fate/badRagnarökーー魔王の名はアーリマンーー

家上浮太

魔王の凱旋

「王を不必要と嘲るか、よかろう、これこそ、我が魔王の魔道、哀しめ勇者達よ、貴様達が生存を願う事は二度と叶わない、王に逆らった末路その魂の核まで教えてやろうぞ」

巨大なハエの悪魔、髑髏の文様を翅に浮かばせた巨大な毒虫の姿、最後の審判の日直前に開かれた冥府の幽閉されし監獄、地獄の釜が開かれた、この者バアル・ゼブブなり、蠅の王に貶められし、神性の堕落の果てである。

「アラヤよ腐れ、ガイアよ朽ちろ、抑止力よ、終われ、さぁ、魔王の凱旋だ、諸君!」

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