fate/badRagnarökーー魔王の名はアーリマンーー

家上浮太

太陽の使い、十七番目の弟子


桜は黒い獣達に追われていた。
そこを救ったのは笑顔が印象の好青年、これこそが恋の始まり?
いいえ、信仰の始まりです。
「僕の名前は、ジュリアン・ソルト・エインズワースだ塩、貴女は、怪我はない塩か?」
ニカッと歯を見せて笑った。
それは、まさに天使のよう。
吹っ切れたような不気味さ。
「あ、はい、大丈夫です!」
「浄め塩がなければ大変です塩、あんな魔獣が蔓延るだなんて世も末で塩、しかしそんな時代にこそ我々聖石教団は存在するので塩、さぁどうで塩?貴女も、入りません塩?」
「分かりました!素晴らしい宗教なのですね!」
そうして桜は入信したのである。
おぉ!  これぞ神の導きである!

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