fate/badRagnarökーー魔王の名はアーリマンーー

家上浮太

万古人VS太陽王

「さて、起源に寄り添う、というのは、昔を懐かしむのは良い、だが、我々血族の興りは千年前だ、それなのに、過去にサンジェルマンみたいに遡って墓荒らしに励んでいたのさ、その結果、混血鬼となった、『零』を尊ぶのが韓国人だ、かつて大陸が一つなら偶然にも『零』であったのかもしれない、だが『零』は『零』でしかない、そして我々は『零』ではない、鶴千年亀万年、永久の繁栄、人間の呪いは愛より、原罪は嘘偽りから、愛とは繁殖の欲望、それにとり憑かれた、良い子孫を残す、それに囚われた結果、英霊の座、否、ワルハラの掌握によって、古き良き英霊達はこの肉に宿っているのだよ、そして、この血族全部の澱みの『本体』はそれを回帰できる、先祖帰りを自発的に出来る、この秘技をブラッドインストールと言うのだが、今回はやはりこれだ、大神宣言グングニル

「それをどうする気だ」
「お前にやろう『神』」
「お前は『真性悪魔』なんじゃないのか?」
「紛い物だ、あくまで人間という怪物だよ」
「お前達は『続く』事に執着し過ぎている」
「この末裔なぞ『世界の終わり』『世界の滅び』からも逃れられるほど不死性を持っている、もし、人類が滅びてもアダムでも自分勝手に作ればいい、元より自分本位だからな」

「なら引導を渡してくれる、折角のグングニルだ、試し突きをさせてもらわなければ!」

大陸王が短気を見せた。
グングニルが突かれた。
矛盾と言う言葉がある。
それは、最強の矛と最強の盾、どっちが強いかを意味しているが、このグングニルは、とりあえず軽く投影だけの偽物なのであった。
神を試す不敬さえ簡単にやる血族であった。

その槍を完全に、防いだ。

赤い盾ロートシルト

西の王の持つとされる物。
ロスチャイルドの元名だ。

「お前は東の王の『蒼い剣』じゃなかったのか!!!!」

「忘れたのか、僕は蝙蝠キャラだ、東の王と西の王の狭間にいつだってこの影は巣くう」

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