fate/badRagnarökーー魔王の名はアーリマンーー

家上浮太

甘粕正彦

「なるほど、このアクエリアスの時代は女性が優位になる時代が来る、か、それを読む以前からお前は女性に怯えを持っていた、必死に醜悪で穢れたり腐ったり高潔さを台無しにして、清楚さを台無しにして、乙女らしさを台無しにして、魔女にする、哀れな男よ……」
「天文学を学んでいるから分かっていたんだよ、まぁ魚座とか水瓶座より、この小生は蟹座の男だからな、死の気配を漂わせるのは得意だよ、積戸気で彼女達を綺麗にしていく」
「お前は、誰も救えていない、悪魔よりとんでもない邪悪だ、お前が渇望しているのは安心感を得るという凡庸な考えだ、お前は女の良さ、強さ、芯を持っている事や、男の嘘を看破し、男について何もかも知ったような顔をする奴の顔に泥の塗るのが楽しいのだろ」
「もちろん、それが愉悦だ、男のステレオタイプを失わせたくない気分がある、オタク文化にしてもそれを増長させている、エロチックなのを増やせば儲かる浅ましい酷使、下品とエロの境目すらも知らない運営会社ディライトワークス、皆、性根が腐ってる、女を何だと思っているんだろうか、女は男の性的消耗品でしかない、いっそ表現規制すれば目覚めるかもしれない、そもそも少子高齢化の原因の一つに二次元の女がいいから、という理由が備えられるのは当然だ、これは第三者の目線でしない、この小生個人としては、エロスよりもタナトスに靡くのでね、女はタナトスに傾いた時、真の美しさを発揮する、女を価値をよりよく理解しているのは、むしろこっちの方だろうな」
「一理ある、女の勇気は中々の物だ、だが、お前こそ娯楽品として消費するのにオタクとどう違う?三次元で悪意の風呂敷を広げる方が害は多いだろう?お前は背徳をしている」
「背徳か!あー、それはいい言葉だ、この倒錯は例え精神安定剤でもその興奮を抑えられない、無用の産物だ、常軌を逸脱した背徳には常識を越えて、普通を乖離する力がある、小生は人間としての気持ちを大切にしている、その結果、愛を踏みつけてももはやどうでもいい、そして覚者のみがこの性癖を罵る資格があるのも明白だ、この現代社会にエログロナンセンスが目につかない人間などいるものかよ、その欲望ゆめの影など誰もが会得している、元型においてはシャッテンと呼ばれ意識に比較的に近い層で作用し、自我を補完する作用を持つ、肯定的な影と否定的な影があり、否定的な場合は自我が受け入れたくないような側面を代表することがある、つまり自己矛盾の塊という事だ」
「ニャルラトホテプ、べんぼう、それに続く影の王、才能を戒めると言っても悪の才能を与えそれを抑える役割をわざわざ担うのは卑怯千万、もはやお前を人間と認識するのさえ大衆はしないだろう、人と魔の境を渡り飛ぶ人類最凶の蝙蝠さん」
「卑しいとでも言ってくれ、自覚はしているし責任感もある、責任転嫁などしないよ、甘粕正彦」





「さぁ、あの魔物を退治しろジークフリート!」
「さぁ、殺せ!モードレッド・オルタァァア!」

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