fate/badRagnarökーー魔王の名はアーリマンーー

家上浮太

逆鱗

神代連盟エルダータイトルが抑止力として来たが、言ってはならない事を言ったのだ。
「このロリコン神!」
「言うてはならぬ事を言ったな餓鬼、その言葉により禍を狂わせ貴様を三瀬川に沈める」

「あちゃー、彼はロリコンじゃないのに、一人の女として慈しむ事を下劣な言の葉で冒涜するなんてそれは禁句にもほどがあるぜ?」

結果鏖殺。

「マスターよ、お前も年下の女を恋人としたなら分かるだろう、年齢とか外見で判断しても女の艶やかさ、そして誇り高き覚悟などそれでは分からぬ、我は妻が少女だから目が眩んだのではない、少女があの場にいた誰よりも姉妹の復讐を決意していた、他の者は諦め、生贄を当然だと、現代社会にある、どうせ歯向かっても仕方ないという惰性があった、その間にも一人必死に毒蟲を食らい、毒蛇を食らい、体内で蟲毒をしておった、あの恐ろしき女の決意、あれに惚れたのだ、あの女の鬼の質に惚れた、妻だから惚れたのだ、他の有象無象など、まるで興味すら持てぬ」
「そうだ、女を甘く見ると痛い目にあうよ」
「我に怯えず、怒り戒めれるのも妻だけだ」
「恐妻家、か、そこまで似ているとは、な」
「ふん、我と妻の末裔でもあるマスターがそうであるのならば正しく運命的と言えよう」

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