半魔族の少女は料理と共に
62話 姿を消した教師とスライム
急展開、やり過ぎ注意……そろそろマリアさん限界になるかも
私達は、空き教室を出て行く準備を整える。
私とケルトさんは保健室に、もし負傷や魔法の呪いがかかった時の対処。
オルドさんとナタリアさんは学園長室に、許可を貰うのと話せる範囲の相談。判断と処置。
という事で、保健室に着きました。
「分かったわ、貴女達も気をつけなさいね。今のところなりを潜めているけど魔物は、危ないわ」
「「そこは問題ないです」」
「何故そんなに、自信満々なのか聞きたいわ」
ハモってしまったけど、余程の無い限り私に危害を加える魔物は居ない……らしい。
セリカさんは溜息を付いて、私達にもう一つ気になることを言ってきた。
「地域学の先生は、気を付けなさい。あの人は危ないわ……公にしてないけど……賞金首の可能性が高いわ」
「賞金首ですか?」
「えぇ、性格や容姿は隠している様だけど。滲み出る、気……あれは複数人以上の人を殺ってるわ……ちなみに名前は、マリーゼ・ハルト」
賞金首って事は、本格的にヤバイかも……。後、新たな名前が大丈夫かしら、私名前覚えるの苦手なのよね。
う~ん、何か大丈夫な様な……気にしたことに越したことはないかな。
私達はそれぞれ、用事を終え捜索を始める為に校門に集まった。
「そっちは、問題ないか?」
「はい、大丈夫です」
オルドさんが私達に確認する。そっちも許可を貰えたようで、特に問題はなさそう。
居なくなったという、森の探索を始める。
先頭は慣れているオルドさん、その後ろにナタリアさんと私。背後を護るのはケルトさんだ。
固まるような形に見えるけど、実際には少し距離は離れている。
捜索を開始して、数分暇そうなオルドさんが呟く。
「しっかし、魔物襲撃無いってどんな状況だ?」
「あ、それはマリアさんが原因かと」
「ほぅ何でだ?」
「私もそれ聞きたい」
ケルトさんは簡潔に述べる「魔王に気に入られてるから」と、2人はポカーンとしてた。
すぐに、立ち直り2人は慌てて言う。
「いや、お前魔王に会ったのか?」
「そ、そうですよ」
う~ん、正直種族の事は言えないし、そう説明する他ないよね。それに対し、ケルトさんも説明するか悩んでいる様子だった。
屋内じゃないからまだ大丈夫だけど、人が何処で見てるかわからない場所で話すのは……ね。
「まぁ、その内聞こうかどうせ。あいつらも知ってて付き合ってるわけだしな。あっちの国にもたまには行くか」
「私には説明してくれない?」
「それよりも、捜索ですよ!」
私の話を遮り、捜索を渋々ナタリアさんも戻っていった。
少し進んだら、スライムがポツンと居た。
「魔物か!」
「ん? 何かおかしくないか?」
ピキッ!
私に近づいて来た。何か言いたそうにしているけど、話を聞くことが出来ない。
う~ん、何か……この際、試す事はする。翻訳……トランスレーション? 私こんなに英語できたかな? まぁ出来るかやってみよう。
「トランスレーション」
『大変、大変!』
本当に出来ちゃった……。本当に、機械的な声なのは翻訳のせいなのか。少し聞きづらい。
私はしゃがみ込み、スライムに聞いてみる。3人は警戒してるけど、私的には害意なさそうだから。
「どうしたの?」
『あっちで、女の人が男の人に追いかけられてた! 僕的には、家族を踏まれそうになって怒ってるの!』
「お、おい。まさか……魔物と喋ってるのか?」
「はい、この子はあっちで、追いかけれている女の人を見たと」
ケルトさんは普通に対応してる所見ると慣れたのかも。オルドさんは半信半疑の様だけど、情報が無くて森の中を彷徨うのは、得策じゃないと思うわ。
ナタリアさんもそこら辺、気にしてないし。
私達は、スライムに連れられ歩いて行く。絵面だけでもシュールよね。ちなみに私が抱き上げ、道を示してくれる。
こっそり聞いてみたけど、スライムさんは魔王の配下で。私に襲いかかってくる魔物は配下じゃない野良の魔物だとか。
分かってたけど、配下じゃない魔物も居るのね。襲われないからって、安心しちゃいけないって事ね。
『ここだよ、ここからあっちに行ったみたい。壁があるから大丈夫かな?』
「ありがとう、私達は行くわね」
『これくらいお安い御用だよ』
私は指し示された方角に行く……いや、スライムだから手は無いんだけどね。プルプルした粘着質の一般的な形よ?
最後にスライムが『女の人が、お兄ちゃん助けて……ゲオ―……なんだっけ、そんな事言ってたよ~』と言ってたので。私は、少し聞き覚えるのある感じだったけど。きっと別な人だろうと思って振り払った。
「あっちに居るみたい、壁だから急がないと危ないかも!」
「そうか! 行くぞ!」
私達は、急いで向かうのだった。
次は、追い詰めらた人と狙う人と……?
