異世界に転生したので楽しく過ごすようです
第150話 ユニークスキルのようです
魔王様に今日は休んでいいと言われた俺達は遠慮なく休むことにした。まともに何もしない時間が丸一日使えるのはいつぶりだろうか。
こんな機会はめったにないので皆と一緒に遊ぼうかなとか思ってたりする。ここはオーソドックスに鬼ごっこでいいんじゃないかな?
「さて皆、休暇が出来た。鬼ごっこをしよう!」
「皆で鬼ごっこー!」
「遊ぶのはいいけどまたなんで鬼ごっこなのよ」
「それしか思いつかなかったからだな」
「はぁ……。まぁ別に鬼ごっこでもいいけれど」
「皆はどうだ?別に鬼ごっこでもかまわないか?」
皆は頷き、やる気を見せているやつまで出ている。これはやりがいがありそうだ。
「それじゃ、魔王城の外でやるぞ。各自入口前に集合な」
「「「了解」」」
そして十分後。俺が動きやすい格好に着替え、準備を済ませて入口前に移動すると、既に皆は集まっていた。それもめちゃくちゃ動きやすそうな格好で。
「皆やる気に満ち溢れてるな」
「それはあなたに勝つ為よ。その為に皆本気出すのだから」
「勝ち逃げ許さない……!」
「そこまで言うか?今現在最弱の俺だぞ?」
レベル的に俺が一番ステータス低いだろう。最も、HPとMPしか分からないからその他がどうなのかは分からんがな。
「最弱かはこの鬼ごっこが証明してくれます」
「今日こそマスターに勝つのー!」
「ぜ、絶対捕まえますっ!」
「俺が鬼と言う可能性もあるが?」
「ぜ、絶対捕まりませんっ!」
「俺とリンが追いかけられる側の可能性もあるが?」
「あぅぅ……」
「まぁ最初はジャンケンで鬼は決める事にするか」
何事も公平が一番だからな。ジャンケンとか運ゲーだし誰も文句言わんだろう。
「始める前にルールを伝えておく。その一、転移は禁止。その二、鬼が誰か一人捕まえたらそこで終了し、再び鬼を決めて始める事にする。その三、戦闘は行ってもいいが武器を使う事は許さない。その四、ユニークスキルについては使っていいものとする。その五、以上の規則を守れなかった場合は退場とする」
この鬼ごっこは転移と武器を使わなければ何でもオッケーのゲームだ。ユニークスキルについてはどれほどのもんか分からんからもしかしたら今後使ったらダメになるかもな。
「ちょっと質問なんだが、皆のユニークスキルってどんな効果持ってる?教えてくれね?」
「わたしはねー、なんか身体が軽くなるのと、わたしがいっぱいできるのー!」
ゼロの言ってることが正しいのは一回見てるから分かるが、見てなかったら分からんな。まぁあれはチートだろう。分体が無限に作れちゃうんだから。
「私は時間経過で身体能力が上がっていくようです。それ以外ですと、思考解読、未来予知、予知予測が常時発動します」
……はい?なにそれなんてチート?常時発動とか頭おかしい。
「あたし、魔法の威力が上がる。それと魔法を吸収とか吸収した倍の威力で返せるらしい」
もうミルに魔法効かないじゃん……。ただのチートかよ……。
「私は支援魔法の効果が上がって、常時発動するみたいよ。その他だと名前を呼べば精霊が答えてくれるようになる事ぐらいかしら」
ジュリの元々高かった支援の効果がさらに上がって常時発動とか勝てる未来ゼロかよ。チートすぎね?
