fate/badRagnarökーー魔王の名はアーリマンーー
啓発受肉
「固有結界は太陽がどんな条件でも昇れば終わる、平清盛の宝具か、弟の固有結界でだ」
「術者を殺す、のが一番の先決になるよな」
「もちろんだ、正義の味方、お前に異能そのものの四番目の肉体を抹殺されてから、やはり、あれでは次の段階の術には勝てないか」
「もちろん、遅れてるぞ、人類最凶の蝙蝠」
「叱責されるとは、なぜだか心地よくなる」
「マゾめ」
「罵倒も歓迎だ、女ならば、だがな、少年」
「もう大人だよ」
「夢を抱いて溺れているくせに、それが幼稚的と言わずなんという、この肉は一番目の肉体を、もう一人の息子に置換させた者だよ」
「大人向けの残虐性だな、まるで変わらん」
「あの時は何人犠牲にした後だったのかな」
「数百は越えていた」
「あの頃は若かった」
「若気の至りで片付けられる問題じゃない」
「知らぬが仏だと言う言葉を知らないのか」
「天魔大帝を持っていた奴に言われたくないな、あれを知らずに誰が退魔の者だと言う」
「そうだな、悪役の改心は最高のタイミングで起こったな、演出家としての腕が光ったな、あぁお前の言いたいのはこの卑怯者だろ、家族関係は搦め手にするには上等だよ」
「ちっ、どこまでも悪運の強いやつだった」
「凶運は悪運の上位互換の言葉なのだぞ?」
「知るか」
「ジャック・クリスピン曰く二十代の男は、知らないことが多い方が幸福だぞ、処刑人」
「Waltzの見すぎだ、お前もその恋人もな」
「さて、またおいちゃんの黒い部分がバラされたなぁ、ロキって言えばトリックスターだかなんだかでなんとなく好感度持てると思ったのに、大衆の認識は大変辛辣に満ちていらっしゃる、まぁ大衆の認識は見る観客の多さだ、この連作短編は短いのは、それ相応の理由がある、フォロー数といいねが延びるに連れて地味に伸びる、観客が多いほど展開が濃厚になる、そのおかげで、この小説は人気作になる、とくに作者をモチーフとしたこの人類最凶の蝙蝠という悪役をどうしたいか、作品の先ですら大衆の認識の問題だ」
「人気がなければお前を倒す事も文を長くする事さえ叶わないというのだな、卑劣だぞ」
「卑劣か、小生はブラックノワールに成りたかった、文才はあるがまだまだ出し惜しみをしなければならない、大衆の認識すらまだまだあやふやでうやむやだからな、そもそもここは『シネマの中の世界』、観客動員数こそ普遍的無意識の意志こそ作品を育むのだ!」
彼は笑みを溢し髑髏杖を地面に打ち鳴らした。
「言っておくが普通に通常通り執筆活動してその処女作は既に投稿済みだ、狂おしく預言書みたいだと銘を打ってあるのだヒーロー」
「………………タイトルは?」
「とことんストレートに純粋かつ冒涜的な『孕みしメサイアと待ち望まれたディスピア』」
「術者を殺す、のが一番の先決になるよな」
「もちろんだ、正義の味方、お前に異能そのものの四番目の肉体を抹殺されてから、やはり、あれでは次の段階の術には勝てないか」
「もちろん、遅れてるぞ、人類最凶の蝙蝠」
「叱責されるとは、なぜだか心地よくなる」
「マゾめ」
「罵倒も歓迎だ、女ならば、だがな、少年」
「もう大人だよ」
「夢を抱いて溺れているくせに、それが幼稚的と言わずなんという、この肉は一番目の肉体を、もう一人の息子に置換させた者だよ」
「大人向けの残虐性だな、まるで変わらん」
「あの時は何人犠牲にした後だったのかな」
「数百は越えていた」
「あの頃は若かった」
「若気の至りで片付けられる問題じゃない」
「知らぬが仏だと言う言葉を知らないのか」
「天魔大帝を持っていた奴に言われたくないな、あれを知らずに誰が退魔の者だと言う」
「そうだな、悪役の改心は最高のタイミングで起こったな、演出家としての腕が光ったな、あぁお前の言いたいのはこの卑怯者だろ、家族関係は搦め手にするには上等だよ」
「ちっ、どこまでも悪運の強いやつだった」
「凶運は悪運の上位互換の言葉なのだぞ?」
「知るか」
「ジャック・クリスピン曰く二十代の男は、知らないことが多い方が幸福だぞ、処刑人」
「Waltzの見すぎだ、お前もその恋人もな」
「さて、またおいちゃんの黒い部分がバラされたなぁ、ロキって言えばトリックスターだかなんだかでなんとなく好感度持てると思ったのに、大衆の認識は大変辛辣に満ちていらっしゃる、まぁ大衆の認識は見る観客の多さだ、この連作短編は短いのは、それ相応の理由がある、フォロー数といいねが延びるに連れて地味に伸びる、観客が多いほど展開が濃厚になる、そのおかげで、この小説は人気作になる、とくに作者をモチーフとしたこの人類最凶の蝙蝠という悪役をどうしたいか、作品の先ですら大衆の認識の問題だ」
「人気がなければお前を倒す事も文を長くする事さえ叶わないというのだな、卑劣だぞ」
「卑劣か、小生はブラックノワールに成りたかった、文才はあるがまだまだ出し惜しみをしなければならない、大衆の認識すらまだまだあやふやでうやむやだからな、そもそもここは『シネマの中の世界』、観客動員数こそ普遍的無意識の意志こそ作品を育むのだ!」
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