fate/badRagnarökーー魔王の名はアーリマンーー

家上浮太

衛宮士郎

「あぁ、ネオ・ブラッド・シザーズが全員君の噛ませ犬となったか、まんざらでもない」
「お前は、なぜこんな事をする?」
「悪に理由があって欲しいのか?」
「質問に質問で返すな」
「本当にないんだよ、他にやる事がなかった、それだけだ、退屈しのぎ、それのみだ」
「なぜ善ではなく悪を?」
「現実的には正義の味方の方がいないのが当然、しかし、悪はどこにだって湧くだろ、殺人犯は突発でしかないし、計画性があってもすぐにばれるほど警察は優秀だ、冤罪も多いがそこの部分は置いておこう、人間性の深淵を語らなくても、悪の深みがあるから人だ」
「お前は自分は悪だと思ってるのか」
「当然だろ、開き直りはしたくない」
「望んで悪になったのだな?」
「もちろん、人の暗きこそ影」
「お前は悪魔のような本物サイコパスだ」
「ご名答だ、もうめんどくさいやり取りなど無用だ、さっさと殺し合おうぜ、衛宮士郎」

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