fate/badRagnarökーー魔王の名はアーリマンーー

家上浮太

真・アサシン


柳葉刀を持った中華系の軍人が校内のナチスの服装をした女学生を虐殺していく、ガンナーでもゴム弾をわざわざマスターは使わせた、そのマスターも加減したガンドを撃って、気絶させた、だから皆眠っていた。

そこを確実に仕留めていく。

それをギルガメッシュ刮目。

「おぉ! これは狂った雑種だが、がががががががががががががががががががががががが」

校内の壁を頭を押し付けられながら走行される、紅葉おろしそのままに頭部が削られる。
男は既に怒っていた。
「俺を雑種と呼ぶな」

「いいや余とは違う」
『乱世の奸雄』がそう指摘する。
今までのマトモじゃないサーヴァント、歪んだり狂ったりあるいは、色々なサイドにいるサーヴァント、正しかったり間違ったりして、そうした段落が一つ終了し、その全てを召喚のための呼び水とするのである、その術式は『観客』が見たがっているシーンであり、真のサーヴァント達は『大衆の認識』に選ばれた屈指の適役した『敵役』である。

その呼び水に最初に呼ばれた真・アサシン。

マスターとサーヴァントの間に亀裂を入れる愚行に見えるが、これは正当なる解析だ。
「余のはあくまでただの罵倒用語でしかない、お前は、あの『二頭狐』の孫として、隔世遺伝の成功例であり『二頭狐』の再来であり、余と同じ野望、否、世界征服か、それも良かろう、近代の者は世界の範囲が広いな、ま、余も卑弥呼とやらと文通を交わしたが」

一応は労いのつもりだろう。

彼はおじいちゃんっこでは一応はある、軽蔑して、嫌悪してなお、あの清々しくも、陰湿を極める鬼策の数々には憧れを見いだせる。

「……ふぅううう…落ち着いた、ありがとな」

「では行こうマスター、聖杯に託す願いは決まっておるのなら、その道を真っ直ぐ進め」

『宦官』は北斗七星の宿命を切り拓いた。
兄弟喧嘩が伝統で、しかも選ばれた七人の男達のセレクトは冷戦の中、第三次世界大戦の代理戦争となった影歴史ドゥームがある、彼は、その闘争で優勝した強者である男だ。
この聖杯戦争の根底にある言葉を、紡いだ。

「さぁ、真実さえも革新しようじゃないか」

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