“5人集”は個々の最強異能力を所持しているチート集団だった。【ほのぼの暮らすけどね、】

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第5話 気弱少女といじめっ子達




放課後 の帰り道
「あっ、わりぃ琉馬先帰っててくれ」
「ん〜?どうした〜?わっせもんか?」
「まあそんな所だ」
「....。」
俺の返答に黙りいつもより少し鋭い目で琉馬は俺を見てきた、
「また、やんのかよ。」
「まあそんな所だ」
「やってもいいが咲夜、俺は請け負える自信がないぞ?」
「まあそんな所だ」
「.......。」
「もういい、さっさと行ってきな、」
「悪いな、んじゃまた明日」

俺は琉馬が返事をしそうになる前に
走り出した

ーーーーーーーーーーーーーーーーー
---バタンッ
「キャ!!!!」

「...(やっぱりか、)」
琉馬と別れ教室に戻ってきた。
なんかあると思うと“教室に行け”と
言わんばかりに胸騒ぎがいつもする事がよくある、そしてその行く先々で
問題があるのだ。
やめてくれよ、平和でいようぜぇ?

だが現実は
「こんやぁろぉー、てめぇが俺の財布盗んだんだろ〜あぁ〜!?!?」
「ち...ちがぁ..」
「うっせー、はよ返せえ!!!!」
-ゴフッ....
「グハッ!!...」
酷い絵面だ。1人の女の子を4人で囲んでリンチときた、もういいかそろそろ

「もういいさっさと逝けy...」

-チリリリリリリリイイィィ!!!!



「おっ何だ?火事か?」
「そうみたいだな、移動するぞ」
「えぇー、いいじゃんさっさとー、
ケリ付けちゃってよー」
「んまだ、三加のいうとぉーりだ」
「うっ..ぅ.ぅぅ...。」
 
---シュッ



「んな訳で、せーのっ、...ぁぁあ?」
こいつは伊風 颯星(いふう はやせ)
このクラスのボス猿的存在だ
暴れたきゃ暴れ、殴りたかったら殴る
脳筋野郎なのだが。

ソレは、この学校で力が1番強いと言い換えてもいいだろう。そんな奴が、
さっきまで自分がいじめてた奴を抱いて蹴りを避けられる人物が現れたのだ。しかしそんな伊風の弱点は、

「...ッてめぇ、邪魔すんじゃねえ!!!!」
「...遅い。」
伊風の攻撃が空を切る
「んーやらぉア!!!!」
「まだ、遅い。」
軽いバックステップで避け続け
掃除ロッカーまで来た時
「よっしゃぁぁぁああああ[バタンッ]や、やめろ!!怖ぇよぉぉぉぉおだしやがぁれぇ〜..!!」

そう完璧なる乙女なのであるのだ。
想像を裏切る形になったが、伊風は
脳筋茶髪乙女野郎なのだ。
「もう、咲夜ちゃんもうちょっと、
はやたんに優しく出来ない〜?」
「これでも、手を抜いたんだぜ?」
「「これでかよ、」」
三加と泊は口を揃えてそう言った。


「警報機鳴らすのはやり過ぎじゃないのか?」
そんな中に、淡々と話を提示する、
まあソウダヨネーけどまあそれでいんだよ

「まあこうするつもりだったんだよ...。」
「てめぇら!!!!何してる?!!」
今この時間は3階の見回り担当の先生がいる時間帯であるその来るタイミングに合わせておいたというわけだ

「「咲夜てめぇー」」
「...さっさと行くか」
その後とてつもない速さで先生から離れた。
ーーーーーーーーーーーーーーーーー
保健室
「んー...ん、んんン?」
「やっと覚めたか。」
「うわぁーー!!!!」
あれから保健室に行き起きるのを待っていたのだが、なかなか起きないので顔をよく見ていたら起きた。
にしても、そんなに俺の顔驚くと
思う?
「わりぃ、わりぃ、驚かせるつもりは
ないんだ。」
「さ、咲夜君?なんで...?」
「なんか倒れてたから保健室に運んだんだ」
「そうだったのですか。ありがとう
ございます」
「いえいえ、」
たわいも無い話をする俺達はそんなこんなで15分ぐらい過ぎた時
「じゃあ、帰ろうか」
「あの、」
俺は気弱な少女に呼び止められる

「あの私、----


あの日の事がなかったら、俺はアイツらの奥にいる人を見てこんなに怒りを表にする事がなかった筈だ





「てめぇら、いい加減にしろよ…?」



次回、サクヤさんマジ切れ

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