fate/badRagnarökーー魔王の名はアーリマンーー

家上浮太

二頭狐の本質、殺戮の放浪者

「さて、次はどの世界軸に移動しようかな」

殺戮の放浪者キリングストレンジャー

並列世界に繋がる『穴』を物理的に強制的に無理矢理穿てる能力を有している人である。

なので、平行世界に移動できる能力も持つ。

「剪定事象」によって未来が閉ざされて滅びた世界の住人でありながら、その回数の頻度が多くその滅んだ数の自己をゲームでいう残機にして、前世の自分として、融合、ここで纏めるのはゼルレッチの弟子であり第二魔法の運営をして、サーバーがある『基本世界』において、全てが収斂されて、並列世界が滅びるほどに強くなるという異常性を身に付けている本体である、なので、地獄の番犬ケルベロスに似て、二頭狐はあくまで、特別な幻術を酷使するための付与でしかなく、本人の首は、残虐性に満ちた猟犬そのものなのだ。

しかし、第二魔法は部分的にしか使えない。元々、異世界の時空を司る狼のような生命体の落とし子達を大量に密猟してそれらの毛皮を剥がして自ら加工した魔術礼装のコートを着ている間しか、第二魔法は使えないのだ。

軍人として、参謀として、スパイマスターとして、勝つために手段を選ばない事に関して、彼は極限の域に達していたのである。

「師匠が、不才のバッドラグナロク計画に気づいてしまったか、これは介入を阻止せねばな、バランスブレイカーは自分だけで充分だ、あの聖杯は軍事転用したいのだからな」

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