく彼女との逢引を楽しむことにしました。
罪悪感と快感の間で揺れる彼女の姿を観察しているのが、少し面白くなってきたんです。
印が浮かんでから3日、吸血せずに愛で続け――今日も当然のように、リリーナは朝から教会にやって来ます。
普段は王国が運営している学校に通っているのですが、今日は休みだそうです。
「今日はリリーナとずっといっしょに居られますね」
礼拝堂に入るなり勢い良く私に抱きついてきた彼女の耳元で言うと、リリーナは顔を真っ赤にしながら何度も頷きました。
まだ恥じらいは残っていましたが、とうに与えられる快楽への欲求がそれを上回っているのでしょう。
ここにはまだ、リリーナと私以外は誰もいません。
私は腰をかがめ、彼女と目線を合わせると、何かを催促するように舌を出しました。
リリーナは一瞬で意図を察し、一度周囲を見回した上で、私の舌に口を近づけます。
そして昆虫が蜜でも見つけたように、ちろちろと私の舌を舐め始めました。
この数日で、私がそういう風に躾けたのです。
とは言え、リリーナも私とのディープキスを気に入っているようで、逆に何も催促しないできると、むしろあちらからおねだりしてくるほどなのですが。
「はむっ……ちゅる、じゅぷ……ぺちゃ、ちゅっ、ちゅうぅ……ん、ふうぅ……っ」
私は幾度となく舌を舐められ、しゃぶられながら、背徳感を絡めて腰が抜けてしまいそうなほどの快楽を享受しました。
自分よりも小さな女の子が必死で私に奉仕してくれる姿というのは、それだけでたまらないものです。
今ですらこんなに必死でやってくれるのですから、もし半吸血鬼になったら、一体どこまで私に尽くしてくれるのでしょうね。
「おねえ……ちゃん、も……して?」
それを上目遣いで言う時は、”喉の奥まで激しくかき混ぜて”というおねだりのサイン。
私は彼女の両頬を手で固定すると、舌をにゅるりと伸ばし、まずはリリーナの口の中の全体を余すこと無く味わっていきました。
次第に彼女の表情がぽーっとしていきます。
私は頃合いを見計らい、特に彼女が好きな喉奥に舌を伸ばしました。
「は、はおっ……お、ご……ん、おおぉっ……!」
ゆったりとした動きでそこをかき混ぜると、リリーナは年不相応な声をあげながら下品に啼きました。
最初こそ声を出すことに抵抗のあった彼女ですが、私が少し背中を押してやるだけで、見ての通り――
「んおぉぉぉっ、お、おっほ……ひゃふ、おおうぅぅ……っ!」
惜しげもなく、可愛らしい声を聞かせてくれるようになりました。
恋というものは、かくも人を無防備にしてしまうものなのですね。
えっちなことはダメだと言っていたリリーナはもうそこには居ません。
もちろん、”好きな人相手だから”という免罪符はありますが、それにしたって、彼女と同い年で、喉の奥を嬲られてここまで悦ぶ子は居ません。
ひときわ大きく、リリーナの体が痙攣した所で、私は舌を引き抜きました。
喉から分泌される粘液が絡みつき、糸を引いています。
「ここまでされても苦しむどころか喜ぶなんて、リリーナは変態さんですね」
「はー、はー、はぁ……らって、おねえちゃん、へんたいの方が……好き、って」
「ええそうですよ。あなたがそういう姿を見せてくれるたびに、もっともっと好きになっていくんです」
「今のも……好きに、なった?」
返事代わりに、私は彼女の唇についばむようなキスを与えました。
すると顔を離した途端に、リリーナからも、私の方にキスをしてきます。
「リリーナも好きぃ、えへへぇ」
あれだけ乱れておいて、まだリリーナには無邪気さが残っている。
あまりにかけ離れた2つの要素が同居する幼い少女を見て、私はもっと、もっともっと、彼女を染め上げたいと思うのです。
そのための手段は、やはり――人間をやめさせてしまうのが一番で。
今日まで我慢してきましたが、そろそろ終わりにしてしまいましょう。
「じゃあ、部屋に行きましょうか」
「うんっ。今日もリリーナの体をいっぱい触ってね、おねえちゃん!」
期待に胸ふくらませる彼女の手を引いて、私は寝室へ向かいました。
◇◇◇
