異世界転移したら中々異常が多いサイコブラッディーな非日常

家上浮太

桃花眼を撃ち抜かれて

妖艶な微笑をたたえた相だ。目に涙が溜まっているようにしっとりと濡れている。瞳に重々しさはなく、よそ見やわき見をよくする。このような者は贅沢と歓楽に溺れやすい。昔は「桃花殺」と言われ忌み嫌われていた。淫欲(性慾)で災いをもたらすと考えられており、特に女性には好かれていなかった。





よそ見、もしくは、わき見。
しかし視線の先には狙撃銃。

弾丸は発射されて眼球を抉り穿ち貫通する。

紛れもなく呆気なく死んだ




それが吸血鬼より鮮血する殺人鬼の異世界転生であった。

コメント

コメントを書く

「ファンタジー」の人気作品

書籍化作品