fate/badRagnarökーー魔王の名はアーリマンーー

家上浮太

残酷無慈悲、その緋色太陽の名を知れ

「兄………上……」
「源氏は皆殺しだぁ!」

夜叉がそこにはいた。
牛若丸を斬り狂った。
『悪七兵衛』がいた。
抑止力で源 頼光が召喚されてしまうが、その怒りは酒呑童子という下等種の鬼とは全く違う、大妖刀痣丸、その刀は痛覚を狂わせる。
苦痛を直に肌に表す。
青アザの葬列である。
「ぐ、これが平家の者………」

「そうだ、これが最強の武士の一族平家だ」
グランドヴァーサーカーは源氏以外の人類を救うためならなんでもする。
聖杯に託すのは人理から源氏の名を抹消する事である、アヴェンジャーではないのは武士は復讐ではなく、ただ敵対視のみをするからである、復讐をするのは悪鬼羅刹のみであり、夜叉のようになっても鬼には落ちない。
不動明王ではあるのだが。
畏敬の念が怪異を創ることはあるのだが。
「ノウマク サラバ タタギャテイビャク サラバ ボッケイビャク サラバタタラタ センダマカロシャダ ケンギャキギャキ サラバビギナン ウン タラタ カンマン、紅蓮の怒りを知れ!」

痣丸が火界の轟火を纏わせ振り落とされる。
「金………時……」
源頼光は灰塵となって死亡した。

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