半魔族の少女は料理と共に
59話 平民クラスと少女
前回の話、最後少し変えました。すみません
誤字脱字少し修正しました、文章の追加を少々
私達は、学校に入り平民クラスに向かう為歩いていった。
素朴な疑問を抱いた私は、横に並んで私とケルトさんに挟まれているミネールさんに聞いてみる。
「平民クラスの教室でどういう感じなの?」
「そうね~、貴族のクラスを見たことは無いから分からないけど、普通の教室よ?」
廊下や靴入れなども含め、私達の教室と大差はなかった。まぁ、合っても前世の私が普通だからあっちに違和感覚えそうだけどね。
ケルトさんはどういう感想抱いているのか、分からないけど特に気にしなかった。
「廊下歩いていると、色々な人に会うね」
「そうね、部活動があるからそれなりに人は居るわ」
「やっぱり部活動あるんだ!」
部活動! 前世の部活動は……帰宅部でした! 動くのも嫌いだったし、料理部的な物が無かったから、縁が無かったのよね。
その反応にミネールさんは、少し驚いていた。
「どうしたの?」
「なんでも無いわ、ただ本当に普通の女の子なのね」
「貴族ってどんな印象持ってるのよ……」
私は項垂れた、ミネールさんの貴族の評価が凄く気になった。だって普通に考えても、部活動が好きな人はいるでしょ?……いるよね? 帰宅部だった私じゃ説得力無いけど。
すると、ミネールさんは少し悩む仕草をして答えた。
「傲慢、我儘、高飛車、高笑い」
「予想そのままね、私もなる前はそんな印象が高かったわ」
「違うの?」
「う~ん、割りと普通な子も居るけど、2面性を抱えてる……と思う」
メルトさんは特になさそうだけど、気が休める人は近くに少なそう。まぁメイドの子が入れば、大丈夫かもしれない。
ナタリアさんは、転生者だけど素を隠してる所見ると大変そうだし、2面性とも言えるかな?
「そうなのね、私は止めるだけだったしその内話してみようかな?」
「そのほうが良いかもしれないです」
最初は拒否されても多分ミネールさんは大丈夫な気がする。
廊下で不意にミネールさんが扉の前に立ち止まった。
「ここが私の教室よ、今は私1人だから気にしなくてもいいわ」
「お邪魔しま~す」
扉を開けると、中学校、高校の教室にあるような机と教卓とホワイトボードが見えた。
大きな違いは無いため言われた通り普通だ。
「普通ね」
「でしょ?」
教卓でファイルを取り出して、記入をしていく。
私は暇なので、教室をウロウロしてみる。1人の男子生徒が入ってきた。
「お~っす、今日も飽きずにやってるな」
「貴方がやってもいいのよ、セラート」
「俺は勘弁、そういえば聞いたか? 昨日、1年の貴族が何やら爆弾発言したらしいぞ?」
「何それ、聞いてないんだけど」
男子生徒はセラートというらしい、私が気になったのは1年の爆弾発言ってなに?
聞きたいから男子生徒に近づいて、聞いてみる。
「爆弾発言って?」
「うぉ、お前居たのか。なんだっけな……王子が一方的にな、婚約破棄したらしいぞ?」
「そうなんですね」
公共の場でやったって事は確定かな? 理由が分かれば、対応出来るんだけど。
考えているとセラートさんは、こっちを見て首を傾げていた。
「それよりも、お前こんな所に何のようだ? 顔合わせに居なかったろ」
「そうですね、1年のマリアと言います。仲良くしてくださいね」
「お、おぅ……ミネール、こいつとどんな関係だ。そっちの奴も」
ミネールさんに顔を向け、ミネールさんに問いかける。そんなセラートの様子に呆れていたが。
「貴方、顔赤いわよ。まぁこんな可愛い子から笑顔で言われたら、男子はそうなるか……寮で会ったのよ」
「う、うるせぇ!」
「?」
なんで赤くなったのか分からないため、ケルトさんに顔を向けると「気にしなくていいですよ」と答えられた。どうしたのよ~、凄く気になるじゃない。
ミネールさんは寮で会った時の事を話していた。
