転生ついでに最強を目指す

花鳥月下

姉ちゃん登場!!

なんでやねん事件から暫くして、俺は授乳タイムに浸っていた。いやー、美味美味。
授乳タイムが終わると母さんはいつもどこかにいってしまうのだ。どこかは気になるが、まだベイビーの俺に知る由は無いのである。
(さて、魔法を創って見ようかな!)
次の瞬間、扉が勢いよく開かれた。
そこにはちっちゃな女の子がたっていた。
「クレアーーッ!!お姉ちゃんだよー!!」
女の子はそう言いながらダッシュして来て、
役二秒後にベビーベッドから俺をのぞき込んでいる。ちなみに女の子の容姿は
ゴシック調のドレスを着て、頭にはメイドのカチューシャのようなものを身に付けており、片手にくまさんの人形を持っている。
髪は金髪だが先の方は薄く銀色になっていて、長髪を一つ縛りにしている。瞳は宝石のように透き通った青色をしている。
恐らく4~5歳辺りだろうか、まだ顔も幼い。
……可愛すぎるぅぅ!!
ていうかさっきからほっぺにキスしてくるんですけど!!
「クレアは可愛いねぇ」
え?ちょ、姉ちゃん?激しい!ハグが激しいよ姉ちゃん!!無言でムニムニしないで!!抱き締めないで!!嬉しいけど苦しい!!赤ちゃんの肺活量じゃ死ぬ!!止め、ちょ、死、
ァーーーーーー!!



・ 
はぁ……長かった…
結局あの後1時間以上抱きつかれた。
随分激しい姉ちゃんだったぜ……でもブラコン姉ちゃんっていう設定はいいな。
正直憧れてたし。家の姉ちゃん弟をこき使うクソババアだったからなぁ…
……………………………ん?
(………女神様?何か長い詠唱が聞こえるんですけど!?俺の危険信号が赤通り越して黒に点滅してるんですけど!?ねぇやめて下さい女神様!何でもしますから!!お願い一つ聞きますから!!)
『何でもですか?』
(えぇ、何でもです。)
『じゃあ……冒険者になったら魔法で私を召還して下さい!そしたら……あ、頭を撫でて下さい!!』
(え?そんな事でいいなら……)
『本当ですか!?約束ですからね♪』
やっぱり可愛いなぁ…
さて、そろそろ魔法を使おうか………あ。
マズい、これはヤバいぞ、非常事態だ!!
クソッ、何たってこんな時に!!
あーー!もう!!
やべぇ、眠い………
結局魔法使えなかったな…ベイビーは眠魔に勝てねーぜ…
明日は魔法を試そう。
そう、明日こそは………



バタッ



赤ちゃん編はあと2、3話です。
戦闘をみたいかたはもう少しお待ちください。

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