黒套の復讐者

幻日刀飛

黒煙

ある小さな村の16を迎えた若者が近くの山で息を潜めていた…
冬に入る前の最後の狩りだ。

罠をはってる場所でじっと待つ

冬の山が静まりかえり風の音だけが流れている。

「動きがないなぁ、今年はもうダメかぁ?」

そうこうしてる内に急に山がざわついた。
鳥が一斉に飛び立ち、シカやウサギが数匹駆けて行った…
「あぁ、折角の獲物が…」
軽くうなだれたが、少しして
(クマか何か出たのか?)と思い直した。

気配を殺しつつ動物が逃げてきた方向に、にじり寄る

しかし、クマ等がいる気配はない。

動物達が逃げてきた方向をぼうっと見る

その時異変に気づく!
「村の方向から煙が!!」
慌てて駆け出す若者。

村からはいくつかの黒煙が立ち上っていた。
(こんな時期に煙が登るような催し物なんてうちの村にはない)
嫌な予感が段々強くなる。

そして

村があった場所に着いて、若者は崩れ落ち地面にへタレこんだ。

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