ダンジョン潜って1000年、LVの限界を越えちゃいました
意志ある石、石だけに
すいません、前回モンスターのランクを書いていませんでした。
sss,ss,s,s-,A+,A-,B+,B-,C+,C-,D+,D-,E+,E-,F+,F-
になっています。申し訳ございません。
ミスクリアの内部で、軽快な足音を響かせながらキリガは進んでゆく。現在キリガは6階層に辿り着いた。このあたりではぼちぼちA-級の魔物が出没してくる階層だ。実際、キリガ自身此処につく前に何体かと戦っている。
殺人毒蜂や幻惑黒猫等の『異能型』が主な敵だ。しかも群れ。ダンジョンに少しばかりの違和感を感じながらキリガは進んでゆく。
「いやあ……しっかしこのダンジョンデカ過ぎね?もう潜って3日目だぞ…」
うなだれた様子を見せながら本来食す事の出来ない黒赤狼達の乾燥肉を『収納庫』から取り出し食す。
ギチッブチチッ
少し堅いが噛んでいく内に柔らかくなり、燻製ベーコンのように閉じ込められた旨味が溢れ出てくる。そこに魔物特有の苦味が加わり甘い肉汁と良く合うのだ。
ようするに、とても美味だ。
ちなみに何故魔物肉が本来食すことが不可能なのかだが、それは魔物自体がテラの倉庫のように成っており食すと内蔵テラが許容量を越え死亡、または魔物に変化してしまうかもしれない、という点からそう言われているのだ。
しかし、極稀にテラが上手く馴染み知能を持ち人型の魔物に成る時が有る。
それが魔族だ
魔族は強大な力を有しており、現魔王も魔族である。
これで人間と魔族が敵対関係になっていると思うと実はそうでもなく、普通に互いを受け入れているのだ。
やはり、本人間と言うのが強いのだろう。
おっと、話が逸れてしまった。
何故キリガが魔物肉を食す事が出来るのか、
それは彼の固有スキルであり、変異型ならではの特異質、
『精霊術‘‘操,,』が関係している。
このスキルは大気中のテラのみではなく、死骸、任意の場合のみ他人のテラを操作出来るというスキルだ。一件チートのような力だが、このスキルには欠点が有る。
それは、自身に内蔵するテラを使用出来なくなるという点だ。故にテラの薄い場所だと一切の魔法が使用出来なくなるのだ。しかし、このミスクリアはテラの固まりのようなものの為にテラが無尽蔵のように使用できるのだ。
これを用いて黒赤狼の魔力を抽出して食す事の出来る状態にするのだ。
余談だが、王国等でもテラ漬けは人気で、生命の源のようなテラは相性が良く、普通の動物をテラ漬けにして食べられている。
だからこそそれに長時間浸かっているようなものの魔物肉は絶品なのだ。これがキリガが魔物肉を食す事の出来る訳だ。
「はぁ、全然魔物でてこねぇな」
そう言って足下の石っころを蹴り飛ばした。
『ひぁっ!?』
「うおっ!?」
途端、蹴り飛ばした十センチ程度の石っころが悲鳴を上げる。
そして、石が浮遊して来た。
『なにをするんだ、おまえ!何でいきなり私を蹴っ飛ばすんだ!!痛いのだぁ……うぅ……』
「い、石が喋ったぁ!?何で意志があるんだこの石、石だけに意志が有りますってか!?
くっだらねぇ」
『な、なにを抜かすのだ!僕は大精霊クロナなのだ!大精霊な
のだ!大・精・霊!!』
喋る石は尚喋る。口無き姿で叫び出す。
「嘘付け!俺もある種の精霊だが石の精霊何て聞いたことも見たこともねぇぞ!?て言うかクロナって40万年前の世界聖戦の神話に出てくる神霊の七柱の内の一体だぞ!?なら証拠見して
みろ証拠!」
『ああ良いのだ良いのだ!!このダンジョン最下層に僕の肉体が保管されている!僕を其処に連れて行ってくれたら教えてやるのだ!』
「上等だこのほら吹き石!もし嘘だったら砕きまくって魔物の
餌に撒いてやる!!」
そして、自称大精霊の石との冒険が始まった。
まさか二話で120を越えるとは……
読者のみなさん本当にありがとうございます!これからもお願いします!