「それにしても、気になるのは……ナタリアさん、大丈夫かな?……セラートさん~、少し聞いてもいいですか?」
「……あ? どうした」
「どんな内容だったとか、その脇に誰か居たとか聞いてませんか?」
セラートさんは、少し考える表情をして。思い出しているようだった。
彼からポツリポツリと言葉が出てきた。
「俺は一応その場に居たからな」
帰宅部の彼は、友達と駄弁りながら寮に戻る途中で、校庭が騒がしいとのことで行ったらしい。
時間的には、私がワンダと戦ってて、お爺ちゃんが来たみたい。だから見かけなかったのね。
そこでは、1年から3年の生徒が人が居て。2人の男女が、1人の女性に訴えてるようだった。
周りはただ何事のなのか見ていたらしく、騒ぎ立てても居なかった。
聞こえてきたのは「お前のやっていた事を聞いて失望した、僕は君との婚約を破棄させてもらう!」
という言葉らしい。女性は必死に否定したが、聞き耳を持ってくれなかった。
男の脇にいた1人の女性は、昔された事を呟いていたらしいが。適当に言ってるようだった。
その言葉を聞いて私は、思った……。何処の乙女ゲーですか? と。
よくある前世にあった、乙女ゲームが悪徳令嬢に対して婚約破棄される現場みたいよ? 転生する前の彼女は知らないけど、凄く面倒な事なのは確かよね。
「俺としてはどうでもよかったから、内容はそれくらいしか覚えてないな」
「ありがとう、色々分かったわ」
「所で、貴族だったんだな。俺の知ってる貴族とかけ離れてるから、気づかなかったぜ」
ミネールさん結局話したんじゃん……でも、特に避難したりしない所みるとミネールさんが信用する人物なのは確かみたい。
一通り、終えたのか。ミネールさんは、こっちに歩いてきた。
「これで終了よ、まぁ途中から見てないと思うけど。他の事は、昼よ」
「はい、それでは先輩方私達は戻ります」
「先輩じゃなくてもいいわよ、まぁそっちの事もあるから。2人の時くらいは名前で呼んでちょうだい」
「分かりました、また会った時はお願いします。ミネールさん、セラートさん」
そう言って、私達は平民クラスを後にした。
ナタリアさんの力になってあげたいので、私は自分達のクラスに向かっていった。
次は、クラス内の様子
誤字脱字少し修正しました、文章の追加を少々
私達は、学校に入り平民クラスに向かう為歩いていった。
素朴な疑問を抱いた私は、横に並んで私とケルトさんに挟まれているミネールさんに聞いてみる。
「平民クラスの教室でどういう感じなの?」
「そうね~、貴族のクラスを見たことは無いから分からないけど、普通の教室よ?」
廊下や靴入れなども含め、私達の教室と大差はなかった。まぁ、合っても前世の私が普通だからあっちに違和感覚えそうだけどね。
ケルトさんはどういう感想抱いているのか、分からないけど特に気にしなかった。
「廊下歩いていると、色々な人に会うね」
「そうね、部活動があるからそれなりに人は居るわ」
「やっぱり部活動あるんだ!」
部活動! 前世の部活動は……帰宅部でした! 動くのも嫌いだったし、料理部的な物が無かったから、縁が無かったのよね。
その反応にミネールさんは、少し驚いていた。
「どうしたの?」
「なんでも無いわ、ただ本当に普通の女の子なのね」
「貴族ってどんな印象持ってるのよ……」
私は項垂れた、ミネールさんの貴族の評価が凄く気になった。だって普通に考えても、部活動が好きな人はいるでしょ?……いるよね? 帰宅部だった私じゃ説得力無いけど。
すると、ミネールさんは少し悩む仕草をして答えた。
「傲慢、我儘、高飛車、高笑い」
「予想そのままね、私もなる前はそんな印象が高かったわ」
「違うの?」
「う~ん、割りと普通な子も居るけど、2面性を抱えてる……と思う」
メルトさんは特になさそうだけど、気が休める人は近くに少なそう。まぁメイドの子が入れば、大丈夫かもしれない。
ナタリアさんは、転生者だけど素を隠してる所見ると大変そうだし、2面性とも言えるかな?
