第3話初めてのクエスト

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登場人物２

名前 Hnk（妃華歌）
年齢 16歳
職業冒険者（高校生）
備考
ゲームに関する知識がほとんどなく、同い年ながらネットで有名なKzに憧れを抱いている。
学校では成績優秀・容姿端麗であるためによく告白されているのだが、当人は恋愛に関する知識もほとんどないためとりあえずやんわりとお断りをしている。

前回のあらすじ

見事パーティーになったKzとHnk（妃華歌）は最初に最低難易度のクエスト、畑を荒らしている魔物の討伐を引き受ける。
彼らは無事にクエストクリアできるのだろうか。

〜近くの村〜

Kz「さて、ここが依頼主の家の近くのはずだけど…、どこにいるかな？」ｱﾀﾘﾐﾜﾀｼ

Hnk「あの人じゃない？畑の中にいるし…。」

依頼主「おぉ！あなた方が私の依頼を受けてきてくださった冒険者様方ですか。」

Kz「はい、そうですけど。依頼は畑を荒らしている魔物の討伐でしたよね？」

依頼主「そうです。私の畑を魔物どもが食い散らかしているのです。」

Hnk「まぁ！それは大変。」

Kz「それはすぐに討伐しなければいけませんね。」

Kz「なにかクエストをやる上での注意事項などはありますか？
例えば、畑をあまり荒らさないで欲しいとか。」

依頼主「いやいや、最初の方のクエストでそんなに細かく注意事項などを設定していたら面倒くさいゲームになってしまいますよ。」

和斗（メタい！メタすぎるよ！）

Kz「そ、そうですか…。わかりました。」

和斗（マジか、マジなのか！そんなにメタくていいのかこのゲーム！）

Kz「…。」

Hnk「どうかしましたか？」

Kz「あっいや、なんでもない。とりあえずクエストをやろうか。」

和斗（何使えたかな？）

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ステータス
￣￣￣￣￣
Lv  1
HP  27
MP 50
AP 18
DP 13
武器

魔導士用の杖

  使用可能な魔法

ファイア前方に小さな炎を放つ                   ※草系の魔物に有効
                   消費MP 5
ウォトラ前方に小さな水を放つ
               ※炎系の魔物に有効
                   消費MP 5
トラバ   （前方に小さな草の塊を放
                  つ※水系の魔物に有
                                効）
                  消費MP 5
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和斗（見事なまでに初期装備だ…。）

和斗（とりあえずやってみるしかないか。）

〜クエストスタート〜

畑を荒らしている魔物を討伐せよ

和斗（こっちが初期装備とはいえ、向こうも最初のクエストだし、ノーマルタイプの魔物しか居ないな。これならどの魔法でも効きそうだな。）

Kz「現れよ！我が杖に宿いし未知なる力！ファイア！」

和斗（これ最初のやついるか？）

和斗（仕様なら仕方ないかな…。）

Kz「いけ！現れよ！我が杖に宿いし未知なる力！トラb（MPが足りません。）」

和斗「マジかよ！」

和斗（どうする？敵はまだ五体……。）

和斗（MP切れは魔導士の恥だ…。ここは一回死んでレベル上げしてからまた来るk）

Hnk「はぁぁぁぁあ！」

ｻﾞｼｭ!

Hnk「残り四体！Kzさん！大丈夫ですか？」

Kz「……。」

和斗（そうか、俺にはまだパーティーが残ってるじゃないか、もともと魔導士一人で生きていくのは無理なんだ、力で倒せる奴がいる！）

Kz「僕は大丈夫。それより、残りの四体を頼むよ。」

Hnk「えぇ！私が？」

Kz「大丈夫、指示は俺が出す！」

Kz「そこ！今左！」

Kz「正面！」

Kz「後ろ！」

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〜クエストクリア〜

報酬として100G支給されます。

和斗「はぁ、なんとかなった……。」

和斗（これは自分の役職の立ち位置を理解しなければならないな。）

ﾚﾍﾞﾙｶﾞｱｶﾞﾘﾏｼﾀ!

和斗「ん？」

ｱﾀﾗｼｲﾏﾎｳｦｵﾎﾞｴﾏｼﾀ!

和斗「どんな魔法だ？確認してみるか」

使用可能な魔法一覧

New！CHANGE〜チェンジ〜
この魔法は同じパーティーのメンバーとランダムに操作キャラを変更して、戦闘の幅を広げる魔法。

和斗（……、やばい。なんで書いてあるか読めない…。チャンジ？チェ？あ？）

和斗（とりあえず、次のクエストの時にでも使ってみるか。）