この魔法至上主義の世界で剣聖を目指す

旧ネオン道理

7話 ラントール

「実はね、私がわざと入試で3軍になるように仕組んだのは知ってるわよね?」

「ああ。知っている」

そうだ。俺がずっと気になった事だ。なぜ才能があるのにわざと落とすのか?と言う点だ。

「実はね最近、ギャング集団『ラントール』ができたの」

「そうなのか?」

俺はその程度の感想しか持たなかった。この世界は魔法至上主義。実力が無ければ切り落とされる。そんな集団がホームレスやギャングになるのは、珍しい事じゃない。

「でもねこの集団はたいしたことないの、だけどリーダーとその幹部だけで1流の魔道騎士団に匹敵するくらいの強さを持っているのよ」

「なんで?しかもそこまで強いんだったら、普通に王宮からスカウトが来るはずだろ?」

「そこが謎なのよ。経歴不詳な上に巧妙な手口で騎士団長を打ったの。今影で1番注目されてるギャング集団なのよ」

「なに!?騎士団長が殺られた?」

「そう。そこが問題なのよ」

騎士団長とは、この国の、騎士団に受かったものでやる武闘家で優勝した魔法のエキスパート。全員が腕にブレスレット型の杖を付けており、その性能は軍事秘密レベルでやばいらしい。

「騎士団長を杖無しで打てるのか?」

杖が無くても多少魔法は打てるの。だけど速効性が無く、威力も半減だ。

「そこがまた問題。リーダーがダンディライオンの杖を持っているのよ」

「なんだって!?」

俺は思わず発狂した。

この杖のシリーズはフラワーズと呼ばれていて、
世界に4つほど存在するが性能が馬鹿げてる。更に100年間誰も見ていなかったのだ。

「うるさい。まあ結界貼ってあるから外には聞こえないけどね」

「ダンディライオンはどんな性能だ?」

「シンプルに魔法に補正をかけるのよ。威力が通常の10倍になるわね」

「シンプルに戦ったら死ぬな」

やばいな。しかも強さと巧妙さを兼ね備えた軍団何て勝てるのか?まぁ俺に不可能なんて無いけどな。

「──俺が1番聞きたいのはそこじゃない。俺が一番聞きたいのは、なぜお前が3軍に来たのかと、この学校に関係があるのかだ」

「そうだわね。教師のことは知ってるでしょ?」

「ああ。名前はまだ覚えてないけどな」

「名前はクリファードよ。この男がギャング集団『ラントール』のリーダーだと上は見ているみたいなのよ」

「実際そこは俺も便乗するぜ。俺はどんん人か一目見れば分かるんだよ。」

「流石『神剣ディスターク』に認められただけあるわね」

「...何故それを?」

「貴方がもう神格を倒した所までは結構裏世界で噂になってるわよ。神殺しとして、神託がもう伝わってるからね」

「そうか」

そう言えばスノウもそういう事言ってたな。

「今日は遅いからまた明日にしましょ」



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