fate/badRagnarökーー魔王の名はアーリマンーー

家上浮太

狂ったクラウンとニャルラトホテプ


政治家達が拷問されている。
シャドウサーヴァント達に。

笑い転げている道化師は壊れかけ。

『シネマの中の世界』の遊技場。
冬木にないはずの無い郊外遊園地。
寂れて親子の悲鳴が飛び交う場所。

その道化師が誰なのか感覚が告げていた。
仮面の下にある泣きながら赤い目をした。
マシュ・キリエライトが慕うあの人である。
「せん……ぱい?」

破滅した世界。
世界はナグルファルに取り込まれた冬木市を残して消滅。
人理を破壊するべき者。
顔の無い大衆が選んだ無貌の邪悪。
這い寄る混沌でありアンチエミヤ。
ニャルラトホテプ。
そんな彼が嘲笑う。
道化師に踊らせて。
自分は退屈そうに。
「君達は救済を成し遂げただろうが、カルデアのマスターには綻びが生まれた、空元気だし、精神が磨耗し過ぎている、壊れそうだ、破滅しそうだ、なぁに小生が止めを刺すよ」

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