転生王子は何をする?
プロローグ 3
神に言われるがままスキルを取った結果がこちらだ。
名前:設定不可
種族:人間族
年齢: -
Lv: -
HP: 300
MP: 300
STR: 300
VIT: 300
DEX: 300
AGI: 300
INT: 300
LUK: 300
スキル: 武神 魔神 鍛冶神 芸術神 魔眼を統べる者 全耐性 限界突破 超成長 超回復
称号: 神を笑わせた者 限界無き者 生物最強
 …。何か変な称号があるが、気にしないこととする。というよりも気にしたら負けである。因みにスキルの二個目に魔神とあるが、前話で言ったような面倒事を引きつけてくるようなものではなく、ただ単に魔法の腕が神がかるという意味である。
「なぁ、神様よ。」
「ん?なんだい?」
「幾ら何でもこれはパワーバランスの崩壊とか気にした方がいいんじゃないのか?」
すると神は一瞬ハッとしたが、すぐに慌てたように言い訳をする。
「た、多分大丈夫だよ!うん!君なら力に溺れることないよ!きっと!それにいざとなればこちらで処分…(ボソッ)。」
「うぉい!!最後何て言った!?本当に大丈夫なんだろうな!?」
「う、うん!大丈夫!後は君次第だ!」
ほんとかよと神を睨みつつ、無理矢理自分を納得させる。
-大丈夫なはずだ。うん。俺には世界征服とかハーレム作るとかそんな大それた夢は無いしな!ハーレム状態に陥った奴を観て揶揄うのが俺の夢だ!-
そう。彼はあまりにも女性に縁がなさすぎて、ハーレムを作るのではなく、その状態に陥った奴を観察したいという妙な願望を抱いているのである。
そんな事を考えている彼を見て、どうやら神は彼に妙な安心感を覚えた。
「その様子なら大丈夫そうだね。向こうに行ってもそのままで居てくれると助かるよ。」
「え?何に納得してんの?…まぁいいか。じゃあそろそろ転生してくれ。」
彼は釈然としない気持ちを抑えつつもそう言う。
「うん、そうだね。もう少し話したいけどいつまでもここにいる訳にはいかないし。じゃあ、やるよ?」
「あ、最後に1つだけいいか?」
「ん?何?」
「色々と世話を焼いてくれてありがとう。折角貰った人生なんだから、精々神様を失望させない程度には頑張るよ。」
神はお礼を言われることを予想していなかったのか、面食らって居たが、すぐに笑顔を浮かべる。
「あぁ!精々僕を楽しませてくれ!じゃあ、良い人生を!」
神が右手に神々しい光を纏いながら彼に手を翳す。すると、すぐにその光が視界いっぱいに広がり、そのまま意識が暗転した。
騒がしい人間が居なくなり、静かになった空間に一人残された神は悪戯っ子の様な笑顔を浮かべる。
「あはははっ。面白そうな子だったな〜。これで暫く退屈しなさそうだね。…彼の人生に幸多きことを願おうか。」
名前:設定不可
種族:人間族
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HP: 300
MP: 300
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VIT: 300
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AGI: 300
INT: 300
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スキル: 武神 魔神 鍛冶神 芸術神 魔眼を統べる者 全耐性 限界突破 超成長 超回復
称号: 神を笑わせた者 限界無き者 生物最強
 …。何か変な称号があるが、気にしないこととする。というよりも気にしたら負けである。因みにスキルの二個目に魔神とあるが、前話で言ったような面倒事を引きつけてくるようなものではなく、ただ単に魔法の腕が神がかるという意味である。
「なぁ、神様よ。」
「ん?なんだい?」
「幾ら何でもこれはパワーバランスの崩壊とか気にした方がいいんじゃないのか?」
すると神は一瞬ハッとしたが、すぐに慌てたように言い訳をする。
「た、多分大丈夫だよ!うん!君なら力に溺れることないよ!きっと!それにいざとなればこちらで処分…(ボソッ)。」
「うぉい!!最後何て言った!?本当に大丈夫なんだろうな!?」
「う、うん!大丈夫!後は君次第だ!」
ほんとかよと神を睨みつつ、無理矢理自分を納得させる。
-大丈夫なはずだ。うん。俺には世界征服とかハーレム作るとかそんな大それた夢は無いしな!ハーレム状態に陥った奴を観て揶揄うのが俺の夢だ!-
そう。彼はあまりにも女性に縁がなさすぎて、ハーレムを作るのではなく、その状態に陥った奴を観察したいという妙な願望を抱いているのである。
そんな事を考えている彼を見て、どうやら神は彼に妙な安心感を覚えた。
「その様子なら大丈夫そうだね。向こうに行ってもそのままで居てくれると助かるよ。」
「え?何に納得してんの?…まぁいいか。じゃあそろそろ転生してくれ。」
彼は釈然としない気持ちを抑えつつもそう言う。
「うん、そうだね。もう少し話したいけどいつまでもここにいる訳にはいかないし。じゃあ、やるよ?」
「あ、最後に1つだけいいか?」
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「色々と世話を焼いてくれてありがとう。折角貰った人生なんだから、精々神様を失望させない程度には頑張るよ。」
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「あぁ!精々僕を楽しませてくれ!じゃあ、良い人生を!」
神が右手に神々しい光を纏いながら彼に手を翳す。すると、すぐにその光が視界いっぱいに広がり、そのまま意識が暗転した。
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