勇者になれない英雄(ヒーローになれないヒーロー)~彼の名はまだ誰も知らない~

夢鎚アキト

【プロローグ】  変化する日常


さてと、今日もめんどくさい一日が始まるなあ、いつもと変わらぬ日常、
されど、いつか終わる日常、慣れたと思ったらおわり、また、慣れない日常が始まる。
世界の理不尽。
この世界は平和だ、いや、違う。
平和なのはこの国だ。
平和だが、退屈で窮屈だ。

(割愛)

今日から僕は高校生、
入学式を終え、ホームルームが、始まった。
自己紹介をした。
なんてことはない、普通に名前と趣味を言っただけだ。

それから、しばらくたった。
ホームルームは終わり解散した。

(割愛)

入学式から1か月がたった。
問題が起きた。
いじめだ。

まあ、僕は特に気にしない。
馬鹿な奴ら暇人がやっているだけのみじめな遊びだ。
暇だから、そんな理由でボッチをいじめる。
いや、これはいじめじゃないな。
だって僕は、これをいじめとは思っていない。

ああ、たいくt…ザザ…ザザ…ザザザ

意識が、、、トン、ダ、、、、、



「あ、ちょ、、、、どこのどいつだよ、、、ボクの世界から、人をパクったのは、、、
 えーと、なになに、、、、、、、
 あ、勇者召喚?、、、はあ、使ったやつ誰だよー、、、、普通は勇者転生だろぉ
 勇者召喚って、確かバグがあったはずだし、、、、はぁ、、、、
 よしっ、めんどくさいから放置放置、、、、いちよう、保険は掛けとくか、、、
 犠牲者を無視るのは主義に反するしね。」

「楽しそうだから、ついでに傍観してよーっと」




『やあ、おはよう』

目が覚めたら、こんな声が聞こえた。

不思議と落ち着く声だ。

『ふぅ、目が覚めなかったらどうしようかと思ったよ。それじゃあ、改めて、私はこの世界の神、swdnjindiao;ladmaw[\a\ko;a\:*@;:/:;@だ。silaと呼んでもらっていいよ。八人目の勇者さん。』

ちょっと待て、八人目?他にも僕と同じ人間がいるのか?

『うん、いるよ。』

え?僕は何も言ってないのに、、、

『そりゃ神だもん。心くらい読めるさ。』

そうですか、、、
じゃあ、勇者ってどういうことですか?
八人目とはどういうことですか?

『うん、まず、、、、ごめん、、、』

え?
どうしたんですか神様?

『えっとね、本来神々の間で勇者召喚は禁じられててね、、、理由はバグが見つかったからなんだけど、、、そのバグはランダムにマイナスの能力が召喚時に付与されちゃうんだ、、、』

え?
もしかしてバグの対象って僕?

『いや、それは召喚されるまでわからないからね、だからみんなに一つだけ異能をあげてるんだ。希望ががあれば可能な限りでね、、、もともとは人間の国にある召喚魔法を消さなかった僕の問題だしね。』

ふーん、まあいいですけど。
それで、ほかの七人はどんな異能を?

『えーと、名前だけで効果は明かせないけど、それでもいい?』

はい、おねがいします。

『えーっと、一騎当千、天下無双、夢幻操作、不老永美×2、エターナルフロスト、超成長、だったかな?』

うわー、チートクサイ能力ばっかだな。
というか、不老永美×2って、ぜったい選んだの女だろ、、、

『さて、早速本題に入ろうか。君のほしい異能は?』


あっあの、、、

『ん?どうしたの?欲しい異能、きまった?』

いっ、いえ、その前に、
バクってどんなのがあるんですか?

『あ〜、それね。実はなにがつくか、全くわからないんだよね〜。
いままでの例なら、教えられるんだけど、それでもいいかな?』

あっ、お願いします。

『うん、例に挙げるなら、バーサクとか一心不乱とかかな?
なんとゆうか、何かを代償に、自身の能力を上げる系が多いね、でも、総合値的にはマイナスになっちゃうし、発動条件もランダムだから、、、うん。つかない方が絶対にいいね!』

はぁ、ちなみに、向こうの世界?ってどうなってるんですか?

『んー、私から言えるのはここまで、かな?あっ、そうそう、転生者には、言語理解と、次元収納、成長限界突破の異能がつくからその系統以外の異能でお願いね。』

わ、わかりました。

じゃあ、僕の欲しい異能は
っと、その前に最後の確認いいですか?

『うん、どうしたの?』

バグ?で会得する能力って、すべてデメリットがあるスキルなんですよね?

『デメリット、、、
 うん、そうなるね、それがどうしたの?』

んじゃあ、僕の欲しい能力は、

『うん、うん、』

デメリットがあるスキルを自動削除してくれるもので!

『え?そんなのでいいの?』

ハイ、お願いします!

『わかりました、それじゃああなたに、幸福があらんことを、、、』


あれ?

また、意識が…



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