私達は、空き教室を出て行く準備を整える。
私とケルトさんは保健室に、もし負傷や魔法の呪いがかかった時の対処。
オルドさんとナタリアさんは学園長室に、許可を貰うのと話せる範囲の相談。判断と処置。
という事で、保健室に着きました。
「分かったわ、貴女達も気をつけなさいね。今のところなりを潜めているけど魔物は、危ないわ」
「「そこは問題ないです」」
「何故そんなに、自信満々なのか聞きたいわ」
ハモってしまったけど、余程の無い限り私に危害を加える魔物は居ない……らしい。
セリカさんは溜息を付いて、私達にもう一つ気になることを言ってきた。
「地域学の先生は、気を付けなさい。あの人は危ないわ……公にしてないけど……賞金首の可能性が高いわ」
「賞金首ですか?」
「えぇ、性格や容姿は隠している様だけど。滲み出る、気……あれは複数人以上の人を殺ってるわ……ちなみに名前は、マリーゼ・ハルト」
賞金首って事は、本格的にヤバイかも……。後、新たな名前が大丈夫かしら、私名前覚えるの苦手なのよね。
う~ん、何か大丈夫な様な……気にしたことに越したことはないかな。
私達はそれぞれ、用事を終え捜索を始める為に校門に集まった。
「そっちは、問題ないか?」
「はい、大丈夫です」
オルドさんが私達に確認する。そっちも許可を貰えたようで、特に問題はなさそう。
居なくなったという、森の探索を始める。
先頭は慣れているオルドさん、その後ろにナタリアさんと私。背後を護るのはケルトさんだ。
固まるような形に見えるけど、実際には少し距離は離れている。
捜索を開始して、数分暇そうなオルドさんが呟く。
「しっかし、魔物襲撃無いってどんな状況だ?」
「あ、それはマリアさんが原因かと」
「ほぅ何でだ?」
「私もそれ聞きたい」
ケルトさんは簡潔に述べる「魔王に気に入られてるから」と、2人はポカーンとしてた。
すぐに、立ち直り2人は慌てて言う。
「いや、お前魔王に会ったのか?」
「そ、そうですよ」
う~ん、正直種族の事は言えないし、そう説明する他ないよね。それに対し、ケルトさんも説明するか悩んでいる様子だった。
屋内じゃないからまだ大丈夫だけど、人が何処で見てるかわからない場所で話すのは……ね。
「まぁ、その内聞こうかどうせ。あいつらも知ってて付き合ってるわけだしな。あっちの国にもたまには行くか」
「私には説明してくれない?」
「それよりも、捜索ですよ!」
私の話を遮り、捜索を渋々ナタリアさんも戻っていった。
少し進んだら、スライムがポツンと居た。
「魔物か!」
「ん? 何かおかしくないか?」
ピキッ!
私に近づいて来た。何か言いたそうにしているけど、話を聞くことが出来ない。
う~ん、何か……この際、試す事はする。翻訳……トランスレーション? 私こんなに英語できたかな? まぁ出来るかやってみよう。
「トランスレーション」
『大変、大変!』
本当に出来ちゃった……。本当に、機械的な声なのは翻訳のせいなのか。少し聞きづらい。
私はしゃがみ込み、スライムに聞いてみる。3人は警戒してるけど、私的には害意なさそうだから。
「どうしたの?」
『あっちで、女の人が男の人に追いかけられてた! 僕的には、家族を踏まれそうになって怒ってるの!』
「お、おい。まさか……魔物と喋ってるのか?」
「はい、この子はあっちで、追いかけれている女の人を見たと」
ケルトさんは普通に対応してる所見ると慣れたのかも。オルドさんは半信半疑の様だけど、情報が無くて森の中を彷徨うのは、得策じゃないと思うわ。
ナタリアさんもそこら辺、気にしてないし。
私達は、スライムに連れられ歩いて行く。絵面だけでもシュールよね。ちなみに私が抱き上げ、道を示してくれる。
こっそり聞いてみたけど、スライムさんは魔王の配下で。私に襲いかかってくる魔物は配下じゃない野良の魔物だとか。
分かってたけど、配下じゃない魔物も居るのね。襲われないからって、安心しちゃいけないって事ね。
『ここだよ、ここからあっちに行ったみたい。壁があるから大丈夫かな?』
「ありがとう、私達は行くわね」
『これくらいお安い御用だよ』
私は指し示された方角に行く……いや、スライムだから手は無いんだけどね。プルプルした粘着質の一般的な形よ?
最後にスライムが『女の人が、お兄ちゃん助けて……ゲオ―……なんだっけ、そんな事言ってたよ~』と言ってたので。私は、少し聞き覚えるのある感じだったけど。きっと別な人だろうと思って振り払った。
「あっちに居るみたい、壁だから急がないと危ないかも!」
「そうか! 行くぞ!」
私達は、急いで向かうのだった。
次は、追い詰めらた人と狙う人と……?
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