sss,ss,s,s-,A+,A-,B+,B-,C+,C-,D+,D-,E+,E-,F+,F-
になっています。申し訳ございません。
ミスクリアの内部で、軽快な足音を響かせながらキリガは進んでゆく。現在キリガは6階層に辿り着いた。このあたりではぼちぼちA-級の魔物が出没してくる階層だ。実際、キリガ自身此処につく前に何体かと戦っている。
殺人毒蜂や幻惑黒猫等の『異能型』が主な敵だ。しかも群れ。ダンジョンに少しばかりの違和感を感じながらキリガは進んでゆく。
「いやあ……しっかしこのダンジョンデカ過ぎね?もう潜って3日目だぞ…」
うなだれた様子を見せながら本来食す事の出来ない黒赤狼達の乾燥肉を『収納庫』から取り出し食す。
ギチッブチチッ
少し堅いが噛んでいく内に柔らかくなり、燻製ベーコンのように閉じ込められた旨味が溢れ出てくる。そこに魔物特有の苦味が加わり甘い肉汁と良く合うのだ。
ようするに、とても美味だ。
ちなみに何故魔物肉が本来食すことが不可能なのかだが、それは魔物自体がテラの倉庫のように成っており食すと内蔵テラが許容量を越え死亡、または魔物に変化してしまうかもしれない、という点からそう言われているのだ。
しかし、極稀にテラが上手く馴染み知能を持ち人型の魔物に成る時が有る。
それが魔族だ
魔族は強大な力を有しており、現魔王も魔族である。
これで人間と魔族が敵対関係になっていると思うと実はそうでもなく、普通に互いを受け入れているのだ。
やはり、本人間と言うのが強いのだろう。
おっと、話が逸れてしまった。
何故キリガが魔物肉を食す事が出来るのか、
それは彼の固有スキルであり、変異型ならではの特異質、
『精霊術‘‘操,,』が関係している。
このスキルは大気中のテラのみではなく、死骸、任意の場合のみ他人のテラを操作出来るというスキルだ。一件チートのような力だが、このスキルには欠点が有る。
それは、自身に内蔵するテラを使用出来なくなるという点だ。故にテラの薄い場所だと一切の魔法が使用出来なくなるのだ。しかし、このミスクリアはテラの固まりのようなものの為にテラが無尽蔵のように使用できるのだ。
これを用いて黒赤狼の魔力を抽出して食す事の出来る状態にするのだ。
余談だが、王国等でもテラ漬けは人気で、生命の源のようなテラは相性が良く、普通の動物をテラ漬けにして食べられている。
だからこそそれに長時間浸かっているようなものの魔物肉は絶品なのだ。これがキリガが魔物肉を食す事の出来る訳だ。
「はぁ、全然魔物でてこねぇな」
そう言って足下の石っころを蹴り飛ばした。
『ひぁっ!?』
「うおっ!?」
途端、蹴り飛ばした十センチ程度の石っころが悲鳴を上げる。
そして、石が浮遊して来た。
『なにをするんだ、おまえ!何でいきなり私を蹴っ飛ばすんだ!!痛いのだぁ……うぅ……』
「い、石が喋ったぁ!?何で意志があるんだこの石、石だけに意志が有りますってか!?
くっだらねぇ」
『な、なにを抜かすのだ!僕は大精霊クロナなのだ!大精霊な
のだ!大・精・霊!!』
喋る石は尚喋る。口無き姿で叫び出す。
「嘘付け!俺もある種の精霊だが石の精霊何て聞いたことも見たこともねぇぞ!?て言うかクロナって40万年前の世界聖戦の神話に出てくる神霊の七柱の内の一体だぞ!?なら証拠見して
みろ証拠!」
『ああ良いのだ良いのだ!!このダンジョン最下層に僕の肉体が保管されている!僕を其処に連れて行ってくれたら教えてやるのだ!』
「上等だこのほら吹き石!もし嘘だったら砕きまくって魔物の
餌に撒いてやる!!」
そして、自称大精霊の石との冒険が始まった。
まさか二話で120を越えるとは……
読者のみなさん本当にありがとうございます!これからもお願いします!
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コメント
花鳥月下
,>>ノーゲームオーバーさん、申し訳ございません。ご指摘ありがとうございます!すぐに改善します。今後も宜しくお願いします!