リリーナは部屋に入るなり、すぐさま纏っていた白のワンピースを脱ぎ始めました。
私も修道服を脱ぎ、下着姿になります。
そしてベッドの縁に座ると、そんな私の胴体を背もたれにして、膝の上にキャミソール姿になったリリーナが座ります。
なぜこの体勢なのかと言えば、いつでも血を吸える上に、印がよく見えるから。
印のことは、リリーナには”私と恋人になった証”と伝えてあります。
「今日も、印を触るの?」
「そこを触られるの好きでしょう?」
「印だけじゃなくて、どこを触られても、おねえちゃんだったら好きだよ」
実際、もうリリーナの体に私が触れていない部分はありません。
例えどこであろうと、私が頼めば、”おねえちゃんなら”と彼女はさらけ出してくれます。
今だってそうです。
私がリリーナの膝の内側に手を置くと、力を入れずとも自然と彼女の足は開いていきました。
がに股の体勢になると、右側の太ももについたそのハートのタトゥーがさらによく見えるようになります。
私は膝から指先で線を描くように、じわじわと足の付け根へと動かしていきます。
「はあぁぁぁぁ……」
リリーナの口から甘い吐息が漏れました。
そして指先が印の近くまでやってくると、私はあえて印には触れずに、その周囲を円形に撫で始めます。
「っ……ぅ、は……っ」
彼女は、物足りなさそうに潤んだ瞳で私の方を見ました。
しかし私は微笑むばかりで、なかなか印を触りません。
焦らされ、少しずつ正気を失っていくリリーナの表情を楽しみながら、頃合いを見て――カリッ、と指先でひっかくように、一瞬だけ印に触れました。
「ひああぁぁんっ!」
たったそれだけで、リリーナは背中を仰け反らせながら反応します。
焦らされた分、刺激が大きかったようです。
彼女に言わせると、それが目がチカチカする感覚なのでしょう。
虚空を見上げながら体を震わすリリーナを見て、私はさらに攻め手を激しくします。
今度はもっとはっきりと、直接的に印を触り、手のひらで撫でていきました。
「んああぁっ、ぁっ、ひゃ、ひうぅ、はっ、おぉぉおっ!」
頭のてっぺんを私の肩にごりごりと押し付け、仰け反り、喉をむき出しにしながら獣のように喘ぐリリーナ。
気を良くした私は、さらに印をつまみ、捻ってみました。
「んぎいぃっ! ひぐっ、ぐ、おふっ、おおぉおんっ! おっ、おへぇっ」
さすがにこれは刺激が強すぎたのか、目が上を向いてしまっています。
可愛い。もっと気持ちよくなって欲しい。
さらに2本の指で広げ、閉じて見たり――
「はっ、へえぇぇっ……ぁ、んあぁぁんっ!」
またわざと周囲で円をえがいで焦らしてみたり――
「はぁぁ……ぁ、あ、おねえ、ひゃ、触ってぇ……もっと、もっとぉ……!」
複数の指を立てて、カリカリと掻いてみたりと――
「んにゃああぁぁぁっ! あっ、あひゃっ、ひああぁぁっ!」
その度に様々な反応を見せるリリーナを楽しみました。
もはや言うまでもなく、彼女は私の虜。
身も心も、全てを私に捧げています。
その様を見て、私も興奮しないわけがありません。
胸の動悸が早まり、呼吸も浅く早くなっていきます。
そんな吐息でリリーナの耳をくすぐりながら、囁きました。
「リリーナ、私と恋人よりももっと深い関係になりたくはありませんか?」
「はっ、はひっ……にゃ、にゃり、ひゃい……れふっ……!」
「実は私、半吸血鬼なんですが、リリーナもそれと同じになるということですよ? 本当にいいんですね?」
「い、いいっ、いいのぉっ! おねえちゃん、と、あんっ、いっしょに、なるぅっ……!」
「それじゃあ――いきますね」
右手で印に触れたまま、私はリリーナの首に牙を突き立てました。
ガリッ。
鋭い歯が柔肌を突き破り、血が溢れ出しました。
「いぎっ……ぐ、は、ひゃふうぅ……っ」
リリーナは一瞬だけ痛そうに顔を歪めましたが、すぐに印から与えられる感覚に埋もれていきます。
あとはもう、食らい、注ぐだけ。
今まで吸ってきた誰よりも若いからか、血にはとろみがあり、何より甘く感じられました。
「あー……あ……んあうぅ……ぁ、ひうぅ……」
印と首から与えられる熱い感触に、もはや完全に理性を失ったリリーナは、にへらとすっかり緩んだ表情を見せました。