「わ、わたしは、誰か一人のステータスをトレースするようです。あ、あとカオスホールが溜めなしで打てます」
要するに容易に最強になれるわけだ。ははっ、チートじゃねぇか。
「私は、獣化が獣神化になって、自己再生と思考加速が常時発動するけど……?」
何それ鬼ごっこ最強じゃん。……いやいや鬼ごっこだけじゃなくて戦闘でも接近戦一番強いんじゃね?獣神化がどれほどのものか分からないが今までの流れからするとチートなんだろうな。
「えーっと?これで全員だな?女神とシロも鬼ごっこ参加するか?」
「私は遠慮しとく。私が本気出したら私が一番強いしねっ!」
「一言余計なんだよ。ったく参加しないんだな。じゃあシロはどうだ?」
「ニャ」
「女神と一緒にいたい?本当か?女神になにかされたらすぐに俺に言うんだぞ?いいな?」
「ちょ!私そんなことしないし!」
「ニャー」
「分かったって……。シロまでそんなこと言っちゃうのっ!?」
「まぁ日頃の行いってやつだな。なっ、シロ」
「ニャン」
「うわぁん!二人がいじめるぅ!」
女神が泣きながら走り去っていく。んー、ちょっとやりすぎたかな?いや、どうせすぐに戻ってくるだろう。
「よし、女神は放っておいて、ジャンケンで鬼を決めるか。せーの」
「「「最初はグー」」」
「「「ジャンケン」」」
「「「ポン」」」
「「「あいこでしょっ」」」
「「「あいこでしょ!」」」
「「「あいこでしょ!!」」」
「「「しょ!」」」
「「「しょ!」」」
・
・
・
「「「しょ……」」」
「ちょっとストップ。おいジュリさんや?あんたずっとあいこの手を出してはおらんかね?」
「じいさんや。そんなの今更じゃないかね?」
「やっぱりお前かっ!ジャンケンだけで無駄に時間取ったぞ!?」
「まぁまぁそんなに怒らなくてもいいじゃないのよ。どうせ今日は休暇なのだし」
「そうなんだが、ジャンケンだけで疲弊するのは嫌だぞ……」
「はいはい、今度はちゃんとしてあげるわよ」
「何その上から目線……」
そして今度こそちゃんとしたジャンケンが行われ、俺がグー、その他の皆がパーという結果に。
なにこれいじめ?俺が鬼とか捕まえる事出来んだろ。まぁやるだけやるけどさ。
「じゃあ俺が十五秒数えるからその間に遠くに逃げてくれ。あんまり城から離れるなよ?」
「「「了解」」」
「じゃあ、一、二、三、四、・・・、十四、十五。よし、じゃ行くか」
俺は十五秒でどこかに消えた皆を探し始めた。
こんな機会はめったにないので皆と一緒に遊ぼうかなとか思ってたりする。ここはオーソドックスに鬼ごっこでいいんじゃないかな?
「さて皆、休暇が出来た。鬼ごっこをしよう!」
「皆で鬼ごっこー!」
「遊ぶのはいいけどまたなんで鬼ごっこなのよ」
「それしか思いつかなかったからだな」
「はぁ……。まぁ別に鬼ごっこでもいいけれど」
「皆はどうだ?別に鬼ごっこでもかまわないか?」
皆は頷き、やる気を見せているやつまで出ている。これはやりがいがありそうだ。
「それじゃ、魔王城の外でやるぞ。各自入口前に集合な」
「「「了解」」」
そして十分後。俺が動きやすい格好に着替え、準備を済ませて入口前に移動すると、既に皆は集まっていた。それもめちゃくちゃ動きやすそうな格好で。
「皆やる気に満ち溢れてるな」
「それはあなたに勝つ為よ。その為に皆本気出すのだから」
「勝ち逃げ許さない……!」
「そこまで言うか?今現在最弱の俺だぞ?」
レベル的に俺が一番ステータス低いだろう。最も、HPとMPしか分からないからその他がどうなのかは分からんがな。
「最弱かはこの鬼ごっこが証明してくれます」
「今日こそマスターに勝つのー!」
「ぜ、絶対捕まえますっ!」
「俺が鬼と言う可能性もあるが?」
「ぜ、絶対捕まりませんっ!」
「俺とリンが追いかけられる側の可能性もあるが?」
「あぅぅ……」
「まぁ最初はジャンケンで鬼は決める事にするか」
何事も公平が一番だからな。ジャンケンとか運ゲーだし誰も文句言わんだろう。
