fate/badRagnarökーー魔王の名はアーリマンーー

家上浮太

正義VS悪党2

「魔境と魔鏡の語呂合わせ、貴様達は既にこの、小生が作っ結界の中、彷徨海にて胃を改造した結果の『檻』だ、てめぇ達を生かすも殺すも小生次第!もっと観測させてくれ、欲望ゆめのために!」
蒼白する剣を振り落とし、その刃を無理矢理、肩に暴力のまま抉ろうとしている。
「叶わんよ、貴様は何も定められないだろ」
「分かった口を聞くなよ!」
「お互い、正義に傾くか悪に傾くかの違いだ、それが因果の道筋でありそこに目的は付属しない」
「似て非なる、かぁ?全く違うねぇ!」
蒼白する剣が、弾かれた。
飛ばされ地面に刺さった。
すると持ち主は血を吐く。
「やはり、胃の中か、不思議だな」
「はぁはぁ、ちっ、仇となったか」
「楽にしてやるよ」
「それはどうかな」
蒼白する剣が霧散する。
元凶の肉に緑の線が出来て、体外に溢れ伸びる。
それは緑色の多頭蛇だ。

十三番目の蛇遣い星アンラッキーオピュクス

「何!」
補食の連続。
それをかわす。
それに気づく。
「蒼白する剣を取り込んだだと?」
「消化して、もう一体化している」
「免疫力、異物を除去しようと暴走してる」
「万病を治す、小生のお気に入りの技だ!」
「………………不死性は元々高いようだ」
アーチャー・レクイエムは思案する。
「さて、奴をどう惨殺してやろうか」

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