さらには口の端から涎を垂れ流し、力も抜けてしまっているようです。
微かに焼けていた肌は、首を中心にじわじわと白くなっていき、体温も失われていきます。
リリーナ特有の甘い匂いも濃くなり、嗅いでいるだけで劣情を煽る媚薬めいたものへと変質していきます。
抱きしめている肉体も、少しだけ肉付きがよくなりました。
特にわかりやすいのは、胸部と太ももでしょうか。
まだ女性らしい膨らみの無かった胸部は年に見合わない程度に膨らみ、さらに健康的に引き締まっていた太ももは私を誘うようにむっちりとしていきます。
体が小さいせいか、吸える血の量はさほど多くありませんでした。
肌の色の変化が全身に及ぶと、リリーナは一旦意識を失い、目を閉じたままぐったりとしてしまいます。
そこから目を覚ますまでは、数分程度。
私に力を注がれたことで女性らしくなったリリーナの体を触りながらその時を待っていると、「ん……」と喉から小さな声が聞こえました。
そして目を開くと、口に違和感でも覚えたのか、でろんと長くなった舌を垂らしました。
「長くなってる……」
真っ先に確認するのがそこなのか、と微笑みながら、私は彼女の赤くなった瞳と見つめ合います。
「これでリリーナ、ご主人さまとずっといっしょなんだね」
「ええ、同じ半吸血鬼として、私と家族になったんです。ですが一緒に暮らすには、親御さんの許可を取らないといけませんね」
「パパとママの?」
「ママにはちゃあんと話をつけないといけません、パパはともかくとして」
どうせ死ぬのですから、父親はどうでもいいでしょう。
問題は母親の方です。
「リリーナは、ママのことが好きですか?」
「うん、好きだよっ。ご主人さまと同じぐらい好き!」
魅了してもこれほどとは、リリーナは相当な母親っ子のようです。
そんなに仲のいい親子を引き離すなんて、そんな残酷なことはできません。
私は早速リリーナの長くなった舌を堪能すべく、唇を重ねました。
「んふぅ……っ」
いきなり唇を奪われたにもかかわらず、彼女はうっとりとしながらそれを受け入れます。
そして唇を舐め、さらに舌を奥に挿し込むと、まるで捕食するように自分の舌をそれに絡めました。
たっぷりと唾液をまといながら、にゅるりと交じり合う舌に、私も夢中になってしまいそうです。
しかし、今の目的はキスではありません。
私は舌同士の交合を続けながら、先日のナナリーと同じように、リリーナにも魔力を注ぎ込みました。
「ん、くっ……」
少し苦しそうな声が喉から漏れます。
ですが、まだまだ大丈夫なはず。
印を触り、注ぎ込まれる苦しみを緩和しながら、彼女が母親を堕とすのに必要となるであろう量の魔力を分け与えました。
「はあぁっ……ぁ、あうぅ……」
唇を離すと、リリーナはぼーっとした頭をフラフラと左右に揺らしました。
「私の力を与えました、これでリリーナのママを説得できるはずです」
使い方も一緒に植え込まれたはずですから、あえて説明は必要ないでしょう。
娘なら、”一緒に寝たい”とでも言えばすぐに母親と触れ合えるはずですし、きっと魅了は遅くても3日で完了するはず。
「ママのこと、私と同じぐらい好きなんですよね? なら、同じことをしてあげないと」
「うん……ママのこと、好きだから。おねえちゃんと同じこと、する」
「それが終わって、リリーナと同じように印が表れたら、私を呼んでくださいね」
「うん……呼ぶ」
「そしたらママのことも、私が半吸血鬼に変えてあげますから。そしたらずーっと一緒ですよ、ママも、私も」
「えへへ、ママもいっしょだなんて、ぜったいに幸せだよぉ」
その後は、外が暗くなる寸前までお互いに体を貪り合いました。
そしてリリーナを送り出し――あとは自動的に、事は進むはずです。
娘に堕とされる母親、そしてその様を見せつけられる父親――そんな暖かで微笑ましい情景を想像しながら、私はみなが乱れ交わる寝室へと、上機嫌に向かうのでした。
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