「始める前にルールを伝えておく。その一、転移は禁止。その二、鬼が誰か一人捕まえたらそこで終了し、再び鬼を決めて始める事にする。その三、戦闘は行ってもいいが武器を使う事は許さない。その四、ユニークスキルについては使っていいものとする。その五、以上の規則を守れなかった場合は退場とする」
この鬼ごっこは転移と武器を使わなければ何でもオッケーのゲームだ。ユニークスキルについてはどれほどのもんか分からんからもしかしたら今後使ったらダメになるかもな。
「ちょっと質問なんだが、皆のユニークスキルってどんな効果持ってる?教えてくれね?」
「わたしはねー、なんか身体が軽くなるのと、わたしがいっぱいできるのー!」
ゼロの言ってることが正しいのは一回見てるから分かるが、見てなかったら分からんな。まぁあれはチートだろう。分体が無限に作れちゃうんだから。
「私は時間経過で身体能力が上がっていくようです。それ以外ですと、思考解読、未来予知、予知予測が常時発動します」
……はい?なにそれなんてチート?常時発動とか頭おかしい。
「あたし、魔法の威力が上がる。それと魔法を吸収とか吸収した倍の威力で返せるらしい」
もうミルに魔法効かないじゃん……。ただのチートかよ……。
「私は支援魔法の効果が上がって、常時発動するみたいよ。その他だと名前を呼べば精霊が答えてくれるようになる事ぐらいかしら」
ジュリの元々高かった支援の効果がさらに上がって常時発動とか勝てる未来ゼロかよ。チートすぎね?
「わ、わたしは、誰か一人のステータスをトレースするようです。あ、あとカオスホールが溜めなしで打てます」
要するに容易に最強になれるわけだ。ははっ、チートじゃねぇか。
「私は、獣化が獣神化になって、自己再生と思考加速が常時発動するけど……?」
何それ鬼ごっこ最強じゃん。……いやいや鬼ごっこだけじゃなくて戦闘でも接近戦一番強いんじゃね?獣神化がどれほどのものか分からないが今までの流れからするとチートなんだろうな。
「えーっと?これで全員だな?女神とシロも鬼ごっこ参加するか?」
「私は遠慮しとく。私が本気出したら私が一番強いしねっ!」
「一言余計なんだよ。ったく参加しないんだな。じゃあシロはどうだ?」
「ニャ」
「女神と一緒にいたい?本当か?女神になにかされたらすぐに俺に言うんだぞ?いいな?」
「ちょ!私そんなことしないし!」
「ニャー」
「分かったって……。シロまでそんなこと言っちゃうのっ!?」
「まぁ日頃の行いってやつだな。なっ、シロ」
「ニャン」
「うわぁん!二人がいじめるぅ!」
女神が泣きながら走り去っていく。んー、ちょっとやりすぎたかな?いや、どうせすぐに戻ってくるだろう。
「よし、女神は放っておいて、ジャンケンで鬼を決めるか。せーの」
「「「最初はグー」」」
「「「ジャンケン」」」
「「「ポン」」」
「「「あいこでしょっ」」」
「「「あいこでしょ!」」」
「「「あいこでしょ!!」」」
「「「しょ!」」」
「「「しょ!」」」
・
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・
「「「しょ……」」」
「ちょっとストップ。おいジュリさんや?あんたずっとあいこの手を出してはおらんかね?」
「じいさんや。そんなの今更じゃないかね?」
「やっぱりお前かっ!ジャンケンだけで無駄に時間取ったぞ!?」
「まぁまぁそんなに怒らなくてもいいじゃないのよ。どうせ今日は休暇なのだし」
「そうなんだが、ジャンケンだけで疲弊するのは嫌だぞ……」
「はいはい、今度はちゃんとしてあげるわよ」
「何その上から目線……」
そして今度こそちゃんとしたジャンケンが行われ、俺がグー、その他の皆がパーという結果に。
なにこれいじめ?俺が鬼とか捕まえる事出来んだろ。まぁやるだけやるけどさ。
「じゃあ俺が十五秒数えるからその間に遠くに逃げてくれ。あんまり城から離れるなよ?」
「「「了解」」」
「じゃあ、一、二、三、四、・・・、十四、十五。よし、じゃ行くか」
俺は十五秒でどこかに消えた皆を探し始めた。
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