創造主は暇だったので冒険者になった。

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読みで

より複雑な作りをした生命は増える速度こそ遅いものの、より強く、より長く生きて、仲間を増やした。増えた生命はまた複雑な生命へと変化してゆく。これを繰り返して、その数と種類は爆発的なまでに増えていった。

水溶液の中だけでは手狭になった多種多様な生命達は、一足先に植物が侵略していた陸に這い出した。陸に上がった生命達も変化を繰り返して行った。

だが、楽しみはこれからだった。創造主は、目まぐるしく発達する、自分を楽しませてくれる生命を求めていた。今までの生命は煩悩ばかりで面白くなかった。

その生命は突然現れた。しかも、二つの球体に。その生命は二本足で立ち、そこらじゅうに転がる石を道具として使い始めた。やがて仲間と交流を交わし始め、集団で自分達よりも強い生命に立ち向かうようになった。創造主の望んだような、目まぐるしい発達を続けるその生命は、自らの事を『人間』と呼んだ。

人間は、二つの球体それぞれで発展を遂げていった。やがて人間は、それぞれの球体に『地球』と言う名と、『フィア』と言う名を付けた。

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