土魔法ってそんなに弱いの?(凍結中)

AdieuJury

入学式と自己紹介

学園長と話してから数日が経過した
今日は入学式だ
と言っても、学園長挨拶の後にクラスの確認、自己紹介程度らしいが......
あ、そういえば今までどこに泊まってたか言ってなかったな
クレアさんにオススメしてもらった宿屋【暴れ馬の休憩所】に泊まってたんだ
名前の割に暴れる人がいないなぁと思ってたんだけど.........いや、これは思い出したくない
機会があれば話そうと思う


『マスター、誰に話してるんですか?』
(......読者?)
『メタ発言はやめてください』


とまぁそんなことはおいといて...
学園に着いたな
どっかにお知らせとかは......お、看板があるな......中に入って訓練所に集合か


(ソフィア、案内頼める?)
『......なんとか自分で行こうと思いませんか?』
(もう無理なのわかってるから)
『...............とりあえずまっすぐ進んでください』
(おう)


うちの相棒はやっぱり頼りになるぜ


『すぐ着きますから、心構えだけはしておいてくださいね?』
(する必要あるの?どうせ寝るのに)
『寝たらダメですよ......ってもう着きました』
(はやっ)


たった数分歩いただけで着いちゃった
はぁ、学園と言ったら学園長先生の長話が定番だもんなぁ......
いや、待てよ?
異世界だからワンチャン短い可能性があるかも
そんな期待を抱きながら、鉄虎は訓練所の中に入っていった






「ーーー以上で、ワシからの挨拶とするぞい。皆、精一杯努力するのじゃぞ」


や、やっと終わった......
かれこれ1時間は話してたな......どんだけなげぇんだよ
元の世界でも最長20分だったぞ
3倍はヤバすぎる
何回眠りそうになったことか
眠花じゃあるまいし......
そんなことを考えていると、俺の試験の時の試験官が話し始めた


「では、これより君たちには自分のクラスまで移動してもらいます。移動を開始してください」


その言葉と同時に生徒達は全員動き出した
新入生は70人らしい
1クラス10人ってところだ
どんな人が同じクラスだろうな......


ちょっと迷ったけど、何とかFクラスの教室に着いた
席は...窓際の一番後ろか
俺以外の生徒達はもう既に着いていた
とりあえず座っとこう


10分後......


「す、すみません。遅れました」


少し遅れて水色の髪の先生が入ってきた
......先生、なのか?
どっからどう見ても小学生だ


「えーっと、皆さん初めまして。私はミーシャと言います。得意魔法は水属性で今年で25になります」
「「「「「「「「「「えぇぇぇぇえええ!?」」」」」」」」」」


やっぱそうなるよなぁ......
ってかその身長と顔で25って...幼すぎたろ
その歳でツインテールが似合う人は早々いない
いるとしたら幼女だ
つまりミーシャ先生は合法ロリだ


「むっ、今先生を見た目で判断しましたね?そんなことしたらメッっですよ?」


......こんな人をロリコンが見てしまったら理性が吹っ飛ぶだろうな


「じゃあ、自己紹介からやっていきますね!えーっと......じゃあアレン君からお願いします!」
「えぇ!?俺からかよ!?......まぁいっか。俺はアレン、得意魔法は火属性だ。よろしくな」
「じゃあ次、ウーロン君」
 「僕はウーロンと言います。得意魔法は風属性です。よろしくお願いするよ」
「次、ヴェイド君」
「......ヴェイド......得意魔法、火属性......よろしく」
「次、カティアさん」
「やっほー!あたし、カティアっていうの!得意魔法はウーロン君と同じ風属性だよ!よろしくね!」
「次、セシリアさん」
「セシリア・アルバトーラと言います。一応貴族の出ですが、三女なのでほとんど平民みたいなものです。なので、気軽に話しかけて貰えると嬉しいです。得意魔法は水属性です。よろしくお願いいたします」
「次、テツト君」


あ、俺の番か


「俺はテツト、得意魔法は土属性だ。よろしく」
「「「「「「「「「っ!?」」」」」」」」」


あー驚いてるね
まぁ普通の反応だししょうがないか
っていうか、先生全く動じないよなぁ......結構皆キャラ濃いのに
俺だったらツッコミの一つや二つ入れちゃうけどなぁ


「次、トーマス君」
「 おらはトーマス・スミスといいます。得意魔法は火属性あと、おらのとと親が鍛冶師をやっちゅうがやき、できれば家の鍛冶屋で装備の調整などをして貰えると嬉しいやか 」
「次、マールさん」
「ええ、えぇっと、わわ、私、マールですぅ!ととと、得意魔法は、水属性ですぅ!よよよ、よろしくお願いしましゅぅ!(あ、噛んじゃった.........恥ずかしいよぅ...)」
「次、ラミアさん」
「ラミアよ。得意魔法は風属性。よろしくね」
「じゃあ最後、ルミアさん」
「ルミアよ。得意魔法は水属性。よろしくね」
「ちなみに、ラミアさんとルミアさんは双子で、ラミアさんの方がお姉さんですからね?」


なるほど、見分けの付け方がわからん
そんな感じで自己紹介が終了した

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