とある亜人の奮闘記

50れん

新しい日常

レオンの言葉に皆口の開け唖然としていた。中には泣き崩れるものや怒り帰ろうとするものもいた。
そのなかでライゴは震えていた。
「ライゴ、大丈夫?」
ナナは優しくライゴの肩に手を置いた。
「ゆ、夢が…俺の夢が…叶うときがきた!!!」
ライゴはものすごく嬉しそうに叫び、ナナに抱きついた。
「ちょ、ちょっとライゴ、やめて!みんな見てるし恥ずかしいよ////」
ライゴは決意した。レオンを超えてやると。。。

王レオンの発言から3時間後、集まった人達はそれぞれこれから過ごす部屋へと案内された。
ライゴが案内された部屋に入ると先客がいた。
「やぁ、君が僕のルームメイト?僕はイタチ族のアヤト、カワウソの亜人です。よろしく」
アヤトはそっと微笑み手を差し出す
「俺はライゴ!教会の前で拾ってもらったからなんの亜人なのかわからないけどよろしく!」
アヤトの手を握り微笑み返した。
「ライゴおぉー、部屋の場所覚えたー?」
ナナがドアをあけ入ってきた。
「お、ナナ!バッチリだぜ!あ、そーだ、こいつはナナ白兎の亜人だ!俺の幼馴染み」
ナナはニコッと微笑みアヤトに軽くおじぎをした。

皆が落ち着いた頃、兵士が招集をかけた。そこは訓練所であった。
「これからお前達はここで訓練してもらう。今日は疲れただろうから訓練はなし、早く寝て明日に備えろ。」
そう言い兵士はどこかへ行ってしまった。

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