fate/badRagnarökーー魔王の名はアーリマンーー

家上浮太

斎藤道三VS松永久秀

「俺様とダンスっちまうのか?」
「もちろん、貴様が踊り食いをされるのだ」
「熱いプロポーズありがとさん」
「まさか、『ビースト』の一部の犬神がだ」
飛来。
ぐちゃ。
ただジャンプして、思い切り踏みつける。
「俺様超強ぇなぁ!てめぇが相手しろや」
それに対してくぐもった声で独り言をする。
「ふむ、やはり、卿から賜るべきは余裕だ」

「何か言ったか!?」
バタフライナイフで、切りつける。
それを芸術的ナイフで受け止める。
「いや、卿の顔を曇らせたいと思ってね!」

「無理だよ」
肩から蛇が。
長く、長い、緑色の蛇が。
「踊り食いされるのはてめぇだったなぁ!」
その蛇の頭部を爆発させる。
「おっと焦がしてしまった」
「安心しな、無限に試せれるぜ?」
全身から蛇が多頭、とことん多頭。
無限地獄の無限貪喰ウロボロスオブウロボロス!!!!」





「これで終わりか?」
「なん………だと………」





「ではこちらのターンだ、畳で圧死させてやる」
「うぜぇ!」
将軍暗殺の時の手順の再現。
それを蛇の鞭で弾け飛ばす。
「梟雄同士はお互いを暗殺できないんだぜ」
「失念していたな」
「毒手という殺人拳なら別に問題はない!」
貫手の乱舞を紙一重でかわしていく松永久秀。
「かすっただけで、致命になってしまうな」
「そうだ、かすり傷だけで、即死だぜぇ!」





「切り飛ばせば済む話だ」 






両腕が無い斎藤道三は状況を冷静に判断する。
「ちっ生やすまでに時間がかかる、ここは撤退するか、次に合ったらレパートリー増やしとくぜぇ、マスターと同じように沢山考えてやるぜぇ」

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