土魔法ってそんなに弱いの?(凍結中)

AdieuJury

現状の確認をしようか

「......めっちゃ増えとるやん」

何この量!?
レベルが1上がる事に増えてんじゃないか!
しかも多分レベル5になって才能増えてるし......色々おかしいだろ

とりあえず確認してみるか
確かメーティスってギリシャ神話の知恵の女神だよな?
意味的には『叡智』だったと思うけど......

『お呼びでしょうか?』
「うぉ!?誰だ!?」
『マスターの魔法ですよ』
「......もしかしてメーティスか?」
『はい、総称はメーティスです』

マジか......スゲー年上のお姉さんみたいな声してるな
なんつーかその......色っぽい声だ
やばい、声だけで惚れそう

『マスター?どうかしましたか?』
「い、いや、なんでもないよ」

それよりも......

「そうだ、俺のステータスの詳細とか見れる?」
『その程度なら簡単にできます、今表示しますね』

さすが叡智だけあるな......お、でてきた


二重詠唱ダブルキャスト
二つの魔法を同時に詠唱することが出来る
また、その二つを複合させることも出来る
 
パワースラッシュ
通常よりも威力が増し、ある程度の硬いものも斬る

ソニックブーム
斬撃を飛ばす

フィジカルストレングス
物理攻撃力と物理防御力を上昇させる(最大2倍)

アサルトダンス
自分のレベル×2回の連続攻撃

ストーンバレット
魔法で石を生み出して散弾のように打ち出す

ストーンウォール
魔法石や岩の壁を生み出す
 
トラップストーン
土魔法のトラップをレベル×1個まで仕掛ける
トラップ内容:相手の足を土で埋める

メテオ
隕石を魔法で生み出し、落とす

アースクエイク
半径レベル×2メールの範囲で地震を起こす

クリエイトウェポン
自分の思い浮かべた武器を生み出す(一度生み出した武器は消えずに、本人の意思のみで消すことが可能)

アイテムボックス
上限はあるが、生物以外ならなんでも入れることが出来る(中に入れたものの時間は停止する)

サーチ
指定したものの位置を把握する

マップ
周辺の地図を表示する

メーティス
どんなものでも調べることが出来る(例外は多少ある)


ほーほーほー、なんとなく分かったぞ

「そういえば魔法の詠唱って適当でいいの?」
『いいえ、普通なら《我求むるは○○》と属性を言ってから魔法名を言うと発動します。無魔法なら先ほどの○○の所でその魔法の特徴を言います。例えばマスターの魔法、クリエイトウェポンなら、《我求むるは剣、クリエイトウェポン》と言えば発動します』
「なるほどなぁ......でも俺そんな詠唱しなくても魔法名だけで使えたよ?」
『おそらく短縮詠唱と言うものだと思います。これはマスターの二重詠唱のように、才能ではなく技術によってできるようになるものなので、使える人も少ないはずです』
「あ、結構高等技術なのね?」
『はい』

...じゃあ学園の試験の時は詠唱しとこ
いつか無詠唱もしてみたいな

「よし、だいたい俺のステータスは把握出来たし、そろそろ街に向かうか」
『マスター、一つよろしいですか?』
「ん、なんだい?」
『私に名前をつけてもらえませんか?』

へ?メーティスじゃないの?

『メーティスというのは魔法名であり、実際の名前ではありません。なので、マスターに名前をつけてもらいたいのです』
「そういうことなら......でもセンスないよ?」
『かまいません』

うーん、そうだなぁ......

「じゃあ、ソフィアってのはどうだい?」
『ソフィア、ですか?』
「俺の世界の意味で、神の智慧って意味だよ。メーティスも叡智の神って意味だし、いいかなって思って」
『ソフィア......気に入りました、今日から私はソフィアと名乗ります』
「気に入ってくれて嬉しいよ。じゃあ改めて
、よろしくねソフィア」
『はい、マスター』

こうして、異世界で初めての仲間が出来た




フィジカルストレングスの効果を増やしました
物理攻撃力のみ→物理攻撃力と物理防御力
二重詠唱の説明を書き忘れていたので、入れました

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