「そうなのね、私は止めるだけだったしその内話してみようかな?」
「そのほうが良いかもしれないです」
最初は拒否されても多分ミネールさんは大丈夫な気がする。
廊下で不意にミネールさんが扉の前に立ち止まった。
「ここが私の教室よ、今は私1人だから気にしなくてもいいわ」
「お邪魔しま~す」
扉を開けると、中学校、高校の教室にあるような机と教卓とホワイトボードが見えた。
大きな違いは無いため言われた通り普通だ。
「普通ね」
「でしょ?」
教卓でファイルを取り出して、記入をしていく。
私は暇なので、教室をウロウロしてみる。1人の男子生徒が入ってきた。
「お~っす、今日も飽きずにやってるな」
「貴方がやってもいいのよ、セラート」
「俺は勘弁、そういえば聞いたか? 昨日、1年の貴族が何やら爆弾発言したらしいぞ?」
「何それ、聞いてないんだけど」
男子生徒はセラートというらしい、私が気になったのは1年の爆弾発言ってなに?
聞きたいから男子生徒に近づいて、聞いてみる。
「爆弾発言って?」
「うぉ、お前居たのか。なんだっけな……王子が一方的にな、婚約破棄したらしいぞ?」
「そうなんですね」
公共の場でやったって事は確定かな? 理由が分かれば、対応出来るんだけど。
考えているとセラートさんは、こっちを見て首を傾げていた。
「それよりも、お前こんな所に何のようだ? 顔合わせに居なかったろ」
「そうですね、1年のマリアと言います。仲良くしてくださいね」
「お、おぅ……ミネール、こいつとどんな関係だ。そっちの奴も」
ミネールさんに顔を向け、ミネールさんに問いかける。そんなセラートの様子に呆れていたが。
「貴方、顔赤いわよ。まぁこんな可愛い子から笑顔で言われたら、男子はそうなるか……寮で会ったのよ」
「う、うるせぇ!」
「?」
なんで赤くなったのか分からないため、ケルトさんに顔を向けると「気にしなくていいですよ」と答えられた。どうしたのよ~、凄く気になるじゃない。
ミネールさんは寮で会った時の事を話していた。
「それにしても、気になるのは……ナタリアさん、大丈夫かな?……セラートさん~、少し聞いてもいいですか?」
「……あ? どうした」
「どんな内容だったとか、その脇に誰か居たとか聞いてませんか?」
セラートさんは、少し考える表情をして。思い出しているようだった。
彼からポツリポツリと言葉が出てきた。
「俺は一応その場に居たからな」
帰宅部の彼は、友達と駄弁りながら寮に戻る途中で、校庭が騒がしいとのことで行ったらしい。
時間的には、私がワンダと戦ってて、お爺ちゃんが来たみたい。だから見かけなかったのね。
そこでは、1年から3年の生徒が人が居て。2人の男女が、1人の女性に訴えてるようだった。
周りはただ何事のなのか見ていたらしく、騒ぎ立てても居なかった。
聞こえてきたのは「お前のやっていた事を聞いて失望した、僕は君との婚約を破棄させてもらう!」
という言葉らしい。女性は必死に否定したが、聞き耳を持ってくれなかった。
男の脇にいた1人の女性は、昔された事を呟いていたらしいが。適当に言ってるようだった。
その言葉を聞いて私は、思った……。何処の乙女ゲーですか? と。
よくある前世にあった、乙女ゲームが悪徳令嬢に対して婚約破棄される現場みたいよ? 転生する前の彼女は知らないけど、凄く面倒な事なのは確かよね。
「俺としてはどうでもよかったから、内容はそれくらいしか覚えてないな」
「ありがとう、色々分かったわ」
「所で、貴族だったんだな。俺の知ってる貴族とかけ離れてるから、気づかなかったぜ」
ミネールさん結局話したんじゃん……でも、特に避難したりしない所みるとミネールさんが信用する人物なのは確かみたい。
一通り、終えたのか。ミネールさんは、こっちに歩いてきた。
「これで終了よ、まぁ途中から見てないと思うけど。他の事は、昼よ」
「はい、それでは先輩方私達は戻ります」
「先輩じゃなくてもいいわよ、まぁそっちの事もあるから。2人の時くらいは名前で呼んでちょうだい」
「分かりました、また会った時はお願いします。ミネールさん、セラートさん」
そう言って、私達は平民クラスを後にした。
ナタリアさんの力になってあげたいので、私は自分達のクラスに向かっていった。
次は、クラス内の様子
コメント
クルクルさん/kurukuru san
今回のネタ、面白いです!応援してます!